モバイルアプリとは? 企業を躍進させる今注目のモバイルアプリを解説!

2024年1月10日更新
2019年7月2日掲載

スマートフォンの誕生で、それに付随したサービスが登場しています。モバイルアプリもそのうちの1つで多種多様なサービスが展開されており、時代の変化とともに進化し続けています。今回は、モバイルアプリで企業の製品やサービスをアピールしたい場合に役立つ情報について解説します。自社サービスに合ったモバイルアプリが分かると、企業イメージアップや売り上げアップにつなげられるようになりますので、参考にしてください。

目次

モバイルアプリとは?

モバイルアプリとはモバイルアプリケーション(mobile application)の略であり、主にスマートフォンやタブレット端末において使用できるアプリケーションソフトを指します。Apple StoreやGoogle Playなどからダウンロードすることで利用できます。

アプリ開発においては、どのようなアプリを作るかで、WebView アプリにするかネイティブアプリにするかが決まります。目的に応じて対応するようにしましょう。

WebView アプリとネイティブアプリとの違い

モバイルアプリには大きく分けるとWebView アプリ、ネイティブアプリがあります。それぞれについての解説と、具体的な違いを見ていきましょう。

WebView アプリ

WebView アプリとは、アプリ内でWebページを表示することができるアプリケーションを指します。Webページは主にHTML という言語で作成されており、アプリ内でHTML を解析し、Webページのように表示することを可能にします。

WebView アプリは、さまざまな企業が配信しています。例えば、Yahoo!ニュースをアプリとして配信しているサービスがあります。これはPCサイトで表示されるニュースをスマートフォンでも閲覧できるように対応したものです。スマートフォンの画面に対応した開示が可能になるように処理が行われておりが、WebView アプリとしての代表例といってもいいでしょう。

ネイティブアプリ

ネイディブアプリとは、端末が持っている演算装置を利用してデータ処理を行うように開発されたアプリを指します。

ネイティブアプリとしての例ではGungHo のパズル&ドラゴンズが挙げられます。日本でも大ヒットし、多くのゲームファンがプレイしたあのアプリはネイティブアプリです。また、2015年に設立された株式会社エブリーからcheck というアプリが配信されました。こちらはライブ配信でさまざまな商品を紹介するアプリであり、多くのユーザーから高評価を受けています。こちらもネイティブアプリとして制作されています。

具体的な違い

WebView アプリとネイティブアプリの大きな違いは演算の方法です。演算とはアプリの処理を行うことを指し、WebView でアプリはサーバー側で行うのに対して、ネイティブアプリでは端末内で演算を行います。どちらが優れているということではなく、それぞれにメリットがあります。

サーバー側で演算を行うWebViewアプリのメリットは、どの端末に対しても対応が可能であることです。iOS でもAndroid でもWebView アプリであれば、ほぼ同じ動作になります。なぜならば端末上で演算しているのではなく、サーバー側で演算し、結果を表示しているからです。

端末内で演算を行うネイティブアプリのメリットは素早い演算結果を取得できることです。サーバーでの演算は、サーバーへのアクセスや結果取得など、演算以外の部分での処理をともないます。端末内で演算をすることで無駄なくスピーディに演算結果を表示することができるのです。

WebViewアプリ、ネイティブアプリ、それぞれのアプリに向いているコンテンツとは?

コンテンツタイプごとに向いているアプリのタイプを紹介しましょう。

EC サイト

ECサイトとは商品をインターネット上で販売するサイトのことを指します。昨今では多くの企業がECサイト用のアプリを配信しています。ECサイトの場合はどのようなアプリにするかで、WebView アプリとネイティブアプリのどちらにすべきかが分かれます。

PC 対応しているEC サイトを持っており、アプリ内でも同じような挙動・表示レイアウトにしたい場合はWebView アプリのほうが適しています。HTML を中心に作られるので、アプリへの適応も素早く行うことが可能です。

しかし、アプリ独自の機能を入れたい場合は別です。WebView 側で用意されていない機能を盛り込む必要があるためです。

ただし、昨今ではWebView アプリとネイティブアプリを掛け合わせたハイブリッドアプリも誕生しており、お互いの良いところを組み合わせて開発することも可能となっています。

商品紹介

商品紹介の目的は、商品の魅力を十分に引き出して紹介することで、売り上げを向上させることです。そのためには、各端末に適した機能を搭載し、レスポンスの速さとSNS への共有などの多機能を付け加える必要があります。WebView でも商品紹介アプリは作成可能ですが、ネイティブアプリのほうが向いているでしょう。

ユーザー自身の参加型であれば、写真や動画のアップロード、SNS へのシェア機能なども求められ、素早いレスポンスを確保するには演算を端末内で行うネイティブアプリのほうが断然有利でしょう。

エンタメコンテンツ

エンタメコンテンツの代表例として挙げられるのがゲームではないでしょうか。ひとつのゲーム内で利用される機能にはさまざまあります。たとえば課金機能やガチャ機能などがその一例です。さらにゲーム部分を構築することも必要です。課金機能やガチャ機能はWebView でも問題ありませんが、ゲーム部分では素早いレスポンスが求められるためネイティブ部分での製作が求められる傾向が強いです。

結論からいえば、エンタメコンテンツにはWebView とネイティブを掛け合わせたハイブリッドアプリがもっとも適しているといえるでしょう。

アプリ開発は用途や目的に沿った形態にする必要がある

スマートフォンの普及率が高まり、多くの人がアプリをダウンロードすることが当たり前になってきました。企業は自社製品やサービスのアピール、販売促進のためアプリ開発を検討しており、アプリ開発をキッカケに売り上げアップにつながった事例もあります。その背景には、近年ではスマートフォンの普及率がパソコンよりも高くなったことで、アプリからの製品・サービス購入の増加があります。

モバイルアプリと一言でいっても、さまざまな種類があり、用途や目的に応じた最善の形があります。アプリ開発を検討する場合には、どのような形態で行くのかについてよく考えるようにしてください。

関連サービス

Volt MX Development Platform

モバイルアプリケーション開発プラットフォーム(MADP)サービス「Volt MX Development Platform」は、マルチデバイス対応のアプリケーション作成やバックエンドシステムへの接続に関わる開発工数の削減、運用後の保守・管理を最適化します。

※「Kony Mobility Platform」は2023年1月10日をもちまして、「Volt MX Development Platform」に名称変更となりました。

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