話題のChatGPT、企業のどんな業務に利用できるのか?

2023年5月22日掲載

ChatGPT 業務利用

近年、AIの進化が著しく、画像認識技術を用いて欠陥品を製造段階で発見したり、販売データから将来の需要予測を行うなど、従来は人が行わなければならなかった業務を自動化するソリューションが続々と登場しています。その中でも、大きなインパクトを持つとされているのが文章生成AI「ChatGPT」です。本ブログではこのChatGPTの概要と、業務での利用についてご紹介します。

目次

ChatGPTとは?

メディアなどでも盛んに取り上げられている「ChatGPT」は米OpenAI社が開発した自然言語処理モデルの一つです。ChatGPTは収集した大規模なデータから利用者のリクエストに対し自然な文章での回答を生成することができ、企業での活用も期待されています。基本的なサービスはWebフォームから登録すれば無料で簡単に利用できるもののほか、より高度な文章作成などの機能を備えた有料バージョン「GPT-4」もあります。

ただ企業での利用には注意点もあり、ChatGPTに入力した内容が外部へ流出してしまうことも懸念されるため、入力情報を選別するなど運用面やセキュリティ面には気をつけることが求められます。

ChatGPTの業務活用例

情報収集

ChatGPTに調査したいことを質問すると、関連情報を要約して提示してくれます。例えばAI業務活用など、新しく難しい分野を自分で調べるとなるとWebサイトを巡回したり読書が必要で時間も労力もかかりますが、ChatGPTを使えば探索にかける時間を格段に短くできます。また、回答は要点がまとまっているので、検索サイトや本で調べるよりも分かりやすい結果が得られます。こうした特長から、ChatGPTはリサーチや情報収集の起点として役立ちます。

文章の作成

ChatGPTに「新しい製品の広告文を考えて」など指示すれば、そのための文章を作ることができます。そうした文は広告やブログ、メールの素案として活用可能なレベルで出力されるため、マーケティング活動などにおけるコンテンツ作成の効率化が可能です。しかし、ChatGPTが生成した文章をそのまま使用することは著作権などの面でリスクがあるため、担当者によるブラッシュアップは欠かせません。

アイデア出し

新しい企画の立案が必要になった際、キーワードとともにChatGPTに「新しくはじめるサービスの企画を立案してほしい」などと入力すると、企画概要やシナリオについてのアイデア提案を受けられます。これにより企画の構成を考える初期の作業を効率化することができます。また、企画を練る中で考えをまとめたり、異なる視点からの意見がほしいときも、人間と話しているかのような自然な文章での応答を得られるため、ブレインストーミングの相手としても活用可能です。

ChatGPTについて深く学びたい方はこちら

本ブログでご紹介したようにChatGPTはさまざまな業務で活用できる大変有望なツールです。しかし、生成された文章の信頼性や正確性については、追加の確認やリサーチが必須です。また、ChatGPTへの入力時に用いるプロンプトと呼ばれる命令文によって、生成する文章の精度が異なります。そのため実用的な文章を作りたいときは、「質問からずれないように」や「まとめ文を追加」といった条件をプロンプトに追加するなどの工夫も必要です。

ChatGPTに興味を持たれた方は、下記のリンクからウェビナーをご覧いただければ、業務における使い方や注意点についてより詳しい情報を得ることができます。ぜひご視聴ください。

ソフトバンクのAI開発者が語るChatGPTのビジネス活用とAI倫理ガバナンスの重要性について

ソフトバンクのAI開発者担当よりChatGPTの最新情報やビジネス活用事例をお届けし、今後のトレンドであるGPT-4やAI倫理ガバナンスの重要性についても解説します。 自社のビジネスにChatGPTを活用したい方には、必見の内容です。ぜひご視聴ください。

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現場で活躍しているエンジニアがAI開発ノウハウや事例を教材化し「レシピ」として提供している、人材育成支援サービスです。演習やワークショップで応用力を高め、AI技術・データサイエンスを使いこなす能力を鍛えられます。また、ChatGPT研修も2023年06月から提供予定です。

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