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5G時代の本格化へ、新たなビジネス拡大を。ーソフトバンク株式会社 2020年3月期 第3四半期 決算説明会レポート

2020年2月7日、ソフトバンク株式会社が2020年3月期 第3四半期 決算説明会を開催。代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮内謙は、連結業績について「すべての事業において順調に成長している」と好調ぶりを語りました。

売上高、営業利益予想を上方修正

まず、連結業績については、売上高3兆6,180億円(前年同期比5%増)、営業利益7,951億円(前年同期比9%増)、純利益4,366億円(前年同期比3%増)と説明。続いて、2019年度の連結業績予想において「スマホ契約数の増加」や「法人ソリューション等の伸び」により、売上高、営業利益予想を上方修正すると述べました。

  • 2018年度実績は、Zホールディングス株式会社(旧ヤフー株式会社)を連結子会社化した影響の遡及修正を実施しています。

Q3累計連結業績

本格的な5G時代に向け、経営資源を5Gへ集中

2020年3月末から本格的に始まる5Gの商用化を見据える中で、実証実験などの多様な取り組みを紹介。今後はさらに経営資源を5Gに集中させるとしました。

本格的な5G時代に向け、経営資源を5Gへ集中

コンシューマ事業の5Gサービスに向けた取り組みとして、スポーツ観戦やゲーム、ライブ体験の事例を紹介。

5Gサービスに向けた取リ組み

5Gサービスに向けた取リ組み

法人事業における5G活用では、工事現場の安全性向上に貢献することを目的としたトンネル工事現場での実証実験を紹介しました。

法人事業における5G活用

また、ソリューション事業が好調であり、今後は企業のデジタルトランスフォーメーションが加速する中で、社会課題の解決に向けたソリューションビジネスを拡大していくと述べました。

社会課題の解決に向けたソリューションビジネスを拡大していく

他社にはまねできない未来を創る「AIテックカンパニー」

ヤフー事業については、ソフトバンクによる子会社化以降利益が回復し、メディア、コマース、あらゆるセグメントで順調と説明。2019年11月に発表されたZホールディングスとLINEの経営統合についても触れ、2社の経営統合によりこれから本格的な「AIテックカンパニー」を目指していくと述べました。

他社にはまねできない未来を創る「AIテックカンパニー」

5Gの商用化で爆発的にビジネスを加速させ、さらなる拡大を目指す

最後に新領域の成長について、特にスマホ決済サービス「PayPay」を宮内は「自分の知る限り、こんなに一気に“ドカン”ときたビジネスはない」と、その好調ぶりをアピール。「今後は通信事業をベースに5Gの商用化で爆発的にビジネスを加速させ、グループ会社とともに新たなビジネスを拡大していきたい」と意気込みを語りました。

資料

プレゼンテーション資料(PDF形式:8.38MB/59ぺージ)

(掲載日:2020年2月7日、更新日:2020年2月10日)
文:ソフトバンクニュース編集部