現役東大生がソフトバンク竹芝本社に集まってハッカソン!?「UGIP」イベントを追ってみた!!(イベント本番編)

2023年12月3日掲載

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みなさんこんにちは、AI戦略室の馬田です。

早いもので2023年もあと1ヶ月ですね。12月といえばアドベントカレンダー!ということで、この記事はソフトバンク アドベントカレンダー 2023の3日目の記事となります。読者の皆様、今年のアドベントカレンダーも楽しんでいただけていますでしょうか?

さて、3日目の今日は、50名もの東大生がソフトバンクの竹芝本社に集結して開催されたアイデアソン「UGIP・夏のプレイベント」のレポートをお届けします!

本日公開の前編では8月に開催されたイベントの様子を、12月6日公開予定の後編では上位入賞者特典の様子を特集します。

目次

UGIPとBeyond AI研究推進機構について

さて、イベントの様子をお届けする前に、まずはこのイベント名の頭についてる「UGIP」とは何かを説明させてください。

「UGIP」とは国立大学法人東京大学(以下、東京大学と表記)が主催するUTokyo Global Internship Program(東京大学グローバル・インターンシップ・プログラム)のことです。世界で活躍できるグローバル人材の育成のため、ビジネスの最前線を体感できるプログラムであり、ソフトバンクをはじめとした受入先企業にてインターンシップ生を受け入れ、東京大学のグローバル化に貢献することを狙いとして実施しています。

今回ご紹介する夏のイベントは、最後にご紹介する冬の本イベントに向けた「プレイベント」でした。上位の3チームには、(海外ではないものの)国内拠点として愛知県にあるスタートアップ支援施設「Station AI」の視察旅行やAmazonギフト券などが上位入賞者特典として用意されていました。

ここで、なぜソフトバンクがそんなことをしているの?と気になる方もいらっしゃるかと思いますので、ソフトバンクと東京大学をつなぐ「Beyond AI研究推進機構」についても少しだけご紹介をさせてください。

ソフトバンクと東京大学は2020年5月、世界最高レベルの人と知が集まる研究拠点として「Beyond AI研究推進機構」を立ち上げました。

この「Beyond AI 研究推進機構」では、AIの基盤技術研究とその他の学術領域との融合による新たな学術分野の創出や、社会課題・産業課題へのAIの活用を目指して、さまざまなテーマでの研究を推進しています。

これらの研究の成果は現在、ジョイントベンチャーの設立などによっていち早く社会実装・事業化されており、さらなるAI研究の発展とよりよい社会の実現に貢献しています。

ソフトバンクでは、このBeyond AI事業の取り組みの一環として、東京大学の学生を対象に次世代のAI(人工知能)人材の育成を目的とした教育プログラムも提供しています。

その中でも目玉となるのが、このブログの題名にもあるUGIPのイベントなのです!

夏のプレイベントは、ChatGPT活用アイデアソン

今回のアイデアソンは8月7日(月)~10日(木)の4日間で行われました。

アイデアソンのテーマは

教育のありかたをアップデート!ChatGPT活用アイデアソン 

〜ChatGPTの性能を最大限に引き出し、人の心を動かすサービスアイデアを考えよう!~

と、昨今大変話題の「ChatGPT」× ソフトバンクのAI戦略室でも注力している分野の一つである「教育」をかけあわせた内容でした。

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ソフトバンクが提供している教育プロダクト「Axross Recipe」の開発チームには、参加した学生全員へのAxross Recipeのアカウント配布など強力なバックアップをしてもらいました。

また、初日に行われた「ChatGPT入門研修」や「アイデア創出ワークショップ」、教育業界の現状課題と生成AIの活用取り組み状況を学ぶことができる「特別講演」なども「Axross Recipe」のチームに提供してもらいました。

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参加したおよそ50名の現役東大生は、Zoom上でも集中して説明を聞いており、研修後のチームアップでは、最大3名という制約の中で気が合いそうなチームメイトを探して闊達に自己アピールを繰り広げていました

そうして17組のチームが結成され、組みあがったチーム内で企画アイデアの検討が始まりました。

ここから4日目のプレゼン大会に向けて、中2日間でアイデアをブラッシュアップしていきます。

アイデアのブラッシュアップ会は筆者もメンターを務めさせていただいたのですが、10個以上用意していた枠がほぼ全て埋まるほど、熱心に壁打ちに取り組んでいただきました。

そして迎えたプレゼン大会当日!

そして迎えた4日目の発表当日、緊張した面持ちの東大生がぞくぞくと竹芝本社に集まってきます。しかし流石は東大生、いざプレゼンの出番となると、その緊張をものともせずに「1チーム3分」というとても短い時間で、チームのアイデアをわかりやすく簡潔に発表していきます。

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当日の様子はYouTubeにも掲載されています!

ぜひこちらのリンクから、東大生のプレゼンテーションをご覧ください。

そして緊張の結果発表!かなりの接戦となりましたが、以下の3チームが名古屋への切符を手にしました。

表彰式の笑顔もとても印象的でした!

1位

「Cha-Chat」

 

2位

「とも3」
〜ともに学び、ともに成長する、とも達AI〜

3位

「Teach Me」

 

授業準備に追われる教員の方々を支援するための授業準備支援サービス子供一人の家庭学習でアクティブラーニングを実践するサービス自らの説明力/プレゼン力/想像力を伸ばすサービス

平原 寛太郎 さん

會田 直樹 さん

岸 空夏 さん

岩田 歩さん

早崎 勇輝さん

平田 裕也さん

渋谷 竜響さん

髙木 俊輔さん

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上位3チームの学生さんにインタビューをした記事がAxross Recipeのサイトに公開されています。こちらもぜひご覧ください!

第1位「Cha-Chat

第2位「とも3

第3位「Teach Me

 

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後編(上位入賞者旅行編)へつづく!

上位入賞者の視察旅行の様子を、12/6に公開した別記事にて紹介しております!

こちらもぜひご覧ください!!

東京大学の方を対象とした、冬の本イベント

さて、今回の夏のイベントは国内視察が特典の「プレイベント」でした。

そして、この度冬に行われる「本イベント」も告知が始まっています!今年も海外インターンを上位入賞者特典として、ハッカソンを行う予定です。

テーマは「AIを活用した未来のライフスタイルを考えよう!

夏のプレイベントでは4日間でアイデアをブラッシュアップするアイデアソンでしたが、こちらは1ヵ月間かけてプロトタイプまでを実際に作ってもらうハッカソンで、最終プレゼンは英語にて行っていただく予定となっています。

インターンシップをかけたハッカソンは東京大学所属の学部学生と修士課程の大学院学生に限りますが、それまでの勉強会は東京大学所属の全ての学生・教職員の方にご参加いただけます。

12月6日に本郷キャンパスとオンライン(Zoom)にて説明会を行いますので、これを読んでいる東大生及び東京大学教職員の皆さまはぜひご参加いただけますと嬉しいです。

  2023年12月6日水曜日18:45~
  「AIを活用した未来のライフスタイルを考えよう!」勉強会・データハッカソン 説明会
  会場:東京大学 本郷キャンパス 医学図書館 333講義室 + オンライン(Zoom)
  対象:東京大学所属の全ての学生・教職員の方

夏のイベントでは短期間ながらとてもいいアイデアがたくさん発表されていました。

冬のイベントではどのようなソリューション・プロダクトが出てくるのか、今から待ち遠しいです!

本記事は以上です。

ソフトバンク アドベントカレンダー 2023 は、4日目にバトンを渡します。お楽しみに!

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