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【Deep Tech(ディープテック)】~ 1分で分かるキーワード #6

【Deep Tech(ディープテック)】~ 1分でわかるキーワード #6

科学的な発見や革新的な技術に基づいて、社会にインパクトを与えることができる技術のこと。企業や研究機関などで長期間にわたり開発されてきた技術「深いところに(ディープ)眠っている技術(テック)」などを指す造語

投資対象として注目されるDeep Tech

IT技術をベースに、既存の技術の活用による新たなサービスが生み出される昨今、単なるビジネスモデルの刷新だけではなく、世の中の生活スタイルを大きく変え、社会の大きな課題を解決する技術、Deep Tech(ディープテック)が注目されています。Deep Techの分野は、AI(人工知能)やバイオテクノロジー、二次電池、量子コンピューティング、ロボット工学など多岐にわたり、どれも生活を大きく発展させたり、地球の課題を解決する可能性を秘めているため、「世の中に深く根ざした問題(ディープ)を解決できる技術(テック)」とも言われています。

Deep Techは、大学や研究機関などが開発した最先端技術を基盤としており、膨大な開発コストとサービスの商用化に時間がかかる一方、カタチにできれば成功した場合のインパクトが大きいため、Deep Techのスタートアップは投資対象として注目度が高まっています。

また、Deep Techを開発・活用し、革新的なサービスや商品を提供するようなスタートアップを創出することは、特に技術競争力の低下が指摘される日本において、経済を再生する鍵として重要視されています。

SDGs達成のための活用へ

日本や世界の社会・産業界にさまざまな課題が山積する中、Deep Techはそれらの解決策となるイノベーションを生み出す技術として期待されています。さらに、Deep Techが期待される領域は、貧困や飢餓、健康や教育の充実、気候変動対策などSDGsの課題に関連する分野に広がっており、最先端のテクノロジーを使った課題解決への取り組みなど、Deep Techが果たす役割は、今後ますます大きくなることが予想されます。

ソフトバンクは、専門分野において、突出した知識・スキルを持ったトップエンジニアによる技術カンファレンス「Deep Tech」を毎年開催。無線技術やネットワーク、画像認識、音声処理など多種多様な領域のエンジニアが、自身の取り組みについて発表しています。

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(掲載日:2022年1月6日)
文:ソフトバンクニュース編集部