2019年6月19日、ソフトバンクグループ株式会社の第39回定時株主総会が開催されました。
代表取締役会長 兼 社長の孫正義が議長を務め、報告事項と決議事項議案を説明。改めて戦略的投資会社であるソフトバンクグループとは何か? について、今後の事業戦略と合わせて説明しました。
「投資会社として生まれ変わったソフトバンクグループ連結の営業利益は、今回初めて2兆円を超えました。投資会社としての指標で一番大事なのは『株主価値』であると考えています。われわれの事業最大の成長エンジンである『ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)』は設立から2年で、世界中のAI企業でナンバーワンの実績がある約70社に投資をしています。SVFは他のファンドに比べて圧倒的なポジションにあり、実績を作っています」
これまでの壮大な事業ビジョンから導かれた実績を挙げ、今後もSVFが生み出す実績から株主価値は順調に推移していくだろうという見通しを示しました。
最強と最強を結びつける「AI革命の指揮者」へ
「SVFが投資するAI企業は、スタートアップではなくその分野で圧倒的にナンバーワンの地位を確立したユニコーン企業です。彼らが演奏家だとするとわれわれは指揮者の役割を担うことで、ひとつのオーケストラのような『エコシステム』作りたいと考えています。例えばウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、指揮者や演奏家が変わりながら200年以上継続し、恐らくこれから100年、200年後もこのまま存続し成功していくと思いますが、われわれもそういう伝統とブランドを持つエコシステムを作り出したいと考えています」
全ての産業を再定義すると言われる「AI革命」の時代を迎える中で、ソフトバンクグループはSVFが投資する最強のAI企業各社を結びつけるハブとしての役割を担っていくと語りました。
3議案を決議
最後に本総会は、議案として提出された「剰余金の処分の件」「取締役12名選任の件」「監査役1名選任の件」の採決が行われ、3議案全てが賛成多数で決議されました。
第39回定時株主総会についてはこちらからご覧いただけます。
動画 | |
---|---|
決議内容・資料 |
(掲載日:2019年6月19日)
文:ソフトバンクニュース編集部