地球温暖化などの環境問題を引き起こす温室ガスを再生可能エネルギーに転換することで、環境問題と経済成長を同時に変革する取り組みのこと
経済成長を続けながら環境保護を推進
GX(グリーントランスフォーメーション)は、二酸化炭素の排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」や「ネットゼロ」の取り組みにより、脱炭素社会の実現とともに経済社会システム全体を改革することを目指し、世界的に推進されています。
GXが注目されている背景には地球温暖化の深刻化が挙げられ、気候変動による自然災害が多発するなど、環境問題への対策が国際的に急務となっています。温暖化による経済損失も無視できないレベルにまで拡大している状況を受けて、日本では2020年に政府が「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」カーボンニュートラル宣言を表明しました。これにより、脱炭素への取り組み、再生可能エネルギーへの転換は、企業にとって重要な経営課題になりつつあります。環境保護をビジネスの成長の機会と捉え、ビジネスモデルの変革や新規ビジネスの創出により、経済成長と環境保護を両立させることがGXで期待されます。
ソフトバンクでは、2021年5月に「カーボンニュートラル2030宣言」を発表、2022年8月には、新たに自社以外の事業者の排出量(Scope3)も含めた事業活動に関係する全ての温室効果ガスの排出量を2025年までに実質ゼロにする「ネットゼロ」に取り組むことを宣言し、取り組みを進めています。
(掲載日:2022年11月21日)
文:ソフトバンクニュース編集部