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世界を進化させる「ギジュツノチカラ」への思い。ソフトバンク 先端技術開発本部 本部長 湧川隆次 アフタートーク

世界を進化させる「ギジュツノチカラ」への思い。ソフトバンク 先端技術開発本部 本部長 湧川隆次 アフタートーク

7月14日に開催されたソフトバンクの技術イベント「ギジュツノチカラ Beyond 5G/6G編」を終えたソフトバンク株式会社 先端技術開発本部 本部長の湧川 隆次に「ギジュツノチカラ」開催の経緯や今後の取り組みについて話を聞きました。

「ギジュツノチカラ」開催のきっかけを教えてください。

ソフトバンクには研究所がないこともあって、われわれの技術を紹介する場がなかなかなかったんです。Interopのような大きなイベントで、完成された結果だけを説明してしまうとその裏にある技術がなかなか伝わらないという思いがありました。そこで、「ギジュツノチカラ」というところにフォーカスして、ベースとなる技術があるから新しい技術やサービスが生まれるという部分を説明したい、と思ったことがきっかけです。

さまざまな進歩には技術がトリガーとなることが非常に多いので、今後新しい技術や世の中の流れを理解する上で、技術を軸に、それによって何が起きるのか、それをやるためにどんな課題や困難があるのか、など裏側を広く伝えていきたいですね。

本日の講演で、テラヘルツ波などの技術がすごいことは分かったのですが、「Beyond 5G/6G」の世界になると、われわれの生活は実際にどんな風に変わるのか、教えてください。

ギジュツノチカラ

今日のテーマは「Beyond 5G/6G」でしたが、5Gもスゴい、ということはまず伝えたいですね。もちろん6Gはものすごい世界なんですけど、5Gもこれからどんどん進歩する。その先に6Gがあって、そこに行くまでにこの10年で大きく変わっていきます。
どう変わっていくかというと、たとえばデジタルツイン。皆さん今携帯を持たないとちょっとドキドキするような生活ですが、そのうち自分で意思決定をする必要がなくなるかもしれない。

仮想空間に全てのデータがあって、それを基にAIが全て意志決定をしてくれる。カルシウムが足りないよ、とか(笑)
それが良いか悪いかは分からないですが、技術としてはそういうとこまで来ている、ということをぜひ感じていただきたいですね。

また、身近なエンタメの世界でいえば、6Gになると通信速度が数100Gbps出ると言われています。たとえば、街中のスポットにスマホをかざすだけで、一瞬で映画10本ぐらいがダウンロードできてしまうような世界になるわけです。

今皆さんが使われてるスマホのデータ容量はだいたい256GBぐらいですか。
現在は機種変更するとデータの移行などちょっと時間がかかりますが、たとえば朝起きて、今日はこっちのスマホがいいな、と思ったら、かざしたりワンタップするだけで、全てのデータやコンテンツが無線で一瞬で移行する。そんな世界がやってくるのかな、と思っています。

「技術」というと、一般の方にはなかなか難しい内容も多いと思いますが。

昨夏8月に池袋で開催した1回目の「ギジュツノチカラ」は、VRやARなど一般の方にも分かりやすい形でお見せできる機会だったのですが、緊急事態宣言で残念ながらオンラインのみのお披露目になってしまいました。

5G以外にも新領域に取り組んでいますので、一般の方にも分かりやすく説明できるようなキャッチーなトピックをこれからお見せしていきたいと思っています。

次の開催は未定ですが、ぜひ近いうちにやりたいですね。

ありがとうございました。

ギジュツノチカラ特集

ソフトバンクのさまざまな最先端技術やテクノロジーを使ったエンターテインメントを体感できる技術展「ギジュツノチカラ」のこれまでのイベントの様子や研究開発の取り組みに関する記事をご覧いただけます。

「ギジュツノチカラ」特集

(掲載日:2020年8月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部