企業向けに提供されているLINE WORKSと、プライベートで皆さんになじみ深いLINEは、何がどう違うのでしょうか?今回は、LINE WORKSとLINEの違いや、LINEにはないLINE WORKSの便利な機能について紹介したいと思います。
LINE WORKSはビジネス版LINEとして、LINEを踏襲したユーザインターフェースに加えて、ノート機能や、誰がメッセージを読んだのかが分かる既読確認機能など、ビジネスで利用するための便利な機能を多く備えています。
LINE WORKSに関する資料
LINE WORKSとは、法人向けのコミュニケーションツールとして、LINEと同じようなトーク機能を始め、独自の音声・ビデオ通話(※PC版のグループ通話機能はベータ版での提供)などが利用できます。「なぜLINE WORKSを使う必要があるの?」「LINEとどう違うの?」などと考えがちですが、LINE WORKSは、LINEとは別のアプリです。
LINE WORKSはコミュニケーション基盤として、主に企業内での情報共有に利用します。例えば、100ID購入した場合、その100ユーザの中での情報共有に利用するので、管理者の許可がないユーザとのトークや音声通話は行えません。LINE WORKSでLINEユーザと連絡を取りたい場合は、管理者が外部トーク連携機能を有効にすることで、セキュリティが担保されたクラウド環境で、取引先など外部のLINEユーザとトークができるようになります。住宅メーカの営業担当など接客を伴う職種などでは、外部トーク連携を許可し、営業ツールとして利用することが多いです。
LINEは、個人のデバイスに登録されている電話番号と紐づき、友達追加されます。無料でトークや通話をすることができる日本のコミュニケーションインフラとして定着している誰とでも簡単に繋がることができる便利なコミュニケーションアプリです。
一方、LINE WORKSは、ビジネスに特化したチャットツールのため、管理者が発行したIDとパスワードを入力してから利用スタートとなります。
LINE WORKSは、管理者によってログの管理ができるため、やり取りに問題が発生した場合は、過去に遡り確認することができます。また、ビジネスでも安心して利用できるように、安全性の高いログインパスワード設定や送信するファイル形式の制限を設けるなど、管理者がセキュリティ設定を一括管理することができます。
デフォルトで設定されている管理者権限は、最高管理者、副管理者、IT管理者、人事管理者の4種類があり、それぞれのアクセス出来るメニューが異なります。
ホーム・アンケート機能
トークや通話以外にも、ホーム(掲示板)機能で、LINE WORKSユーザ全体に情報を周知することができます。アンケート機能も、利用シーンを想定したテンプレートが複数用意されています。また、LINE WORKSの場合、複数人でトークする際、既読の人数だけでなく、誰が既読しているのかも確認することができるため、安否確認などにも利用できるので便利です。
シャドーIT対策
LINE WORKSを導入する理由の一つとして、シャドーIT対策があります。シャドーITとは、企業が提供していないデバイスやクラウドサービスを、従業員が無断で業務に利用することを指します。
業務でLINEを使っている場合、機密情報を誤って友人に送ってしまう、また、プライベート用のデバイスを紛失して情報漏えいにつながる、などのリスクがあります。LINE WORKSでは、管理者がユーザを制限したりログの確認ができるため、情報漏えいなどのリスクを軽減することが可能です。
東急百貨店では、シャドーITの観点からLINE WORKSを導入しています。
参考:【導入事例】株式会社東急百貨店 - LINE WORKS
リモートコントロール
スマートフォンやPCなどデバイスを紛失した場合、管理者が遠隔操作でLINE WORKSのアカウントを停止できるので、LINE WORKS内の機密情報も保護されます。
トーク機能
メールと電話のやり取りはスピーディなやり取りが難しく、取引先とのコミュニケーションが円滑に進まない場合があります。しかし、日頃から使い慣れたLINEと似ているLINE WORKSを利用すると、素早くコミュニケーションを取ることができ業務効率アップが期待できます。
株式会社ヒノキヤグループではLINE WORKS導入により、注文住宅を検討している顧客の連絡先を2倍取得しやすくなり、その後のやり取りの量も3倍に増えました。
参考:株式会社ヒノキヤグループ 様 | LINE WORKS導入事例 | ソフトバンク
ノート機能
ノートは、チーム・グループトークルームで利用できる機能です。
投稿を他のチーム・グループのノートまたはホーム(掲示板)に共有できるので、案件管理、ノウハウや情報の共有に向いています。太字やアンダーバーを使用できるため、より分かりやすく共有することができます。また、長期保存も可能です。
休日出勤のシフト管理
ノートを利用して出勤可否を入力するようにすれば、誰が出勤可能か一目で分かります。トークで行うと、やり取りが進むたびに遡って確認をする必要があるため、ノートが適しています。
日々の業務報告
トラックの運転手を例にあげると、業務報告する際、作業経過を書き込み共有することができます。後日見直す際もノート一覧からすぐに確認することができます。
LINE WORKSを利用することで、リスクの軽減と業務効率化を一度に行うことができます。「個人のLINEとは分けて、仕事やプロジェクトの連絡を取りたい」「会社で管理出来ない個人のLINEで、顧客のLINEと連絡を取っていないか不安」といった悩みを解決できるツールです。
ソフトバンクでは、LINE WORKSを無料で始められるフリープランをWebから申し込むことができます。 ぜひチェックしてみましょう。
LINE WORKSに関する資料
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