2024年6月25日、広島県警察とソフトバンクは、増え続ける特殊詐欺の被害を防止することを目的とした防犯特化型のスマホセミナーを開催しました。
スマホ活用を特殊詐欺被害やSNS型投資詐欺被害の防止に
広島県内の特殊詐欺の被害は、2024年5月末までに認知件数は94件、被害額は約1億8,470万円。また、SNS型投資詐欺の認知件数は150件、被害額は約19億5,053万円に上っています。
2023年の特殊詐欺被害は、認知件数が343件(前年比109件増加)、被害額は約8億7,992万円(前年比約1億9,546万円増加)といずれも増加傾向にあり、深刻な状況となっているため、広島県警察は、特殊詐欺被害の防止対策を強化しています。
地域の住民が参加したスマホセミナーでは、防犯を意識してLINEや Google の検索を利用する体験や、広島県警察が提供するスマホアプリ「オトモポリス」のシニア向けの機能紹介などが行われました。広島県警察とソフトバンクをはじめとする通信事業者4社は、特殊詐欺の被害を防止することを目的とした協定を締結しています。今回のセミナーはこの協定に基づき、特殊詐欺における被害者との接触手段に携帯電話が使用される割合が徐々に高くなっている背景を踏まえ実施されたものです。
広島県警察本部 生活安全部 生活安全総務課 土井誠記課長補佐は、特殊詐欺被害が減少する一方、SNS型投資詐欺が増加していることを紹介し、「このスマホセミナーは、受講者が特殊詐欺などの手口や対策を学びながら、自ら防犯意識を高めることができる内容となっている。今後もセミナーを開催し、広報・啓発活動を通じて特殊詐欺被害防止対策を推進していきたい」と述べました。
ソフトバンクのサステナビリティ
今回紹介した内容は「人・情報をつなぎ新しい感動を創出」することで、SDGsの目標「1、3、4、8、9、10、11」の達成と社会課題解決を目指す取り組みの一つです。
(掲載日:2024年7月11日)
文:ソフトバンクニュース編集部