
ソフトバンクは、年齢、性別、性的指向・性自認・性表現、国籍、障がいの有無などにかかわらず、誰もが活躍できる職場づくりに取り組んでいます。その一環として、社員のDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)についての理解促進や意識醸成を目的としたイベント「ダイバーシティWEEK」を毎年開催。今年は2月9〜27日にかけてワークショップやセミナーなどが行われ、多くの社員が参加しました。
目次
ダイバーシティを自分ごとに。体験やセミナーなど多様性に触れる接点づくり
ソフトバンクは、多様な人材が個性や能力を発揮できる機会と環境の整備に取り組んでいます。2020年から毎年開催している「ダイバーシティWEEK」は、さまざまなセミナーや体験会などを通じて、ダイバーシティを考えるきっかけを作るための社員向けイベントです。
7回目となる今年は「ひとりひとりが主役のダイバーシティ」をテーマに、障がい理解、多様性、女性活躍などに関するさまざまなワークショップやセミナーが開催されました。
自分と異なる視点やちがいの体験が、障がいや当たり前を見つめ直すきっかけに

ワークショップの一つとして実施されたカードゲーム型研修「PEACE」は、「見えない」「聴こえない」といった、障害がある方の目線を擬似体験しながらDE&Iへの理解を深める研修です。
ゲームは、配られたカードがなくなったら勝ちというシンプルなルール。ただし、途中で一部の参加者に「見えにくい」「車いすを使用する」「手が使いづらい」などの役割が与えられます。該当する参加者は、色の区別がつきにくいメガネやミトンを着用したり、床に座ったりするなどの制約が生じゲームがスムーズに進まなくなるため、全員がストレスなく参加できるよう新たなルールを話し合いながら作っていきます。


新しいルールを取り入れたあるチームからは、「全員がレジャーシートに座り、会話をしないルールにしてみたところ、かえってリアクションや表情が豊かになり、場が盛り上がったのが印象的だった」という声も聞かれました。普段は意識することのない “当たり前” を見直すきっかけとなり、多くの発見や気付きにつながったようです。

講師を務めた株式会社ヘラルボニーの菊永ふみ氏は、「DE&Iは、新しい誰かが来たときに初めて何か壁が生まれ、その壁に対して対話をしてみて、実際にルールを変えてみる、そして行動してみる。行動すると新しい気付きが生まれ、また対話を重ねるというサイクルを繰り返していくことであり、このサイクルが重要だと考えています。ぜひこの考えを持ち帰っていただきたい」と呼びかけました。
手話・子どもの療育・デフリンピック… 幅広い視点で障がいへの理解を深める
その他にも障がいへの理解を深めるプログラムとして、ろう者の社員が教える国際手話教室や発達障がいの子どもの療育について学ぶウェビナーが開催されました。
また、ソフトバンクがトータルサポートメンバーとして大会運営を支えたきこえない・きこえにくいアスリートの国際大会「東京2025デフリンピック」について、組織横断で行われたさまざまなサポートを振り返るイベントも開かれ、参加者からは「これからも自分にできる支援を続けていきたい」といった声が寄せられました。

基本的な日本語手話や国際手話を体験

デフリンピックに出場したソフトバンク社員のデフアスリートとともに大会を振り返り
多様な視点でAIを考える、多文化共生ハッカソンを初開催
ソフトバンクのさまざまな事業でAI活用が進む中、誤認やハルシネーションといった課題に対して、多様な視点で向き合う必要性が高まっています。今回、「多様なユーザーにAIサービスを届ける難しさ」を考えるきっかけとして、ダイバーシティWEEK初となる生成AIを活用したハッカソンも開催されました。
参加者は、異なる文化や背景を持つユーザーを想定しながらアイデアを出し合い、議論を重ねました。体験を通して、「サービスの前提は一様ではない」という認識を改めて共有する機会となりました。


生成AIを使って作られたクイズ作品とディスカッションの様子
キャリアとライフイベントを考える女性社員による座談会
また、女性のキャリアや働き方を考える機会として、女性社員とマネジメント層が語り合う座談会が行われました。

座談会には技術部門の社員が参加。同性の管理職が少なくロールモデルが見えにくいことや、妊娠・出産などのライフイベントとキャリア形成のタイミングに対する不安などの解消を目的に開催され、悩みや経験が率直に共有されました。参加者からは、「同じ女性の管理職からの話が聞けて参考になった」という声や、「人生のライフイベントに合った多様な働き方、制度の必要性を訴えていきたい」といった前向きな声が多く上がりました。
また、複数社の女性管理職を招いてのトークセッションと交流会も開催。キャリアや自分との向き合い方について意見交換が行われました。
「もっと等身大でいて良いと気付くことができた」、「今後も自分らしく成長し、管理職を目指す勇気をもらえた」など、参加者からは共感や親近感が湧いたといった声が寄せられました。

日常の中で触れる多様性。「食」を通じた取り組みも
日常の中で多様性に触れる取り組みとして、「食」を通じた企画も実施。期間中、ソフトバンク竹芝本社のカフェテリア「カフェシバ」では、世界各国の料理を日替わりで提供しました。また、各地域の事業所では世界各国のお茶を提供するなど、身近な体験を通じてダイバーシティに触れる機会が設けられました。

写真左上から時計回りに、スンドゥブ(韓国)、パッタイ(タイ)、ケバブサンド(トルコ)、ポークビンダルー(インド)
「ダイバーシティWEEK2026」で開催された主なイベント
| テーマ | 内容 |
|---|---|
| 障がい理解 | カードゲームで体感!“ちがい”が価値に変わるダイバーシティワークショップ |
| 手話でつながる世界!~60分で広がるコミュニケーションの輪~ | |
| デフアスリートと現地参画メンバーで綴る東京2025デフリンピックの軌跡 | |
| なぜ「癇癪・じっとできない・書くのが苦手」は起きるのか? 脳と身体のメカニズムから、オンライン療育が紐解く発達のしくみ |
|
| 異文化理解 | AIでつなぐ世界の文化〜生成AI×多文化共生ミニハッカソン〜 |
| 女性活躍 | 『女性活躍ってなんだろう?を本部長と考える』TU/IT本部長 × 女性社員 座談会 |
| Career & Life forum 2026 複数企業DE&Iコラボイベント | |
| 人権 | 【人権セミナー】ソフトバンク株式会社グループ企業における人権相談窓口設置と仕入先調査の重要性 |
| 多様性 | カフェシバで世界の料理(ランチ・コーヒー・ワイン)の提供 |
| ラウンジで世界のお茶配布 |
社員の確かな意識変容を実感。今後も互いを尊重し合う組織づくりを
「ダイバーシティWEEK2026」を推進したソフトバンク株式会社 人事総務本部 人材採用部の伊藤香織は、以下のように振り返りました。
「本年度は『ひとりひとりが主役のダイバーシティ』をテーマに掲げ、DE&Iを知識として学ぶだけでなく、日々の業務や生活の中で『自分ごと』として体感できるプログラムを多数展開しました。
特に、カードゲーム型研修「PEACE」のワークショップでは、参加者から『疑似体験を通じて、無意識のうちに見過ごしていた困りごとを実感できた』『DE&Iが単なる “特別扱い” ではなく、誰もが力を発揮できる環境を整えるための取り組みだと腑に落ちた』といった声が多く寄せられ、確かな意識変容の手応えを感じています。
今後も、多様な感性や背景を持つ社員が互いを尊重し、その個性を最大限に発揮できるインクルーシブな組織づくりを推進することで、社会に新たな価値を提供し続けてまいります」
(掲載日:2026年3月23日)
文:ソフトバンクニュース編集部
ソフトバンクのダイバーシティ推進
ソフトバンクでは、年齢、性別、国籍、障がいの有無などに関わらず、多様な人材が個性や能力を発揮できる機会と環境の整備に取り組んでいます。






