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【グリーンカーボン】~1分で分かるキーワード #104

【グリーンカーボン】~1分で分かるキーワード #102

森林など陸上に生息する植物に吸収、蓄積された炭素のこと

地球温暖化の対策に大きな役割を果たす陸上の植物

植物は光合成により大気中の二酸化炭素を取り込み、酸素を放出しながら炭素を蓄えて成長しています。植物が吸収、蓄積した炭素を「グリーンカーボン」と言い、森林や草原、熱帯雨林など陸地全体に分布している植物を「グリーンカーボン生態系」と呼びます。これらの生態系は、大気中の二酸化炭素を減らすことで地球温暖化を防ぐという重要な役割を果たしており、近年では、海洋生態系による「ブルーカーボン」も注目されています。

木が吸収できる二酸化炭素の量は、樹齢が若い木の方が多く、成熟とともに減少していくと言われています。吸収量を最大化させるために、伐採と植林を行うことで森林を循環させる必要があります。伐採された木も二酸化炭素を蓄え続けるため、木造建築や暮らしに積極的に木材を活用したり取り入れたりすることで脱炭素社会実現への貢献につながります。

日本では政府が「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」カーボンニュートラル宣言を表明しました。これにより、脱炭素への取り組み、再生可能エネルギーへの転換は、企業にとって重要な経営課題になりつつあります。ソフトバンクでは、グループ企業も含めて、事業活動に関係する全ての温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする「ネットゼロ」に取り組むことを宣言し、取り組みを進めています。

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(掲載日:2023年6月21日)
文:ソフトバンクニュース編集部