SD-WAN
SDxネットワーク
SD-WANとは、Software Defined WAN の略で、ソフトウェア制御により動的にWAN(広域ネットワーク)を管理、運用するサービスです。
ソフトバンクのSD-WANは、ネットワークの構築を容易にし柔軟かつ迅速な設定変更を可能にします。クラウド上のアプリケーション利用の増大による回線のひっ迫もアプリケーションレベルでの可視化、制御を行うことで解消し、ネットワーク管理者が抱えるさまざまな課題を解決いたします。
企業ネットワークに対する課題
企業が利用する業務アプリケーションの多様化やクラウド化が進むことで、企業ネットワークに求められる要件が複雑化してきています。特に、クラウドサービスの中でもSaaSサービスの利用拡大にともなうトラフィックの増加や、ネットワーク上でやりとりされるコンテンツの大容量化にともなう重要度の低い通信による帯域の圧迫などさまざまな課題が出てきています。また、WAN環境が複雑化することで拠点増設時などのネットワーク変更に対する管理負荷も増加しています。そんなお客さまの課題を解決するのがソフトバンクの「SD-WAN」です。

クラウド時代の救世主。SD-WANの魅力とは
SD-WANの国内市場規模は2021年まで年間平均159%で成長すると予測されています。近年のビジネス環境の変化に対しSD-WANに注目が集まっている背景や市場のトレンドをご紹介。ぜひご確認ください。
SD-WANでお客さまのネットワーク課題を解決

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インターネットブレイクアウト
特定のアプリケーションのトラフィックを直接インターネットに抜けさせることで、トラフィック増による通信のひっ迫を解消します。 -
マルチパス
アプリケーション単位での通信を可視化し、重要度によって最適な回線を選択することで重要な通信に対する帯域を確保します。 -
SD-WAN専用ポータルによる一元管理
アプリケーション単位のトラフィック監視や、ルーティング設定、ステータス確認などは、遠隔からSD-WAN専用ポータルで一元管理可能です。そのため、設定・変更の作業コストや時間を削減することができます。
選べる3つのタイプ
ソフトバンクのSD-WANではお客さまの必要機能に応じて3つのタイプから選択できます。
SD-WAN Type H | SD-WAN Type F | SD-WAN Type X | |
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提供 機器 |
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![]() |
![]() ハードウェア:Lanner製 |
特長 |
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詳細
SD-WAN Type H
オーバーレイに対応したSD-WANサービスを安価にご提供いたします。また、SD-WAN Type H専用の管理ポータルをご提供いたします。

特長
ネットワークパスごとのアプリケーション選択が可能です。また、しきい値を超えた場合は自動的にパスを切り替えることも可能です。
活用例
用途に応じて敷設している既存ネットワークを統合したい。
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基幹系と情報系など別々のネットワークをコスト削減を目的に統合させたい
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SD-WANポータルでオーバーレイネットワークを構築する事が出来るため、容易にネットワークの統合が可能
SD-WAN Type F
高セキュリティかつアプリケーション単位の最適化を実現するSD-WANサービスをご提供いたします。また、SD-WAN Type F専用の管理ポータルをご提供いたします。
特長
複数のセキュリティ機能をSD-WANルータに集約しているためインターネットブレイクアウトでインターネットに直接接続する場合でもセキュアに利用できます。
SD-WAN Type Fのルータが持つセキュリティ機能
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Webフィルタ機能
カテゴリごとに許可、ブロック、ログなどのアクション設定が可能です。
また、httpだけでなくhttpsにも対応可能です。 -
ファイアウォール機能
アプリケーションコントロール機能と組み合わせることで、既存のファイアウォールでは制御不可能なhttpと同一のポートを利用するアプリケーションに対し、ポートやプロトコル番号に依存せずアプリケーションを識別し、セキュリティポリシーを適用できます。
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アンチウイルス機能
ASIC(集積回路)を利用した高速リアルタイムスキャンを実施し、常に最新の脅威に対応できます。
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アンチスパム機能※1
スパムを包括的かつ多層的なアプローチで検知し、ブロックするフィルタリング機能をご提供します。
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IDS・IPS(侵入検知防御)
IPSエンジン、シグネチャを利用し攻撃を検知した場合は、当該パケットをブロックします。送信元のIPトラフィックを遮断することも可能です。
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サンドボックス機能
未知の脅威も隔離された環境で検査を実施し、マルウェアと判断したものをブロックします。
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アプリケーションコントロール
ネットワーク使用状況を可視化しアプリケーションに基づいてトラフィックを検出。特定アプリケーションのブロックなどを行い制御します。
活用例
セキュアな環境で特定のアプリケーションをインターネットブレイクアウトしたい。
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インターネットと直接接続するためセキュリティも加味した特定のアプリケーションのインターネットブレイクアウトを実現したい。
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SD-WANルータ内に複数のセキュリティ機能を集約することで、高いセキュリティを確保したインターネットブレイクアウトを実現
SD-WAN Type X
マネージドサービスとしてSD-WANを提供します。
特長
独自のルーティング仕様によりインターネットでもセキュアなネットワークを構築できます。
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セキュアベクタルーティング
ゼロトラスト・セキュリティモデルのルーティング送信元と宛先、経路を定義した通信のみが許可される。 -
効率的な通信
IPSecよりもオーバヘッドを低減でき、効率的な通信が可能になります。 -
LTEモデル
SIMカードスロットを搭載しているLTEモデルを提供。モバイル回線を利用することにより、拠点開通納期が短縮されます。また、有線のモバイルバックアップ構成も可能になります。 -
パケットコピー機能
指定のUDP通信を冗長化された回線にパケットコピーして送信し、通信の品質を向上させます。 -
vCPEの提供
IaaS上にvCPEを導入し、クラウド事業者のVPNゲートウェイを利用しないことでインターネット経由でも自由なネットワーク設計が可能になります。
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