全国各地で開催される大規模なイベント。一つのエリアに大勢が集まるため、通信量が急激に増加し、電波がつながりにくくなるという課題があります。より快適な通信環境をお客さまに提供するため、ソフトバンクでは定期的に開催される大規模イベント会場での電波対策を強化しています。
今回、一年を通して多くの人が訪れる三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットと、伊勢鉄道・鈴鹿サーキット稲生駅周辺で通信品質向上の対策を実施しました。
スマホで楽しみ方が広がる鈴鹿サーキットに5G技術を導入
鈴鹿サーキットは本格的なレーシングコースとして有名ですが、アトラクション、ホテル、レストランなど、幅広く楽しめるアミューズメント施設としての側面も持ち合わせています。イベント開催期間中は、レースを見ながらスマホで動画を視聴される方の増加や、キャッシュレス決済の普及などの影響から、ネットワーク品質の低下が課題となっていました。
そこで、移動基地局車による一時的な対策ではなく、会場周辺の基地局の通信品質を向上させることで、通常時も混雑時も変わらずに快適な通信サービスをご利用いただけるよう恒久的な対策を実施しています。
4G基地局の増強工事を実施- アンテナの向きや出力を調整することで電波の届く範囲や強度を改善
- Massive MIMO(マッシブマイモ)の活用:多数のアンテナから一人一人の端末に専用の電波を割り当て、一つの基地局に同時に接続できる端末を増やすことで混雑する場所でも安定した通信を提供
- 5G SA(Stand Alone)の導入:5G専用の設備を導入することで、5Gのパフォーマンスをさらに発揮できる環境を構築
快適な通信サービスを提供できているか 。サーキット内や観客席の隅々までチェック
お客さまがスマホなどを利用する際、快適に利用できる状態になっているか、電波を測定する機器を背負い、各基地局から発信される電波の強さ・品質などをチェック。サーキット内や観覧席を隅々まで歩きながらデータを取得するなど、お客さまの体感を重視した細やかな調整を行っています。
鈴鹿サーキットに出掛けた際は、快適になったソフトバンクの通信サービスをぜひ体感してみてください。
電波対策に関する記事
(掲載日:2024年4月4日)
文:ソフトバンクニュース編集部