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自分らしいキャリアと行動の方向性を描く機会に。通信4社共同で技術職女性社員交流会

2月5日、KDDI高輪本社にある共創拠点「TSUNAGU BASE」で、NTT株式会社、KDDI株式会社、楽天モバイル株式会社、ソフトバンク株式会社の通信4社による技術職女性社員の合同交流会が開催されました。技術職の女性社員たちが抱える技術職特有の課題を共有・解消し、キャリア形成を後押しすることを目的とした取り組みです。

会社や立場の枠に留まらない。通信業界をけん引する女性技術者のための交流会

ソフトバンクは、管理職の女性比率を2030年度までに15%、2035年度までに20%とする目標を設定しています。一方で、技術部門における女性比率は依然として高くありません。身近に将来のキャリアをイメージできるロールモデルがいないことや、悩みを共有・相談できる同性の同僚が少ないことに加え、24時間365日の運用体制や夜間対応など、現場特有の働き方がキャリア形成に影響する側面もあります。こうした課題は、ソフトバンクに限らず、通信業界全体が直面している共通の課題と言われています。 

今回の交流会は、技術職の女性社員たちが日々の業務で直面する課題や経験を共有し合える場を作りたい、という各社共通の強い思いから実現しました。他社の仲間の思いに触れることで、「自分だけではない」という気づきや新たな視点を得て、明日からの自分らしいキャリアに向けた具体的な「次の一歩」を踏み出すきっかけになることを目的としています。

参加したのは技術職女性社員39名。パネルディスカッションでは、NTTドコモの比嘉玲華さん、KDDIの南江美さん、楽天モバイルの白幡加代子さん、ソフトバンクの岡さくらの4名が各社を代表して登壇。これまでのキャリアパスやリーダーシップに対する考え方の変化などについて話しました。

岡は、不妊治療や育児との両立に悩み、「周囲に迷惑をかけているのではないか」という申し訳なさから挫けそうになった経験を共有。その後、上司との1on1で自らの状況や価値観を言葉にし、夜勤免除などの働き方について相談したことで理解を得られたといいます。「自分の状況を誠実に伝えることが、誰もが働きやすい環境を自ら創る第一歩になる」という岡の言葉に、多くの参加者が深く頷いていました。

比嘉さんは、出産後の葛藤について次のように語りました。 「子どもには好きなことをやって輝いてほしいと思っているのに、自分は『今日も仕事か』という気持ちで朝を迎えていました。その矛盾がすごく悔しかったんです」 一時は「子どもがいるから仕事ができない」と感じたこともあったものの、「母になったからこそキャリアを諦めたくない」と思考を転換。キャリアと向き合うためにキャリアコンサルタント資格の取得に挑戦したといいます。

続いて、技術職女性がどのようなリーダーシップを築くべきかというテーマに。南さんは「バリバリと前に立って引っ張るタイプだけがリーダーではないと思っています」と前置きし、自分はメンバーの強みを生かし、支える “サーバント型” のリーダーシップを意識してると語りました。管理職への打診を受けた当初は不安もあったとしながらも、経験を重ねる中で自分に合ったやり方を模索してきたと言います。

この話を受け、かつて管理職への打診を一度断った経験を持つ比嘉さんも、「『リーダー=組織をけん引する強い人』という固定観念がありましたが、実際にやってみると、自分らしいやり方でもいいと分かりました」と同調。こうしたリーダーたちの率直な葛藤は、将来に不安を感じている参加者にとって大きな励ましとなったようです。

「キャリアの転機」と自分らしい「リーダーシップ」の形

ディスカッションの中盤では、話題は実践的な「技術スキルの磨き方」と「生活とのバランス」へと移りました。

白幡さんは「自分の業務を一回り大きな視点で見ることを意識しています。自分の仕事がほかにどんな影響を与えているのかを考えることで、理解を広げようという気持ちになります」と語りました。また、テキストを常にバッグに入れて、少し時間があれば開くようにしているという学習を習慣化する工夫についても触れました。

最後のテーマは「仕事・家庭・自分らしさのバランス」。

南さんは、「平日は仕事に集中し、週末はリフレッシュする」と意識的に切り替えていると話しました。週末はあえて予定を入れて、仕事のことを考えない時間をつくり、平日に予定がある場合も、早めに周囲へ共有して調整しているそうです。
岡も、「自分の状況や価値観を言葉にして周囲に伝えることが大切」と述べ、上司やチームと丁寧に対話を重ね、お互いの状況を尊重し合える関係性を築くことこそが、仕事と私生活のバランスを保つ鍵になるとアドバイスしました。

後半のグループワークでは、「パネルディスカッションを聞いて感じたこと」「自身のキャリアの悩み」を付箋に書き出し、グループ内で共有しました。パネル中に取ったメモを見返しながら意見を交わす様子や、互いに共感し合う声が各テーブルから聞こえてきました。最後には「本日の振り返りとネクストアクション」をシートに記入し、全体で共有。参加者からは、ライフステージとキャリアの両立について具体的に議論できたことや、職種特有の課題を共有できたことが学びになったとの声が寄せられ、会社や立場を越えた対話の広がりが感じられる一日となりました。

ソフトバンクのダイバーシティ推進

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(掲載日:2026年2月27日)
文:ソフトバンクニュース編集部