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長崎の将来を担う若者に地元愛を育む学習環境を。4者で教育事業に関する連携協定を締結

長崎の将来を担う若者に地元愛を育む学習環境を。4者で教育事業に関する連携協定を締結

長崎県教育委員会、長崎県立大学、Ⅴ・ファーレン長崎およびソフトバンクは、地域社会における教育支援を通じて、若い世代に地域への愛着と定住意識を持ってもらうことを目的とした連携協定を2025年3月25日に締結しました。

生成AIなど先端技術の活用により、若者の企画力や創造性を育むことを目指し、次の5つの重点テーマを中心に取り組みます。

  1. (1)Civic Prideの醸成による学校・地域の活性化
  2. (2)ダイヤモンドBOXの活用やPepper配置・ICT・AIの利活用
  3. (3)AIなどの先端技術が活用できる人材育成
  4. (4)4者の連携による情報発信の強化
  5. (5)両者が協議により必要と認めた内容

協定締結に先立ち、県立高校では2024年9月から約半年間にわたり、PepperやPepperの会話アプリ「ChatPepper」を活用し、高校生による中学生向けのプログラミング教室や防災授業、英会話の練習などを実施してきました。今後は、AIチャレンジなどの生成AIの学習教材としての利用も計画されています。

また、高校生と大学生の連携プロジェクトとして、2025年11月23日に開催されるⅤ・ファーレン長崎のホームゲーム最終戦で、PepperやICT・AIを活用したさまざまな企画を実施する予定です。長崎スタジアムシティのスタジアム「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」にあるコミュニティースペース「ダイヤモンドBOX」を研究ラボとして活用し、準備を進めます。

「学校教育の新たな幕開け」として期待したい

長崎県教育委員会 前川謙介教育長は、「ダイヤモンドBOXを研究ラボとして活用することで、高校生と大学生が共に街づくりを考え、地域への愛着や誇りを感じるCivic Prideの醸成やふるさと教育につながっていく。技術の進化によって、教育現場でAIを学ぶ機会が増えることで、実践的なスキルが身につき、学校がもっと魅力的になって、教育の発展につながる活動になることを期待している」と意欲を示しました。

「地域貢献だけでなく、学生や教職員にとって大きなプラスになる連携だ」と話す、長崎県立大学 浅田和伸学長は、「本学は長崎県の教育文化、経済産業に積極的に貢献したいと考えており、今回とても良いチャンスをいただいたと感謝している。学生たちの活躍に注目いただき、温かい応援をお願いしたい」と期待を語りました。

「クラブ設立20周年を迎えるにあたり、新たな広がりが期待できる」と話すⅤ・ファーレン長崎 高木琢也代表取締役兼C.R.Oは「2024年10月に長崎スタジアムシティが開業し、この施設を若い世代の方々に活用してもらい、成長の糧にしてもらうだけでなく、長崎自体も盛り上げていきたい」と述べました。

最後にソフトバンク CSR本部 地域CSR統括部 統括部長 村元義和は、「ソフトバンクでは長崎親善大使の福山雅治さんを起用した『社会課題に、アンサーを。』というテーマで、テレビCMなどのコミュニケーションを行ってきた。携帯電話の会社というイメージを持たれている方も多いが、社会課題の解決を特に重視して活動している。CSR本部では全国で約50名の社員が地域に根ざした活動をしており、これまで培ってきた教育支援の知見を生かして地域の新しい取り組みに貢献していきたい」と意気込みを語りました。

ソフトバンクのサステナビリティ

サステナビリティ

今回紹介した内容は、「DXによる社会・産業の構築」に貢献することで、SDGsの目標「1、2、3、8、9、11、17」の達成と社会課題解決を目指す取り組みの一つです。

DXによる社会・産業の構築

(掲載日:2025年4月3日)
文:ソフトバンクニュース編集部