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瀬戸内の企業のデジタル化を後押しするコンシェルジュのような存在に 〜 最前線で働く社員 Vol.5 〜

備後圏域の企業のデジタル化を後押しするコンシェルジュのような存在に 〜 最前線で働く社員 Vol.5 〜

最前線で働くソフトバンク社員に密着し、現場で活躍する姿を紹介する本シリーズ。ソフトバンクでは、社員を「資本」として捉え、社員の成長が組織の進化につながるという考えの下、人材戦略を推進しています。第5回は、広島県福山市で、地域発のデジタル化推進拠点「せとうち Tech LAB」の運営計画に従事する入社3年目社員の1日に密着。現在の担当業務や地域拠点で働く魅力、やりがいなどについてインタビューします。

ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット統括 次世代社会インフラ事業推進室 福山イノベーションセンター

井上 柚希(いのうえ・ゆずき)

2022年度新卒入社、入社3年目。静岡県出身。趣味は、ミュージカル鑑賞と旅行

テクノロジー視点のコミュニケーションで備後圏域のデジタル化を推進

テクノロジー視点のコミュニケーションで地域のデジタル化を推進

井上 2022年に新卒で入社。今年4月に転勤をして、現在は広島県福山市の拠点で、テクノロジーを地方都市に社会実装することを目的とした、地域発のデジタル化推進拠点「せとうち Tech LAB」の運営計画を行っています。「せとうち Tech LAB」では、福山市をはじめとした備後(びんご)圏域のリアルな地域課題をデジタル技術で解決したユースケースや先端技術を展示しています。地元企業を中心に、テクノロジーへの理解をより深めてもらう場として、最新の技術トレンドの動向を追いながら、どのような施設にしていくべきかを日々検討しています。とある1日のスケジュールから、私の業務を紹介します。

地域のデジタル化を目指し、地域課題を解決するソリューションを見学・体験できる「せとうち Tech Lab」

地域のデジタル化を目指し、地域課題を解決するソリューションを見学・体験できる「せとうち Tech Lab」

ある1日のスケジュール

時計

8:30 出社・メールチェック

「週4〜5日とほぼ毎日出社しています。基本的には朝から出社することが多いですが、午前中は在宅勤務をして、午後から出社することもあります」

時計

9:00 資料作成

「午前中に会議などがないときは、メールをチェックしたり資料作成をすることが多いです。この日は午後に、『せとうち Tech LAB』の今後の活動について、福山市役所の職員の方と打ち合わせがあったため、相談用の資料を作成。出社しているときは、資料の確認や分からないことなどを上長や先輩にその場で聞けるので、とても仕事が進めやすいです」

資料作成
資料作成

時計

12:00 ランチ

「午前中に在宅勤務するときは、自宅でお昼を食べてから出社することが多いです。出社しているときは、チームメンバーと一緒に外でランチをすることもあります。この日は、チームメンバーと一緒にオフィスの近くの飲食店でランチをしました!」

ランチ

時計

13:00 「せとうち Tech LAB」の設営準備

「『せとうち Tech LAB』は、事前予約をすれば誰でも施設を見学することができます。施設内では、地域の課題を解決する最先端技術やユースケースの展示だけでなく、IT活用に関するイベントやセミナーも開催していて、私が登壇することもあります。あとは、社外の方との打ち合わせにも利用しています」

「せとうち Tech LAB」内に設けられているコミュニケーションスペース

「せとうち Tech LAB」内に設けられているコミュニケーションスペース

時計

13:30 来客対応

「地元の中高生や大学生、広島県内外の企業など、さまざまな方が来訪されます。テクノロジーエリアは、地元の企業が開発した技術の紹介や、技術を活用した企業の取り組み事例など、幅広いソリューションを見学・体験できるスペースとなっています。来訪されたお客さまがどういった課題を持たれているかをヒアリングし、その解決に向けたデジタル化の推進を目指しています。

展示内容は、例えば、LINE APIを活用したゴミ拾いアプリ『ポイ捨てカウント』。拾ったゴミをLINEで送信すると地図上にデータとして反映され確認することができ、自治体で活用されています。他にも、5Gを活用した遠隔重機操縦体験では、操縦ブースでブース横に設置されたショベルカーの模型を遠隔操作して、トラックの模型に砂を積み込む体験ができます」

来客対応
来客対応

時計

15:00 打ち合わせ

「地元の企業が開発したソリューションの展示や事例を多く取り扱う『せとうち Tech LAB』の運営には、自治体からの協力も必要不可欠です。これからのAI共存社会を見据えた展示内容のアップデートをしていく必要があると考えています。この日は福山市役所の担当者と、私たちが目指したい方向性を提示しながら、そのゴールに向けてどのような連携が取れるかを相談・議論しました。自治体や商工会議所の担当者とは、定期的に打ち合わせを行い、良好な関係を築けるよう努めています」

打ち合わせ

時計

16:00 打ち合わせ振り返り

「市役所の職員との打ち合わせ後に、社内のチームメンバーで打ち合わせの振り返りを行いました。双方で合意した内容やネクストステップなどについて確認を行いました」

打ち合わせ振り返り

時計

17:00 事務作業

「この日の『せとうち Tech LAB』での業務は全て終了。片付けやクローズ作業をして、執務フロアに戻り、メールの確認や事務作業などを行いました」

「せとうち Tech LAB」を全国のモデルとなるような拠点にしていきたい

全国のモデルとなるような事例を創出する拠点にしていきたい

新卒で入社してから現在まで、福山の事業所で業務をされてきたのですか?

「実は入社して最初の2年間は、農業のDXを推進する部署に従事し、東京の竹芝本社で勤務しました。農業IoTのソリューションを提供する部署で、マーケティング・広報から、ソリューション機器の在庫管理や輸出手配など、幅広く業務を担当。福山市の拠点に転勤したのは、今年の4月ですが、前部署での業務が兼務として残っていたため、本格的に『せとうち Tech LAB』の業務に本格的に携わり始めたのは、今年の7月になります」

そうなると、本格的に業務を始めてから、まだ3カ月なんですね。異動は希望されたのですか?

「はい、自ら福山拠点への転勤を希望しました。と言うのも、もともと前の部署にいた際に、福山の部署で兼務をしていたんです。そのときは、直接『せとうち Tech LAB』の業務には関わってはいなかったのですが、営業としてではなく技術推進拠点として地域課題に向き合うという点がとても面白い施設だなって。ソフトバンクとして、地域の社会課題解決に取り組み、貢献していく仕事内容にすごく興味を持ちました。あとは、アットホームな職場の雰囲気も決め手ですね」

福山で生活する中で、井上さんが感じる地域の課題は何かありますか?

「福山に来て感じるのは、生活利便施設が徒歩圏内にまとまっていないので車がないと生活しづらいところ。車社会なので仕方がないところもありますが、とにかく道が混むことは身近な課題かなと思います。あと、今の業務を通じて感じるのは、企業によってデジタル技術の活用度合いのばらつきがあることです。デジタルに対する知識や考え方、デジタル化することへの魅力を多くの企業に届けきれていないと感じています。
『せとうち Tech LAB』では、『最新技術ってすごいんです、だから使ってください』ということではなく、実際の利用場面や企業の活用事例を紹介しながら、それぞれ企業の環境や状況に合わせ、複数のソリューションを組み合わせたりしながら、一緒に課題解決していくことを目指しています」

全国のモデルとなるような事例を創出する拠点にしていきたい

異動してから半年が経とうとしていますが、業務には慣れましたか?

「そうですね。ですが、経験不足がゆえに難しいなと思うこともたくさんあります。『せとうち Tech LAB』を、今後どういうコンセプトで、どういった展示にしていくべきかの方向性を考えていかなければいけない中で、自分なりにアイデアを考えたり、それを言語化するのに苦戦しています。私が所属する次世代社会インフラ事業推進室のミッションは、デジタル化社会の発展に不可欠な次世代社会インフラの提供に向けて、AIや多種多様なデータを柔軟かつ適切に利活用できる未来を実現していくこと。そのためにも、福山市を中心に備後圏域から全国のモデルとなる事例を創出する拠点にしていきたいと思っています」

地域配属でしか経験できないと思うことや魅力について教えてください。

「福山拠点では、私が一番下の年齢になります。年上の先輩方に囲まれて最初は少し戸惑ったこともありましたが、経験豊富な先輩方にいつも助けられています。若手でも自分の意見を尊重してくれて、アドバイスもしてくださったり、メンバーとの距離がとても近いです。あとは、福山から近い高松拠点や横川拠点にいる先輩も気にかけて連絡をくれたり、ささいなことにも相談に乗ってくれたり、圧倒的な面倒見の良さを感じています」

全国のモデルとなるような事例を創出する拠点にしていきたい

福山での生活はいかがですか?

「アットホームな雰囲気で、公私共にとても仲が良いです。定期的に飲みに行きますし、先日は、仕事終わりにチームでボウリングに行きました! 今年はチームで花火大会やプロ野球の観戦にも行ったほか、高松拠点の皆さんとバーベキューにも行きました。最近では先輩の趣味の釣りに連れて行ってもらってハマっています。アウトドアが好きで、自然も豊かなのでとても充実した生活を過ごしています」

全国のモデルとなるような事例を創出する拠点にしていきたい
全国のモデルとなるような事例を創出する拠点にしていきたい

最後に、キャリアにおける今後の目標を教えてください。

「まずは、『せとうち Tech LAB』の中長期プランをきちんと考えて、戦略的に運営をしていきたいです。イベントの開催も積極的に行っていきたいと思っていますし、イベントを通じて、企業などと新しいリレーションシップを構築して、より良いものにしていけたらなと考えています」

(掲載日:2024年10月29日)
文:ソフトバンクニュース編集部

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