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疑似体験や参加で気づく「見えない壁」。障がいへの理解を深める「ダイバーシティWEEK2025」

「ダイバーシティWEEK2025」で障害などを擬似体験

年齢、性別、性的指向・性自認・性表現、国籍、障がいの有無などにかかわらず、誰もが活躍できる職場づくりに取り組むソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、社員のDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)についての理解促進や意識醸成を目的としたイベント「ダイバーシティWEEK」を毎年開催しています。今年は2月10〜28日にかけて「みんなで創る多様な社会」をテーマに掲げ、障がい、介護、LGBTQに関するセミナーなどを開催し、多くの社員が参加しました。

テーマは「みんなで創る多様な社会」。体験することでより理解を深める

ソフトバンクは、多様な人材が個性や能力を発揮できる機会と環境の整備に取り組んでいます。2020年から毎年開催している「ダイバーシティWEEK」は、さまざまなセミナーや体験会などを通じて、ダイバーシティを考えるきっかけを作るためのイベントです。

6回目となった今回のテーマは「みんなで創る多様な社会」。近年、障がい者の社会参加やバリアフリーの推進がますます注目される中、ソフトバンクは、障がいの有無に関わらず誰もが活躍できる職場づくりを進めています。障がいについて、日常業務の中で配慮すべきポイントを知り、よりインクルーシブな職場環境の実現につなげるため、今回の「ダイバーシティWEEK」では、障がい理解に関するイベントを多く取り入れ、実際に体験しながら学ぶ機会が提供されました。

障がいを実際に体験することで「見えない壁」に気づく

障がいを実際に体験することで「見えない壁」に気づく

障がいについての理解を深めることを目的とした疑似体験イベントには社員58名が参加。実際に車いすを使用した移動体験、白杖(はくじょう)を使っている方へのガイド・ヘルプ体験、難聴の疑似体験、さらには手話教室など、多様なプログラムを通じて、障がいのある方の視点を体感しました。
車いす体験では、小さな段差や傾斜が思いのほか大きな障壁になることを実感。白杖ガイド体験では、視覚に頼らず歩くことの難しさを体験し、適切な声かけやサポートの重要性を学びました。参加者からは、「障がいによる制約や困難さを実際に体験し、障がいのある方がどのようなサポートを望むのかを体感することができた」「サポートするとはどういうことか、どんなことができるのかを改めて考えるきっかけになった」といった感想が。
障がいを「自分ごと」として捉えることで、単なる「支援」ではなく相手が本当に求めているサポートとは何かを考え、インクルーシブな社会の実現に向けた意識を深める時間となりました。

障がいを実際に体験することで「見えない壁」に気づく
障がいを実際に体験することで「見えない壁」に気づく

小島慶子さんが語る「大人の発達障がいのリアル」

当事者が語る「大人の発達障がいのリアル」

元TBSのアナウンサーで、現在はエッセイストやメディアパーソナリティとして活躍する小島慶子さんをお迎えし、発達障がいへの理解を深めるセミナーを開催。小島さんはご自身がADHD(発達障がいの一種)であることを公表されており、その診断を受けた経験や、それが生活や人間関係にどのように影響を与えたかについてお話しいただきました。講演を通じて、発達障がいに対する誤解や偏見を払拭(ふっしょく)する必要性や、共生するための理解と工夫の重要性、そして個々の特性を尊重しあっていくことの大切さをわかりやすく語っていただきました。
参加した社員からは、「みんなが生きやすい社会を実現するために、一人一人がどのような意識を持つべきか考えるきっかけになった」「当事者の体験談を、軽快な語り口で聞くことができてよかった」といった感想が寄せられ、発達障がいへの理解を深める貴重な機会となったようです。

みんなで応援しよう! 日本初開催「東京2025デフリンピック2025」に向けて

2025年11月15〜26日に日本で初開催されるデフリンピックは、世界中のデフ(耳の聞こえない)アスリートが集い、競い合う国際競技大会で、1924年にパリで初めて開催されて以来、100周年の節目を迎えます。ソフトバンクは、東京2025デフリンピックのトータルサポートメンバーとして参画します。

田中選手

自転車競技(ロード)の内定選手でソフトバンク社員の田中航太(左)

大会に向けたキックオフとして開催された本セミナーでは、公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団 デフリンピック準備運営本部 ゲームズ・マネジメント・オフィサー 北島隆さんのデフリンピックにかける思いが語られた講演や、自転車競技(ロード)の内定選手となったソフトバンクの社員の田中航太へのインタビュー、国際手話体験などが行われ、大会への関心と理解が深まる場となりました。

北島隆さん

公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団 デフリンピック準備運営本部 ゲームズ・マネジメント・オフィサー 北島隆さん

手話体験をする社員

手話体験をする社員

他にも、介護と仕事の両立に向けたセミナーや、アートを通じた障がいのイメージ変容の取り組みを学ぶセッション、LGBTQ当事者によるトークイベントなど、幅広いテーマにわたるプログラムが行われました。社員一人一人の置かれている環境や多様なバックグラウンドに寄り添いながら、体験を通じて考える機会を提供することで、「多様な人がそれぞれの強みを生かして働ける」「自分にもできることがある」といった気づきにつながりました。

(掲載日:2025年3月25日)
文:ソフトバンクニュース編集部

ソフトバンクのダイバーシティ推進

ソフトバンクのダイバーシティ推進

ソフトバンクでは、年齢、性別、国籍、障がいの有無などに関わらず、多様な人材が個性や能力を発揮できる機会と環境の整備に取り組んでいます。

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