院内コミュニケーションとして利用されてきた構内PHSのサービス終了に伴い、代替手段として期待されるのがプライベートLTE sXGPです。
医療機器への電波干渉を解消し、災害や通信障害時にも安心のオンプレミスシステムで、「音声」+「アプリケーション」の利用が可能です。
PHSと同様の1.9GHz周波数帯を使用。医療機器や既存Wi-Fiとの干渉が少なく、歩きながらの通話も途切れづらいため、安定した通信を実現できます。
クラウド環境とは違い、オンプレミスで自社構築しているため、災害時に起こるネットワークの輻輳や規制といった影響を受けず、利用することができます。
今まで複数台持つ必要があった端末を、1台に集約できます。外線、内線の他にナースコール※とも連携でき、カメラやチャットなど通話以外にも業務利用することができるようになります。
「VoLTEナースコール」アプリを使うことで、スマートフォンとナースコールを連携させ、普段使っている標準電話機能でナースコールを受信することができます。VoLTEを活用することで、既存のWi-Fiを利用したまま高品質な音声通話を利用できます。
さらに、呼び出しがあった時には、ベッド番号や患者氏名、呼び出しの種類(緊急、一般、トイレ介助、点滴終了、脱落警報など)や、連動した機器のアラート名称など、ナースコールから送られるテキスト情報が受信時に表示されるので、すぐに患者さんのそばに駆けつけることができます。
実際に連携した動画をホワイトペーパーに掲載していますので、ダウンロードの上でご覧ください。
Androidのスマートフォンに加えて、iPhone やiPadのiOS端末も対応機種として取り揃えています。また、ビー・ビー・バックボーン社のsXGP専用プロファイルをSIM/eSIMに適用することができ、業務をスムーズに行うことができます。
専用プロファイルのメリット
sXGPは構内PHSと音声品質は変わらず、できることが広がります。
電波利用協議会様より発行される「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」
にPHSの後継サービスとしてsXGPが掲載されました。
項目 | 構内PHS | Wi-Fi | sXGP+スマートフォン |
---|---|---|---|
音声品質 | ○ | × 途切れやすい | ○ |
速度 | △ | ◎ | ○ |
電波の回り込み | ○ 1.9GHz | △ 2.4/5GHz | ○ 1.9GHz |
基地局への接続数 | △ | △ | ○ |
対応デバイス | △ | ◎ | ○ |
ナースコール連携 | △ | ○ | ○ |
システム連携 | × 音声のみ | ○ | ○ |
PBXとEPCがセットになった「sXGPコア」でシンプルな構成を実現します。
約600床
PHSからの移行、内線電話、通話品質の向上、スマートフォン連携の環境構築(3点認証等)
約400床
PHSからの移行、内線電話、IPナースコール、電子カルテ連携等の看護支援業務、波形連携モニタリングシステム
約60室
PHSからの移行、内線電話、ナースコール連携
PHSと別の周波数帯を利用できるため干渉を回避できます。
構内にシステムを構築するため自家発電機を利用することで、継続利用が可能になります。
sXGP SIMと公衆回線SIMを一台の端末に2枚利用することで屋外でも通話が可能になります。
ビー・ビー・バックボーン株式会社について
sXGPサービスは、ソフトバンクのグループ会社であるビー・ビー・バックボーン株式会社が提供いたします。
ソフトバンクはビー・ビー・バックボーン株式会社の販売代理店として、お客さまの課題に真摯に向き合い、ビジネスを支援していきます。
新規導入のご相談、サービス仕様についてご相談をお受けしています。