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AIとの共存を支える次世代社会インフラの実現へ -ソフトバンク株式会社 第37回定時株主総会レポート

ソフトバンク株式会社株主総会

2023年6月20日、ソフトバンク株式会社 第37回定時株主総会が開催されました。本年も、オンラインで出席や議決権行使、質問などができる株主専用ウェブサイトを活用し、希望する株主は会場で参加できるハイブリッド型で開催。代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川潤一が議長を務め、事業概要の説明と質疑応答、4つの議案についての決議が行われました。

AIとの共存を支える次世代社会インフラの実現へ - ソフトバンク株式会社 第37回定時株主総会レポート

ソフトバンクが目指す次世代社会インフラ

ソフトバンクが目指す次世代社会インフラ

「今年は多くの株主さまを会場でお迎えすることができ、大変うれしく思います」とあいさつした宮川は、2022年度の業績などを動画で紹介。議案説明の後、ソフトバンクのさらなる成長へ向けた取り組みについて説明しました。

未来社会を実現するインフラへ

5月の決算説明会で掲げた「未来社会を実現する次世代社会インフラを2030年度に向けて構築する」とした長期ビジョンに触れ、「ソフトバンクはこれまで、人と人、人とインターネットをつなぐコミュニケーションを中心としたインフラを提供してきた。これからは間違いなくAIが時代の中心になる」とし、今世界中で加速している生成AIの活用を身近な例を挙げて紹介しました。

AIに指示するだけで、様々なものが生成

さらに、AI同士が対話を繰り返すことで、1つのAIでは見つけられなかった答えを自律的に導き出せる新たなAIが登場していることも紹介し、自律したAIがさらにつながり合うことで、社会がより発展していくという考えを示しました。

AIが自律的に強調する社会

急増するデータ処理や電力の需要に分散型AIデータセンターで対応

AIが加速的に進化する社会を支えるために、急増するデータ処理やデータ処理に必要な電力の需要に対応できる次世代社会インフラの構築が必要とした上で、ソフトバンクが目指す次世代社会インフラでは、データの処理や消費電力を地方に分散させていくと説明。

インフラの構造的課題を根本的に解決

大きな計算能力を持つデータセンター「Core Brain」を国内4都市に、地域には「Regional Brain」と呼ばれる計算基盤を有したセンターを分散配置。グリーンエネルギーも調達できるような分散型AIデータセンターを構築する構想です。

分散型AIデータセンター

AIを搭載した基地局同士が会話してネットワークを最適化

さらに宮川は、分散型AIデータセンターの計算基盤に、先月協業を発表したNVIDIA、Armとの最先端スーパーチップを導入することを明示し、これを使って実現したいものとして「AI-RAN」を挙げました。

NVIDIA、ソフトバンクの生成AIと5G/6G向け次世代データセンターでのGrace Hopper Superchip 活用に向けソフトバンクと協業(2023年5月29日 ソフトバンク株式会社プレスリリース)

「次世代のモバイルネットワークの技術『AI-RAN』を用いることで、基地局同士が会話しながら混雑するエリアへ電波を集中させることが可能になる。通常のモバイルネットワークで発生する、利用者が極端に過密状態になると同じ基地局内のユーザ同士がつながりにくくなる『パケ詰まり』の軽減につながる」とし、具体的な活用方法を説明しました。

現在のモバイルネットワーク
AI - RAN

宮川は「あらゆる産業がAIによって変革、再定義されていく、DXを超えたAIトランスフォーメーションの幕開けがついにやってきた。ロボットや自動運転、そしてドローンなどが普及したAIとの共存を支える次世代社会インフラの実現を目指していく」と決意を表明しました。

AI共存社会を支える次世代社会インフラを構築

中長期的な成長と株主還元の両方を重視

今後について、引き続き中長期的な成長と株主還元の両方を実施していく方針を改めて説明。2025年度の連結純利益における最高益の実現と、株主への配当金も成長とのバランスを見ながら高水準の還元を維持することを目指す、と説明しました。

中長期的な成長と株主還元の両方を重視

最後に、決議議案「定款一部変更の件」「取締役11名選任の件」「監査役3名選任の件」「補欠監査役1名選任の件」については、いずれも賛成多数で決議され、閉会となりました。

第37回定時株主総会についてはこちらからご覧いただけます。

動画 動画配信
決議内容・資料 第37回定時株主総会

(掲載日:2023年6月19日、更新日:2023年6月21日)
文:ソフトバンクニュース編集部