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差別やハラスメントを無くし、誰もが人権を尊重しあう社会へ。ソフトバンクの「Myじんけん宣言」

差別やハラスメントを無くし、誰もが人権を尊重しあう社会へ。ソフトバンクの「Myじんけん宣言」

皆さんは「人権」という言葉から何を思い浮かべますか? いじめ、虐待、性的マイノリティへの偏見などに対し、学校、企業、地域社会などさまざまな場面で人権問題への取り組みが求められています。ソフトバンクで、企業活動と人権の課題に取り組む担当者に話を聞きました。

野口貴志(のぐち・たかし)

ソフトバンク株式会社 コーポレート統括 労務管理部 担当課長

野口 貴志(のぐち・たかし)

コンシューマの営業部門やグループ会社を経て、人権の企画・運用リーダーを担当。

太田麻由(おおた・まゆ)

ソフトバンク株式会社 コーポレート統括 労務管理部

太田 麻由(おおた・まゆ)

SB C&S、コーポレートセキュリティ部門を経て、人権の企画・運用を担当。

人権に関する課題はさまざまありますが、ソフトバンクが重要としている領域は何でしょうか?

野口

人権の範疇(はんちゅう)は非常に広範囲なので優先順位付けをするのはなかなか難しいのですが、年齢、性別、国籍、障がいの有無などによる一切の差別やハラスメントを禁止するとともに、多様な人材が個性や能力を発揮できるダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進は非常に大切な取り組みと考えています。

この考えはソフトバンクやソフトバンクのグループ企業だけでなく、サプライヤーやビジネスパートナーなどに対しても求めていて、あらゆる差別や強制労働、児童労働などといったさまざまな人権侵害の是正や根絶に取り組んでいます。また、プライバシーの保護やAI活用などについても、倫理ポリシーの制定やガバナンス体制の構築を進めるなどして人権リスクをしっかりと管理する体制を整えています。

  • ソフトバンクの事業活動により負の影響が生じるリスクのある人権課題について、詳しくはこちらに掲載しています。

なぜ人権の課題に重点的に取り組んでいるのでしょうか。

太田

ソフトバンクは多様な人材が個性や能力を発揮できるダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを推進すること、事業にかかわる全てのステークホルダーの人権を尊重することが、事業の成長に不可欠であると考えているためです。国連の「ビジネスと人権の指導原則」や政府の「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」で、企業による人権尊重が求められていること、ESGの観点からも人権尊重は非常に重要な要素であると認識していて、企業の責任であると考えています。

人権尊重を浸透させるために、具体的にどんな取り組みをしているのでしょうか。

野口

年間を通じて、さまざまな活動を進めていますが、代表的な取り組みとして人権デューデリジェンスのサイクルをしっかりと回していることが挙げられます。具体的には、グループ会社、サプライチェーンに対する人権ポリシーの展開、人権リスクの特定や評価、顕在的・潜在的な人権リスクの防止および低減、情報の公開などです。また、社内向けにもeラーニングや人権に関するアンケート、イントラサイトでの啓発活動、有識者とのダイアログなどを実施しています。また、このようなソフトバンクの取り組みやグループ内の先進的な取り組みについて、グループ会社に向けてメールマガジンを配信しています。

太田

2023年12月の「人権Week」にあわせて、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO ESG最高推進責任者の宮川潤一による「Myじんけん宣言」も行っています。この宣言に込められた思いは「多様な人材が個性や能力を発揮できるダイバシティ&インクルージョンの推進」です。

Myじんけん宣言

人権Weekとは

法務省の人権擁護機関では、人権デーを最終日とする1週間(12月4日から12月10日)を「人権週間」と定め、昭和24年(1949年)から毎年、各関係機関や団体とも協力して、全国的に人権啓発活動を特に強化して行っています。
法務省 ウェブサイトへ

他にも、人権Week中に、全社員を対象にしたeラーニングや人権に関するアンケートの実施などに加えて、地域の事業所におけるワークショップ、啓発動画の上映会など、さまざまな人権啓発活動を行いました。ワークショップでは、地域の人権侵害の現状や障害者やSOGI(Sexual Orientation and Gender Identity、性的指向と性自認)、インターネット上の人権について学んだり、人権尊重の考え方がベースとなるSDGsゲームの研修を実施しました。

差別やハラスメントを無くし、誰もが人権を尊重しあう社会へ。ソフトバンクの「Myじんけん宣言」
差別やハラスメントを無くし、誰もが人権を尊重しあう社会へ。ソフトバンクの「Myじんけん宣言」

また、2023年11月に「日経SDGs経営大賞」で念願の大賞を受賞し、「人権の尊重」項目でも高い評価を得ました。評価にいたるまでの背景として、人権に関する調査や救済措置の拡充などの潜在的なリスクの低減に向けた日々の取り組みを評価していただいた結果と感じています。

ありがとうございました。

(掲載日:2023年12月26日)
文:ソフトバンクニュース編集部

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