2022年4月22日、渡辺孝一総務大臣政務官がソフトバンク株式会社の竹芝本社に来訪し、現在開発が進められている自律走行ロボット「Cuboidくん」を視察しました。また、地方におけるデジタル田園都市国家構想の実装に向けた課題などについて、ソフトバンクのDX推進の取り組み事例などを交えながら意見交換が行われました。
自律走行ロボットを視察
ソフトバンクで通信の技術評価などを行っているChief Scientist室 AIロボット開発課長の古谷智彦が、ロボットとエレベーターが連携して荷物配送を行う実証実験の取り組みを紹介し、監視・管理には安定した通信が必要であり、5Gでの遠隔監視が可能な竹芝エリアで技術開発を行っていることなどを説明しました。
渡辺大臣政務官がフロアを移動する際には「Cuboidくん」が案内役としてエレベーターを呼び出し一緒に乗り込むなど、通信制御されたロボットとエレベーターの連携の様子を通して、通信が社会インフラの高度化の鍵となることや、ロボットもその主要なアプリケーションの一つになることが紹介されました。
デジタル田園都市国家構想の実装に向けて意見交換
自律走行ロボットの視察後は、地方におけるデジタル田園都市国家構想の実装に向けた課題などについての意見交換が行われました。
ソフトバンクが行っている自治体向けのソリューション事業について、常務執行役員の藤長国浩、公共事業推進本部副本部長の伊藤寿が実例を交えながら紹介。
渡辺大臣政務官からは、自身の歯科医師や岩見沢市長としての経験や、さまざまな自治体から寄せられる声をもとに、防災DXや医療MaaSをはじめ多くの質問が投げかけられ、想定した時間では足りないほどの活発な意見交換が行われました。
ソフトバンクに対して、デジタル田園都市国家構想の実現に向けた継続的な自治体サポートと共に、デジタルデバイドの解消として、高齢者を含めて生活の中でスマホを使えるようになることでデジタルの効果が最大化されるような、自治体の成功モデルを生み出してほしいとの期待が寄せられました。
(掲載日:2022年5月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部