
2025年11月に開幕する第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025(以下「東京2025デフリンピック」)に先立ち、8月7日に、開幕100日前記念イベントが実施されました。トータルサポートメンバーとして協賛しているソフトバンクは、手話教室や遠隔での手話接客など、きこえない・きこえにくい方への取り組みの紹介のほか、自転車(ロード)競技でデフリンピックに出場するソフトバンク社員の田中航太選手にインタビューを実施。会場には多くの人が訪れ、盛り上がりを見せました。
目次
開幕100日前! 活気にあふれたイベントでデフリンピックを盛り上げ

東京2025デフリンピックを盛り上げるため、100日前の節目を迎える8月7日に開催されたイベント。会場の二子玉川ライズ(東京都世田谷区)では、“みる” をキーワードにした、大人も子どもも楽しめるさまざまな企画が行われました。
「みるステージ」では、きこえない世界にふれながら、東京2025デフリンピックを応援するプログラムが進行しました。デフアスリートや応援アンバサダーなど豪華ゲストが登壇し、手話やジェスチャーを使ったゲームやダンス、コントなどが行われました。


ステージプログラムの他にも、デフリンピックやきこえない世界について知り、交流を楽しめるエリアも。デフスポーツを体験したり、ブースの人と手話で話したりすることで、よりデフリンピックを身近に感じる工夫が多くありました。
会場には100日前のカウントダウンモニュメントの展示も
会場にはデフリンピックのメダルも展示。本物のメダルはずっしりとした重厚感があります…! 折り鶴のデザインが施されたこのメダルは、全国の小・中・高校生約8万人のオンライン投票により選ばれた案で、選手が活躍し大きく羽ばたいていくというのがコンセプトになっているそうです。

デフアスリートが参加する世界的なスポーツ大会「東京2025デフリンピック」
デフリンピックは、きこえない・きこえにくいアスリート(デフアスリート)が参加する国際総合スポーツ大会で、初回は1924年フランスのパリで開催されました。
デフリンピック100周年の記念すべき大会「東京2025デフリンピック」は、日本として初の開催となり、東京のほか静岡や福島などで競技が行われます。会期は2025年11月15~26日、デフアスリート約 3,000人が70~80カ所の国・地域から参加する予定です。
ソフトバンクは、トータルサポートメンバーとして、デフリンピックを応援しています。

「SureTalk」や手話を用いた接客など、ソフトバンクの取り組みを体験できるブースも

ソフトバンクは、きこえない・きこえにくい人のサポートにも取り組んでいます。会場では、手話教室や、手話翻訳アプリ「SureTalk」、遠隔手話の接客など、取り組みの一部を体験できるブースを用意。多くの来場者でにぎわいました。

「SureTalk」のブースでは実際に手話を使って伝える体験ができます。「SureTalk」とは音声と手話をテキスト化することで、手話ユーザーと音声ユーザー間の会話を円滑にするサービス。手話が何を表しているのかはAIが判別するとのことで、簡単な手話を教えてもらい、正確に伝わるようにチャレンジすることができます。

また、ソフトバンクが提供する移動型のスマホ教室車両「スマサポ号」も会場に。「スマサポ号」と手話対応が可能なクルーがいるソフトバンク渋谷店をオンラインでつなぎ、実際に手話を使って相談することができました。

遠隔手話の接客は、実際にソフトバンクショップで取り入れられており、聴覚に障がいのあるお客さまにも安心して携帯電話を利用していただけるようになっています。
日本代表としてデフリンピックに出場する田中選手も登場!
デフリンピックの自転車(ロード)競技に出場するソフトバンク社員の田中航太選手も登場。実際に使用するロードバイクやシューズを使って自転車競技について解説をしたり、普段の生活や自転車競技を始めた経緯などのインタビューが行われました。

田中選手は、「デフリンピックは、4年に1回ということだけでなく、今回は日本で開催されるので特別な大会です。目標はもちろん金メダルなので、頑張っていきたいです!」と意気込みを語りました。

東京2025デフリンピックは東京のほか、静岡や福島の各会場で行われます。みんなで大会を盛り上げて、日本を応援しましょう!
関連情報
(掲載日:2025年8月22日)
文:ソフトバンクニュース編集部






