I-PEX株式会社

コロナ禍で繋がらないリモートアクセスを 「セキュアリモートアクセス2」で即解決。 全社的な在宅勤務を可能に

お客さま
I-PEX株式会社

課題
セキュリティ強化

業界
製造

組織の規模
5,001人以上

電子部品や自動車部品、半導体製造装置などのメーカであるI-PEX株式会社(以下、I-PEX)。同社では、2020年の夏に東京で開催予定だったスポーツイベント期間中に東京拠点の社員が在宅勤務できる環境を整備するため、以前から導入していたリモートアクセス環境を2019年末に増強。在宅勤務のトライアルを開始しました。当初は利用者も少なかったこともあり、問題なくリモートアクセスが利用できていました。しかし、2020年4月に緊急事態宣言が発出され在宅勤務をする社員が急増したところ、トラフィックが集中しリモートアクセスが繋がらない状況に。在宅勤務の社員は、社内の基幹システムやファイルサーバにアクセスして行う業務ができなくなりました。

そこで、ソフトバンクの「セキュアリモートアクセス2」を導入しリモートアクセス環境を増強。自宅から社内ネットワークにアクセスできない状況が解消され、在宅勤務でもオフィス勤務と全く同じ業務ができるようになりました。


「もともと導入していたリモートアクセスサービスと並行運用するまでもなく、セッションが途切れず安定している『セキュアリモートアクセス2』への移行を決めました」

I-PEX株式会社 技術開発統括部
情報システム開発部 IT推進課 課長 矢野 仁 ⽒


緊急事態宣言下での全社的な在宅勤務でリモートアクセスが繋がらなくなった

国内外に拠点およびグループ会社を持つI-PEXでは、2020年4月に1回目の緊急事態宣言が発出された直後に全社的な在宅勤務を開始。しかし「リモートアクセスに繋がらない」「繋がっても突然アクセスできなくなる」という連絡が多くの利用者から寄せられ、その対応に追われていたと矢野氏は振り返ります。

「当時利用していたリモートアクセスサービスは2019年末に増強したもので、会社が貸与しているPCを使って利用していました。繋がらなかったりセッションが途中で切れたりすることはなく、速度も問題なかったため満足していました。

ところが、1回目の緊急事態宣言による在宅勤務社員急増のタイミングで繋がらなくなったんです。

在宅勤務をしていたのは役職者の他に営業部⾨、設計部⾨、⼯場の製造管理部⾨、そしてバックオフィス部⾨で、対象となる社員は1,000名ほどでした。部⾨内で持ち回りで在宅勤務をすることになっていたので、同時にリモートアクセスするセッション数は400を超えることはないと判断し、バッファをみて同時接続数を600セッションに増強していたのですが、実際には180セッションくらいで繋がらなかったり、繋がってもいきなりセッションが切れたりするようになりました。当然、在宅勤務の社員からは⼤クレームです。特に、社内ネットワークにある基幹システムにデータを⼊⼒したり、サーバにあるファイルを編集することが多いバックオフィス部⾨や設計部⾨のみなさんへの影響は⼤きかったと思います。我々も⽇々のクレーム対応で⼼⾝ともに疲れ切っていましたね」(⽮野⽒)

また、ポリシー変更も都度ベンダへ依頼しなければならなかったことも課題だったと当時運⽤を担当していた井上⽒は語ります。

「当時はリモートアクセスのアカウントごとに利⽤できる社内システムやリソースを制限していたので、在宅勤務の社員から『このシステムにアクセスできないので⾄急アクセスできるようにしてほしい』という依頼も殺到しました。しかし、当時のリモートアクセスサービスはポリシー変更を都度ベンダに依頼する必要があり、変更反映も1営業⽇かかっていました。しかも緊急事態宣⾔でベンダも在宅勤務メインにシフトしていたため、変更反映が2〜3営業⽇かかるようになってしまい問題視していました」(井上⽒)

そこで同社はリモートアクセスサービスを提供するベンダへ相談。並⾏して、ソフトバンクを含む2社に検討を依頼しました。

「同時接続数の実績値が契約数に対しあまりにも低かったので、ベンダに原因と解決策を相談する⼀⽅、ソフトバンクさんともう1社にお声がけしました。2020年4⽉の中旬にお声がけしたのですが、同時接続数600セッションを担保できてゴールデンウィーク後すぐに利⽤開始できるリモートアクセスサービスありませんか、という無茶なオーダーをしたことを覚えています。

その結果、もう1社の⽅が納期を理由に辞退しましたので、既存ベンダの回答を待ちつつソフトバンクにご提案いただいた『セキュアリモートアクセス2』を急いで導⼊することになりました」(⽮野⽒)

運用のしやすさとパフォーマンスで「セキュアリモートアクセス2」を選択

まずは既存のリモートアクセスサービスとソフトバンクの「セキュアリモートアクセス2」の並行運用からスタートしました。

「ソフトバンクさんに相談した結果、納得のいく納期をご提案いただきましたのでお願いすることにしました。導入については、利用開始までの弊社およびソフトバンクさんのタスクと、利用開始日から逆算しタスクをいつまでに対応する必要があるか、が明記された簡易的なWBSまで作成いただきましたので、導入を進める上での認識違いやコミュニケーションのミスもなく導入することができました」(井上氏)


「『セキュアリモートアクセス2』運用開始時に困ったことは特にありませんでした。構成もシンプルでWebで設定などの管理ができるところも評価しました

I-PEX株式会社 技術開発統括部部
情報システム開発部 IT推進課 係⻑ 井上 精史 ⽒


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  • 掲載内容は2021年11月現在のものです。

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