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【Society 5.0】~1分で分かるキーワード #62

【Society 5.0】~1分で分かるキーワード #62

現在の情報社会が抱える課題を先端技術を駆使して解決し、人々の暮らしをより安心安全で豊かなものにしようとする、日本が目指す未来社会のコンセプト

情報社会に続く未来社会の姿

Society 5.0(ソサエティ5.0)は、人類がこれまで歩んできた社会を、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)と定義した場合、情報社会に続く第5の新たな社会とされ、日本が目指すべき未来社会の姿として、2016年に政府の第5期科学技術基本計画において初めて提唱されました。

現在の情報社会(Society 4.0)が抱えるさまざまな課題を、IoT、ビッグデータ、AI、ロボットなどの先端技術を駆使して解決しようというのがSociety 5.0です。例えば、Society 4.0では通信技術の発達により、膨大な情報が世の中にあふれるようになりました。しかし、そこから必要な情報にたどり着いたり使いこなしたりするには、人の活用能力が必須であり、情報を処理する人的リソースにも限りがあります。Society 5.0では社会の中のさまざまなものがインターネットとつながるIoTがさらに進み、人が処理しきれないビッグデータをAIが瞬時に分析し、必要な情報を人が活用できるようになります。また、IoTのセンサーが集めたデータや5G、AIの活用で車の自動運転や作業用ロボットの実用化が進み、年齢や障がいなどによって行動範囲や労働に制限があった人の可能性が広がるなど、先端技術をあらゆる産業に取り入れることで人々の暮らしがより豊かになることを目指しています。

ソフトバンクは自治体や大学などと連携し、地域の課題解決や先端技術の社会実装に向けた研究を進めるなど、Society 5.0の実現に向けて取り組んでいます。

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(掲載日:2022年11月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部