RPAの推進・開発を進める上での悩みをユーザどうしで共有し解決する「ユーザコミュニティ」

RPAの推進・開発を進める上での悩みをユーザどうしで共有し解決する「ユーザコミュニティ」 (2021年11月2日掲載)

RPAを導入しルーチンワークの自動化を進めているものの「効果が見えない」「自動化案が現場から挙がらない」「ロボット開発がうまくいかない」などの悩みを抱えている人が多いようです。また、導入を検討している人にとっても導入後のRPA推進・開発の不安から、なかなか導入に踏み切れないケースも散見されます。 今回は、こうしたRPAの導入後の悩みや課題をユーザどうしで解決する場を提供しているRPAテクノロジーズ株式会社の小山 拓也 氏に同社が進める具体的な取り組みについてお話を伺いました。

目次

お話を伺った方

小山 拓也 氏

RPAテクノロジーズ株式会社
カスタマーインスパイア事業部
カスタマーオンボーディンググループ リーダー

「ユーザコミュニティ」を通じてRPA運用のノウハウを共有し、悩みを解決

「我々が用意しているユーザコミュニティとは、ユーザがRPAの知識やノウハウを共有したり、RPAに関する悩みや課題をユーザどうしで解決する場です。RPAの推進・開発をしていく上で大事なことは、業務の中でいかにロボットを生かすかという点です。しかし、社内にノウハウがない、推進・開発をしていく上での悩みを相談できる人がいないというお客さまからの声がありました。そこで、会社という枠を飛び越えてノウハウを共有し、ユーザが抱える悩みを解決する場が必要だと考え、2018年からユーザコミュニティを活用した取り組みを開始しました」(小山氏)

「ユーザコミュニティ」を活用した5つの取り組み

RPAは導入して終わりではなく、ロボットを開発し効果を可視化していかなければいけません。その際、推進担当者・開発担当者の両方の観点からの支援が重要だと考える同社は、5つに分けてユーザコミュニティの活動を行っています。具体的な内容について小山氏は次のように説明します。

① 推進担当者向けイベント:BizRobo! CAMP!!

「推進担当者向けのオンラインイベントが 『BizRobo! CAMP!!』 です。RPAを導入し、すでに何万時間、何千時間削減といった導入効果が出ているユーザにご登壇いただき、実際に経験した失敗談や成功談に基づいたノウハウを他ユーザに展開していただくイベントです。あわせて、参加されているユーザからの質問を受け付けその場でトークセッションを行い質問に回答していきます」(小山氏)

② 推進担当者向けイベント:BizRobo! MeetUp!!

「今年からはじめたもう一つの推進担当者向けのイベントが『BizRobo! MeetUp!!』です。先ほどご説明した『BizRobo! CAMP!!』でご登壇いただいたユーザからインプットした事例をただ単に自社に持ち帰ってアウトプットするのではなく、推進する上での問題をオンライン上のグループワークでアウトプットしながら解いていこうというイベントです。 9月に開催した第1回では『プロジェクト計画』というテーマで、弊社が用意した推進課題を解いていただき、自社の課題やRPAの推進状況をユーザどうしで共有しながらどのように解決していくのがよいのかを話し合っていただきました」(小山氏)

③ 開発担当者向けイベント:BizRobo! CAMPUS!!

「『BizRobo! CAMPUS!!』は開発担当者向けのオンラインイベントです。講師がテーマに沿った講義を行い、グループ演習、解説、振り返りを行います。グループ演習の際は、5名ほどのグループを作り講義の中で出されたお題に対してグループワークでテーマにまつわる演習問題に取り組みます。こうしてインプット・アウトプットを繰り返し、開発者のスキルアップを目指しています」(小山氏)

④ 開発担当者向けSNS:BizRobo! LAND Community

「ユーザが相互にFAQや情報のやり取りができるSNSです。RPAを使っていく上で開発・推進上不明な点が出てきたら手を挙げてヘルプという形でユーザに質問を投げかけます。その質問に対して他ユーザが回答する形で問題を解決していきます。SNSなので気軽に疑問を投稿・回答ができ、課題を解決するスピードが格段に早くなります」(小山氏)

⑤ 開発担当者向けロボットの共有:ROBOT-HUB

「自分が作ったロボットや会社で作ったロボットをアップロードし、他ユーザがダウンロードすることで、相互にロボットをシェアできるプラットフォームです。ある会社で行っている業務をほかの会社でも同じように行っていたり、同じシステムやアプリケーションを使っているので、ロボットをシェアすることで誰かの役に立つというコンセプトでやっています」(小山氏)

①から③のオンラインイベントは月1回の頻度で開催し、SNSやロボットの共有はいつでも利用できる状態にあります。ユーザからは「直面している課題を乗り越えた方々の話を聞くことができて貴重な時間となりました」「ロボット開発で悩んでいたのですが、相談に乗っていただき解決することができました」という声が挙がり好評を得ていると小山氏は語ります。

「ユーザコミュニティ」のメリット

小山氏はユーザコミュニティのメリットについて語ります。

「ユーザコミュニティの活用は、自社だけでは突破することが難しい課題を解決できるだけでなく、他ユーザのノウハウや悩みを知ることで自社にも同じような課題があるのではないかと気付くことができるメリットがあります。また、他ユーザの置かれた状況を知ることで自社の推進・開発状況の理解を深めることもできます。今後はよりローカル、いわゆる業界・業種ごとの課題であったり、地域に根付いたようなコミュニティ組成に力を入れていき、ユーザが抱えている深いニーズや課題に応えていきたいです」(小山氏)

ソフトバンクのRPAソリューション「SynchRoid」のユーザも利用可能

RPA導入後の悩みを抱えている人はもちろん、導入を検討している人にとってもユーザコミュニティを活用した取り組みは、RPAの推進・開発を進める上で有効だとご理解いただけたのではないでしょうか。今回小山氏にご説明いただいたユーザコミュニティは、同社が提供するRPAソリューション「BizRobo!」のユーザを対象としたものです。ソフトバンクでは、「BizRobo!」に独自のサービスをパッケージしたOEM製品「SynchRoid」を提供しており、当製品のユーザもユーザコミュニティを無料でご利用いただけます。
RPAの導入をご検討されている場合は、一度「SynchRoid」の特長や価格・サービス内容をご確認してみてはいかがでしょうか。

(文:金子)