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こんにちは!
ソフトバンクの法人事業統括でエンジニアをしている澤野と申します。
この記事は、ソフトバンク Advent Calendar 2022 の 15日目の記事になります
今回は、国内で9,200万人(2022年3月時点)が利用するLINEアプリやLINE Payに比べて、認知度が低く、ネット上でほとんど情報が無いLINE eKYCの開発のお話です。
LINE eKYCって何だろう?からスタートして実際に開発にチャンレジしたところまでのお話を書きます。
顔写真と本人確認書類の類似度が一定以下の場合の例。
不備があった場合、不備の内容を自動でフィードバックしてくれる。
■LINE eKYCとは?
LINE eKYCは、LINEアプリ上で、オンライン本人確認(eKYC)を行うAIソリューションです。
■メリット・特徴
LINE eKYCには様々なメリットがあります。私が、個人的につけたメリットの順位が以下です!
■2種類のモデル
LINE eKYCには、ニーズにより次の2種類のモデル(2種類のアーキテクチャ)があります。
今回は、UIモデルの開発が対象です。(APIモデルについては別の機会に!)
■開発の範囲
開発の範囲として、「最低限」、次の開発・設定が必要となります。
言語はPython、フレームワークはFlaskを採用
Flaskの特徴は?
テスト環境のサーバー、DBはAlibaba Cloudで構築。
我々のチームではAlibaba Cloud経験者が多く、全員Alibaba Cloudのアカウントを持っているというのが大きな理由。
次のクラウドリソースを用いてテスト環境を構築。
●Alibaba Cloud Function Compute
●マネージドサービスDB (ApsaraDB RDS for PostgreSQL)
FC(Function Cmpute)はサーバレスと呼ばれる種類のアーキテクチャです。CI/CDでは通常k8sなどコンテナを利用することが多いですが、テスト的に利用するにはサーバーレスのサービスでも十分です。アクセスした分だけの支払負担なのでコストも非常に安いです。
ちなみに、本番環境は、CNAP(※)というソフトバンクが提供するクラウド環境でコンテナ(k8s)構成を予定していました。
※CNAP(Cloud Native Application Platform)
eKYCのような複雑なオンライン本人確認システムも、LINE eKYCを使えば、比較的簡単に作れちゃいます!
LINE eKYCは、性能が良く、機能も豊富。さらに、使い慣れた公式アカウントから実行できる有望なソリューションです!
この記事が、LINEアプリ開発、eKYC開発のきっかけになりましたら幸いです☆彡
明日は、ソフトバンク Advent Calendar 2022 の 16日目です。小野さんよろしくお願いします。
LINE eKYCって何だ?~その実力と開発チップスについて~ (SlideShare)
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