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世界をつなげる「HAPSエコシステム」のさらなる発展に向け、10カ国・32の企業・団体が初の対面による会合を開催

世界をつなげる「HAPSエコシステム」のさらなる発展を目指し、初の対面によるHAPSアライアンスメンバー会合を開催。世界10カ国・32の企業・団体が集結

成層圏から通信ネットワークを提供するプラットフォーム「HAPS(High Altitude Platform Station)」事業に取り組んでいるソフトバンク株式会社とその子会社HAPSモバイル株式会社は、通信やテクノロジー、航空、宇宙航空、政府、公共、教育機関などが加盟する業界団体「HAPSアライアンス」の設立メンバー。HAPSアライアンスは、HAPSを活用して「世界をつなげる」という共通のビジョンの下、規制当局や標準化団体と協力してHAPSエコシステムの構築を行っています。2020年4月にアライアンスが設立されて以来、現在では、50以上の企業・団体が加盟しています。

2020年の設立後、パンデミックや渡航制限により、オンラインでアライアンスメンバー間の交流を深めてきました。今回は、2022年11月30日と12月1日に、HAPSアライアンスメンバー企業である米インテルサット社のオフィスで、初めての対面によるHAPSアライアンスメンバー会合を開催しました。また、現地に足を運べなかったメンバーは、オンラインで参加し、現地参加と併せて、北米や欧州、中近東、アジアなど世界10カ国・32の企業と団体から70名以上が参加しました。

HAPSアライアンス会長のKen Riordanは、開会のあいさつで、「われわれが目指す先と技術の進歩を考えると、HAPSアライアンスは本当に良い方向に進んでいます。2023年、われわれは目標に到達するためにこの勢いを続け、HAPS技術がインターネットに未接続である世界中の人々をつなぐことができるようにする必要があります」と述べました。

2日間にわたり、HAPSアライアンスメンバーは2023年の目標について議論、各ワーキンググループセッションの実施、新旧アライアンスメンバーによるプレゼンテーション、リーダーシップにおける議論が交わされました。

ワーキンググループセッションの実施

その他、HAPSアライアンスの3つのワーキンググループ(電気通信関連のワーキンググループ(TWG)、航空関連のワーキンググループ(AWG)、マーケティングコミュニケーション関連のワーキンググループ(MCWG))は、それぞれの計画について述べ、TWGのホワイトペーパー「Guidelines for Payload Operation in the Stratosphere」やAWGのホワイトペーパー「HAPS Operation Using Attended Autonomous Fleet Systems」など、2022年の成果を紹介しました。また、MCWGは、世界的なイベントなどで、HAPSの基本的な概要やHAPSアライアンスの活動内容が記載された資料が広く活用されていることについて言及しました。

次回のイベントは、2023年3月1日にスペインのバルセロナで開催されるMobile World Congress 2023でのパネルディスカッションを予定しています。HAPSアライアンスのイベントに関する情報は、こちらよりご覧ください。

世界をつなげる、HAPSアライアンス
世界をつなげる、HAPSアライアンス

HAPSアライアンスのミッションは、成層圏に位置する通信プラットフォーム(HAPS)を利用することで、デジタルデバイドを解消し、世界中のより多くの人、場所、モノに接続性をもたらすこと。HAPS技術を推進するために2020年に設立され、現在では通信、技術、航空、航空宇宙の分野で世界的に有名な企業が参加しています。

HAPSアライアンスの
活動内容や
参加方法を確認する
(英語版のみ)

(掲載日:2022年12月27日)
文:ソフトバンクニュース編集部