【マンガで読む】DXの本質とは。デジタル技術の力を借りて、新しい価値を生み出す|DXすいっち!(最終話)

2024年3月29日掲載

【マンガで読む】DXの本質とは。デジタル技術の力を借りて、新しい価値を生み出す|DXすいっち!(最終話)

『DXすいっち!』あらすじ(最終話/全5話)

架空の中小企業・株式会社ぎゅーほ堂の総務部で働く、スマホのフリック入力もできない生粋のアナログ人間・阿奈 六男(あな ろくお)部長が、突如、社長より「DX担当」を拝命!
DXって何のこと? から始まった阿奈部長のデジタル冒険。出寺 樽子(でじ たるこ)の力を借りながら、勤怠管理、リモートワーク、ペーパーレス…と、DXを導入してきました。そんな阿奈部長が辿り着いた境地とは?

◁第4話 最終話

DXすいっち!(最終話、1ページ目)
DXすいっち!(最終話、2ページ目)
DXすいっち!(最終話、3ページ目)
DXすいっち!(最終話、4ページ目)

目次

DXがもたらした「目にみえる」変化

DXがもたらした「目にみえる」変化

こんにちは、出寺 樽子(でじ たるこ)です。いよいよ、最終話を迎えました。
振り返ってみれば、弊社がDX推進の方針を決定して以来、阿奈(あな)部長の「DXって、なんの略?」という全くゼロのレベルから、あれこれ施策を打ってきました。


私も力を尽くしましたが、道のりはまだまだ遠い…。
株式会社ぎゅーほ堂の精神、牛歩の歩みでも一歩ずつ、を心がけてまいりましたが、長き道のり、道の先を見れば途方に暮れることも正直あります。

でも、そうそう。阿奈部長、スマートフォンのフリック入力ができるようになったんですよ!

DXがもたらした「目にみえる」変化

キーボードも人差し指だけで打っていた阿奈部長ですが、少しずつパワーアップしているようです。

そして、道のりはまだ半ばではあるものの、目にみえる効果もあります。

窓を隠すほど、高いタワーとなりつつあった弊社の書類の山は、ペーパーレスに取り組んだ後、姿を消し、代わりに、外出先からでも情報・資料の共有ができるようになりました。
わざわざ書類を書いたり閲覧したりするためだけに、外回り後に会社に戻ってきていた営業部の社員も、今では直帰が可能に。退社時間が前倒しできて、その分、家庭や趣味の時間を作れているようです。

DXがもたらした「目にみえる」変化

今となっては、ペーパーレスを進めるきっかけをくれた「紙なだれ事件」に感謝するべきかもしれません…。

そして、オフィス出社とリモートワークの良いとこどりをするハイブリッド型ワークを導入したことで、私は往復3時間の通勤時間を削減でき、より仕事に集中できるようになりました。
その分、大好きな食に時間を充てることも可能になり、案の定、食べる量は増えましたが、それも「眠る2時間前以降は何も食べない」など、労務管理と同じくルール化をし、健康的に過ごすことができております。

一時的な変化コストが面倒でやらないなんてもったいない

一時的な変化コストが面倒でやらないなんてもったいない

さらに、目にはみえない変化の兆しにも、私は気付いています。
DXの推進で、社内に前向きな空気が満ち渡るようになったのです!

DX、デジタル変革、と聞くと、ちょっと「まだいいかな…」と変化を怖がる気持ちはみんな共通のもの。変化って、面倒なものなんですよね。

でも、弊社では、そんなDXなる言葉と最も縁遠く思えた阿奈部長がDXを担当。
社内きってのアナログ部長が、変化を恐れず新しいことをしてみようと取り組んでいる姿を見て、みんなも「取り組んでみよう」と前向きになってくれました。

DXを導入すると、これまでのやり方を変えることになります。そうすると、DXに転換するために、普段かからない労力が、どうしても一時的にかかりますよね。
ただ、それに全員が一丸となって取り組めば、退勤時間が早まった営業部社員のようにワークライフバランスを良好に保つことができるようになりますし、私のように仕事への集中力を増し、ひいては会社業績にも好影響を生み出すことができるでしょう。

会社にも、私たち社員にも、いいことがあるなら、踏み出す一歩は早い方がより多くの恩恵を受けられるのではないでしょうか?

DXとは、新しい価値を生み出すもの

DXとは、新しい価値を生み出すもの

一般的にデジタル化の費用対効果は、非常に高いとされています。DXを正しく行えば、コスト削減や仕事の効率化は自ずと進むもの。

ただ、DXのメリットはそれだけに留まりません。デジタル化で浮いたコストや時間を、成長領域の新事業へ投資したり、人材育成やスキル習得に使ったりして、組織全体の生産性アップにつなげることができるのです。

そう、DX化の本質とは…

DXとは、新しい価値を生み出すもの

阿奈部長が言うように、DXの本質とは、デジタル技術を用いて、新しい価値を生み出すことなのです。

DXを継続して推進し、成果を出すために心がけるべきポイントを、改めて以下に挙げておきます。

  • 方針の徹底。DXを完遂させる強い意志をトップが示し、ビジョンと方向性を明確にすること。
  • 環境の構築。DX推進には、ある程度の環境整備や設備投資が必要。デバイスを社員に貸与したり、リモートワークしやすい場を会社側が用意したりすること。
  • すべてのスタッフの意識を同じ方向に向けること。

DXはうまく付き合えば、仕事を、そして自分を変革させる、心強いパートナーになってくれるでしょう。
弊社のDXもそこまで辿りつけるよう、牛歩でも一歩ずつ、邁進してまいります!

どうか皆さんも、取り入れやすそうなものから試してみてくださいね。
社内のDXスイッチを押すのは、ときに大変かもしれませんが、きっと同じ気持ちを持つ上司や同僚が協力してくれるはずです。

皆さんのお役に立てるのであれば、出寺 樽子、またいつでも、ここに戻ってまいります。

『DXすいっち!』(全5話)、阿奈部長と、私、出寺 樽子の奮闘にお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました!

DXとは、新しい価値を生み出すもの

導入事例

岸和田商工会議所

まずはやってみる。身近な課題を解決するために進めた職員14名のデジタル化

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