スマホを長年使っていると、いつもと同じ操作をしているのに画面が動かない、動作がいつもより遅くてイライラ… そんな経験はありませんか? そんなときに役立つかもしれない原因の見つけ方や対処方法を紹介していきます。
スマホの動作が遅いときの目次
確認しておきたい、主な5つの原因と対処方法
原因① メモリを圧迫している
メモリ(RAM=Random Access Memory)とは、アプリの読み込みやウェブサイトの閲覧などをスムーズに動作させるために作業を行うデータの一時的な置き場所のこと。スマホは一度に複数のアプリを起動できる反面、たくさん立ち上げるとメモリの使用量が増えてしまい、スマホの動作が重くなることもあります。
また、ウェブサイトの情報を一時的に保存するキャッシュ機能もメモリを圧迫する原因の一つ。余分なキャッシュの削除や必要最低限のアプリのみを使用するなどしてメモリの負担を減らしましょう。
メモリを圧迫しているときの対処法
- バックグラウンドで起動しているアプリを終了させる
- ウェブサイトなどのキャッシュの削除を行う
- スマホ本体の再起動をする
- ライブ壁紙の機能をオフにする
原因② 電波環境が悪い
特に、ウェブサイトやSNS、動画、漫画の閲覧時は常時インターネットに接続している場合もあります。電波環境が悪い可能性があるため、電波環境の改善を試してみましょう。
電波環境が悪いときの対処法
- Wi-Fiに接続する
- 使用しているWi-Fiルーターに問題がないか確認する
原因③ 通信速度の制限がかかっている
通信速度の制限がかかっている場合は、データ通信量を追加で購入しておきましょう。
通信速度の制限がかかっているときの対処法
- データ通信量を追加で購入する
- Wi-Fiに接続する
データ通信量の節約方法も参考にしてみてください
原因④ 内部ストレージが不足している
最近では、大容量の動画を閲覧・編集できたり、高解像度のゲームをプレーできたりと、かなり高性能になっているスマホ。また、写真や動画、アプリなどさまざまなデータを保存することができます。しかし、内部ストレージ(空き容量)に余裕がなくなると、動きがにぶくなってしまいます。
トップアスリートでもお腹がいっぱいだと良いパフォーマンスを出せないことと似ているかもしれません。
知っておきたい、ストレージ用語
- 内部ストレージ:スマホ内に設けられたデータを保存する場所・領域
- 外部ストレージ:外付けHDやmicroSDカード、USBメモリなどのスマホに接続して使用する保存領域
- オンラインストレージ:オンライン上にデータを保存することができる、サービス会社が提供している保存領域
内部ストレージが不足しているときの対処法
- 不要な写真や動画、アプリを削除する
- SDカードなどの外部ストレージや、「Yahoo!かんたんバックアップ」「iCloud」などのオンラインストレージにデータを移す
バックアップの方法はこちらも参考にしてみてください
原因⑤ スマホが劣化している
劣化した古いスマホで最新のアプリを使用すると、スペック不足により、動作が遅くなる可能性もあります。購入から数年経っている場合、スマホの買い替えを検討してみるのも一つの手かもしれません。
スマホが劣化しているときの対処法
- スマホの買い替えを検討する
OSのアップデートには、不具合の解消やセキュリティ強化の他に、動作環境の改善がされることもあります。定期的にアップデートの有無を確認して、アップデートを行うようにしましょう。
定期的に確認していますか? 【iPhone/Android別】OSのアップデート方法
特定のアプリのみ動作異常を感じるときは、アプリを最新バージョンにアップデートしてみてください。バージョンをそのままにしていると、セキュリティリスクが高まったり、特定の機能が利用できなくなったりすることがあります。
iPhone の場合
- ホーム画面から「設定」を選択
- 「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を選択
- (Wi-Fiに接続して)「ダウンロードしてインストール」を選択
Android の場合
- ホーム画面から「設定」を選択
- 「システム」を選択
- 以降、端末によって操作は異なるため、「ソフトウェアサポート」を確認してください。
(掲載日:2022年1月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部
それでも「スマホの動作が遅い……」という方は、サポートページかソフトバンクショップ・ワイモバイルショップへ
サポートページで症状別の対処法をチェックするか、ショップスタッフに見てもらうのも手かもしれません。ソフトバンクショップ・ワイモバイルショップへの来店の際は、マスクの着用や非接触型の体温計による検温にご協力をお願いします。