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学校のスポーツ指導をICTで変える。大阪体育大学と連携協定を締結

学校のスポーツ指導をICTで変える。大阪体育大学と連携協定を締結

大阪体育大学とソフトバンクは、ICTを活用した新たなスポーツ指導法の開発を促進し、学校や地域におけるスポーツの発展に貢献することを目的とした連携協定を2023年6月29日に締結し、次の4項目に取り組みます。

  1. (1)スポーツや運動指導におけるICTの利活用と推進
  2. (2)スポーツや運動指導を通じた地域の発展および活性化
  3. (3)スポーツや運動指導の研究とその利活用
  4. (4)その他、両者が必要と認める事項

2021年度から大阪体育大学では、中学校などで運動部の部活動指導にあたる学生を育成する「グッドコーチ養成セミナー」を開講し、大阪府と兵庫県にある26の中学校の部活動で指導にあたっています。また、ソフトバンクの協力の下、部活動の遠隔指導などが可能なサービス「AIスマートコーチ」と「スマートコーチ」を活用し、大阪府泉大津市立中学の部員にタブレットを活用したバスケットボールの技術指導を行う実証実験を2022年度に実施しました。

本連携協定式では、実際に部活動の指導で「AIスマートコーチ」と「スマートコーチ」を活用している大阪体育大学の学生がデモンストレーションを行い、「『AIスマートコーチ』はコーチのお手本と実際の生徒の動画を同時に比較できるため、第三者視点で自らの動きを確認し、修正の方向性が把握できる。『スマートコーチ』は、生徒からアプリ経由で送られてきた動画に音声や図形でアドバイスを入れて戻すことができるので、コーチが同じ場所にいなくても遠隔で指導ができる。これらの2つを活用することで、部活の練習方法の幅が広がるだけでなく、指導のクオリティーも向上する」と、そのメリットを説明しました。

学校のスポーツ指導をICTで変える。大阪体育大学と連携協定を締結

神﨑浩副学長は、大阪体育大学がスポーツ系の大学として50年以上の実績があることを紹介し、「これまで培ってきたスポーツ指導とICTの融合として、ソフトバンクが開発した『AIスマートコーチ』と『スマートコーチ』を使った中学校向けの指導を展開している。今、部活動においては指導者不足や入部者の減少、生徒のスポーツへの関心低下などの課題に直面しているが、良い効果を出していけるよう、ソフトバンクと一緒に取り組みを進めていきたい」と連携への強い意欲を見せました。

ソフトバンク コーポレート統括 CSR本部 本部長の池田昌人は、子どもたちのスポーツ環境における課題にどうやって向き合うかに触れ、「『AIスマートコーチ』と『スマートコーチ』は本来、一般のスポーツをする方やスポーツ指導者を対象に開発されたサービスだが、学校教育で活用できることが分かり、これまでに60自治体・225の部活に導入している。大阪体育大学とは既に実証実験などを通じて取り組みを進めているが、この連携協定を機に、大阪体育大学を中心にオンライン指導に関するノウハウを集約し、全国に発信していくことで子どもたちの未来を創っていきたい」と抱負を語りました。

ソフトバンクのサステナビリティ

サステナビリティ

今回紹介した内容は、「人・情報をつなぎ新しい感動を創出」に貢献することで、SDGsの目標「1、3、4、8、9、10、11」の達成と社会課題解決を目指す取り組みの一つです。

人・情報をつなぎ新しい感動を創出

(掲載日:2023年7月6日)
文:ソフトバンクニュース編集部