

データの保管・管理からアクセス権や運用方針に至るまで、自国の法制度に準拠して制御・運用されるクラウドサービス
安全保障や産業競争力の観点で重要性が高まる「データ主権クラウド」
ソブリンクラウドという概念は、国や地域の法律・規制・主権にのっとって、クラウド上のデータ保管・管理を行うだけでなく、アクセス権や運用方針に至るまでを自国の法制度に基づいて制御・運用するクラウドサービスのことです。安全保障や産業競争力の観点から、内閣府が定める特に機密性の高いデータを扱う重要インフラ15分野(例:官公庁、金融、医療、製造など)において、データ主権の重要性が高まっています。
グローバルなクラウドサービスの拡大とともに懸念されているのが、個人情報や機密データが国外の法制度に左右されるリスクです。他国や地域の法令などの影響を排除し、海外のクラウド事業者が外国の法制度に基づいて行うデータ開示要求や監視を回避するため、国内でデータの所在や運用を完結することが求められます。
ソフトバンクは、全国に分散して配備するAIデータセンターやGPU(Graphics Processing Unit)のサービス化などソブリンクラウドの整備を進め、国内技術の自立と高度なデジタル基盤の構築に取り組んでいます。
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(掲載日:2025年8月8日)
文:ソフトバンクニュース編集部






