HAPSは、High Altitude Platform Stationの略称(読み方:ハップス)。成層圏を長期間飛び続ける無人航空機を通信基地局のように運用し広域エリアに通信サービスを提供するシステムの総称
世界中の人々に高品質な通信を提供し、情報格差がない社会を実現する
HAPSは通信基地局を搭載し高度約20㎞の成層圏で長期間定点旋回させることで、山岳部や離島・発展途上国など、通信ネットワークが整っていない場所や地域に空から広範囲に通信エリアを構築することができる成層圏通信プラットフォームです。衛星と比べて地上との距離が近いため、専用の受信機なしでスマートフォンへ低遅延・高品質な通信を提供することが可能となります。
HAPSを活用することで、世界中の人々が高品質な通信を享受し、情報格差がない世界を実現できます。また、地震や台風など地上に大きな損害が生じる災害の際も、途絶えることなく通信を提供し続けることができ、救助活動や災害復旧、事業継続にも寄与することが期待されます。さらに、山岳部、洋上、高高度の上空など、これまで地上の基地局からでは電波が届きにくかった場所で通信が提供されることで、ドローンやIoT機器などの活用の機会が大きく広がることも期待されています。
HAPSの関連情報
(掲載日:2023年11月28日)
文:ソフトバンクニュース編集部