未来の学びを遊びながら体験する「ならこどもデジタル屋台村」が、7月26日に奈良県で開催されました。ソフトバンクは学問やスポーツ、メンタルサポートなど教育に関するさまざまなソリューションを出展。デジタル技術を活用し「遊び」と「学び」が融合した新しい体験に、たくさんの親子連れと教育関係者でにぎわいました。
AIやロボットなど最先端テクノロジーを遊びながら学ぶ
「ならこどもデジタル屋台村」は、「遊びこそがほんものの学びだ！」をテーマにした体験型イベント。対象は、小学生・中学生・保護者・教育関係者です。会場には、AIやロボットなど最先端テクノロジーに関する子どもたちの無限の好奇心と創造力を刺激する、さまざまな技術とワークショップが体験できるブースが集まりました。「体験」を通じてAIやICTの力を感じられる仕掛けがいっぱい。会場全体が未来の学びを肌で感じる空間となっていました。
ソフトバンクの出展の中で、特に注目を集めた4つの展示をレポートします。
“できた！” を増やして苦手な体育を克服「AIスマートコーチ for スクール」
学校体育の課題解決をサポートするスポーツ支援サービス「AIスマートコーチ for スクール」。野球やバスケットボール、縄跳び、ダンスなど、約20種目に対応し、豊富な「お手本動画」を通じて動きを学べる仕組みです。自分の動きを撮影し、比較して振り返ることで、主体的な学びを促します。実際に縄跳びをして、自分の映像とお手本を比較する子どもたちの姿も見られました。
すでに全国で約2.5万人が利用しており、「けがのリスクが減る」「指導の幅が広がる」といった先生からの声も寄せられています。
体力測定を見える化してやる気をアップ！ 「ALPHA」
「ALPHA（アルファ）」は体力テストを効率化・可視化するツール。特別な機材は不要で、パソコンやタブレットで測定や集計、分析が可能です。先生用の画面では、個人やクラス単位の児童・生徒のデータを一覧で確認ができます。
測定結果はすぐにグラフで表示でき、全国平均との比較や、過去の自身のデータを見比べることでどのくらい変化したかがひと目でわかります。子どもたちからも「自分のレベルや成長がすぐにわかって便利！」との声が。
また、結果を見て児童・生徒が目標を設定することで、個人に最適化されたアドバイスを動画で提案してくれる機能も。「記録を伸ばしたい」とアドバイス動画を見てから再度チャレンジしている子どももいました。
テスト問題の作成をAIがサポート「先生AIアシストLab」
学習教材や画像を読み込ませ、注目ポイントを入力するだけで、選択式や記述式など形式を問わず自由自在に問題や解説を作成できる「先生AIアシストLab」。テストを体験した子どもからは「解説がしっかりしていて分かりやすい」「復習にも使いたい」と好評でした。
保護者や先生からも「テスト問題ってこんなに簡単に作れるの？」と驚きの声が。採点精度も約9割と高く、教育現場での活用が期待されています。
子どものこころと向き合う先生をAIが支える「メンタリ」
「メンタリ」は、子どものこころの悩みに向き合う先生を支援するAIツールです。アンケート分析で悩みを抱えていそうな子どもを見つけ、AIチャットで子どもの悩みの言語化をサポート。先生は「メンタリ」で提案された専門家監修の対応方針を参考に子どもとの対話を進めることができます。「対応に迷うとき、メンタリがあれば子どもたちにさらに寄り添うことができそう」と先生方からも好評でした。
学びを「もっとおもしろく」、運動を「もっとできるかも」に、こころのケアを「もっと話しやすく」。そのほかにも、奈良の観光大使になりきってAIと奈良の魅力を伝えるポスターを作成する「AIワークショップ」、二足歩行ロボットを使ったプログラミング体験を行う「あるくメカトロウィーゴ」、AIでゲームを作る「AIチャレンジ」、衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」などを出展し、たくさんの来場者が体験していました。ソフトバンクのテクノロジー教育への想いが地域の皆さんに届いた一日となりました。
（掲載日：2025年9月4日）
文：ソフトバンクニュース編集部
