
国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」への貢献と企業価値向上を両立した先進企業の取り組みを評価する「第7回日経SDGs経営大賞」で、ソフトバンク株式会社が最高評価の “星5” を獲得するとともに、継続して高い評価を得た企業を認定する「プライムシート企業」に2年連続で選出されました。また、2025年11月27日に都内で授賞式が開催され、ソフトバンク 専務執行役員 兼 CHROの青野史寛が出席しました。
日経SDGs経営大賞
株式会社 日本経済新聞社が国内の全上場企業および有力な非上場企業を対象に実施した「日経サステナブル総合調査」のSDGs経営編の結果に基づき、事業を通してSDGsに貢献し、企業価値向上につなげる取り組みをSDGs経営と定義して、外部審査委員会が企業を評価するものです。
サステナブル経営のトップランナーへ。総合偏差値70以上で最高評価 “星5” を獲得
「⽇経SDGs経営大賞」は、「SDGs戦略・経済価値」「社会価値」「環境価値」「ガバナンス」の計4つの分野に関する質問で構成される「日経サステナブル総合調査」のSDGs経営編の調査結果にもとづいて選定・評価されます。今年の調査は2025年5月から2カ月間にわたり実施され、国内830社(うち上場企業768社)の企業が回答。ソフトバンクは「第7回日経SDGs経営大賞」で総合偏差値70以上、最高評価である “星5” を獲得しました。最高評価の獲得は5年連続であり、継続して高い評価を得ている企業を認定する「プライムシート企業」の選出は2年連続となります。
中でも、特に「環境分野」での取り組みが高く評価。事業における再生可能エネルギーの利活用比率を60%超まで高めたほか、カーボンクレジットやインターナルカーボンプライシングの導入・推進、さらに国際組織TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への参画と対応など、脱炭素社会の実現に向けた積極的な取り組みを進めています。
またソフトバンクは、株式会社 日本経済新聞社が脱炭素の取り組みにおける有力企業500社をランク付けした「NIKKEI GX(グリーントランスフォーメーション)500」でも3年連続で1位を獲得。社会や環境へ配慮した継続的な活動が評価されています。

授賞式で青野は、ソフトバンクがこれから通信中心の事業からAI(人工知能)にシフトしていくとした上で、「生成AIの莫大(ばくだい)なデータを扱うためには大きなデータセンターが必要になるが、データセンターは電気消費の塊。この事業を推進していくために、われわれは会社の責務として、電力消費に対して真剣に取り組まなければならない。現在、北海道・苫小牧や大阪・堺に日本最大級のデータセンターを構築する準備をしているが、例えば北海道のデータセンターでは100%再生可能エネルギーで電力を賄うための準備を進めている。また、現在ソフトバンクの電力を使っている大部分は基地局だが、使用電力の90%以上を再生可能エネルギーに置き換えている。さらに会社全体でも同様に60%以上を達成できている。テクノロジーの進化に伴って発生する課題に対して、ソフトバンクは新しい技術やテクノロジー、例えば、AIによりネットワークの制御や最適化を行う『AI-RAN』という技術などを使いながらしっかりと取り組んでいきたい」と、環境への取り組みについて語りました。
また、「3年前には『自分の業務がESGの推進につながっていると思う』という社員は30%ほどだったが、最新の結果では80%にまで向上した。社員一人一人が自信を持って、日々の仕事がこのESGの推進につながっていると言えるような体制を社内だけでなく、パートナー企業や、あらゆるサプライチェーンにも広げていけるよう、今後も頑張っていきたい」と、喜びと今後の抱負を述べました。
- 「日経サステナブル総合調査」に基づく評価において「プライムシート企業」に2年連続で選出、「NIKKEI GX500」で3年連続1位を獲得(2025年11月28日、ソフトバンク株式会社)
社会や環境と向き合い続ける、ソフトバンクのサステナビリティ活動
ソフトバンクは、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に向けてさまざまな取り組みを推進。「日経SDGs経営大賞」や「DJSI World」をはじめとした国内外のサステナビリティ格付評価機関より、高い評価を獲得しています。
(掲載日:2025年12月1日)
文:ソフトバンクニュース編集部






