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「スマート兵庫」の実現へ。兵庫県と携帯電話事業者4社がデジタル化の推進に関する連携協定を締結

「スマート兵庫」の実現へ。兵庫県と携帯電話事業者4社がデジタル化の推進に関する連携協定を締結

8月29日、ソフトバンクをはじめとする携帯電話事業者4社は、「スマート兵庫」の実現に向けたデジタル化の推進に関する連携協定を、兵庫県とそれぞれ締結しました。

デジタルデバイド解消に向け、県全域でのデジタル実装を加速化

兵庫県は広大な県土を持ち、人口が偏在しているため、多様な地域課題の解決にはデジタル技術の活用が必要となっています。そこで兵庫県は携帯電話事業者4社との連携により、県全域でデジタルの社会実装を加速させ、誰もがデジタル技術の便利さを実感し、自らのニーズに応じたサービスを選択できる 「スマート兵庫」の実現を目指すことになりました。

今回連携する内容は3項目。1つ目は「スマートシティの取り組み」で、多様な地域課題をICT・データにより解決します。公募により選定された6つの市を対象に、携帯電話事業者各社がそれぞれ、技術やサービスの提案を行います。また、秋以降に組成する予定のスマートシティ推進に関するコンソーシアムに参画し、モデル地区の取り組みの推進や横展開を図ります。

2つ目の「デジタルデバイド解消の取り組み」では、スマートフォンの利用拡大を目的としたスマホ教室を開催。県内の市町とも連携し、高齢者などを対象とした講習会を開催します。また、都市部や中山間部などを含む県内全域で5Gエリアの拡大に取り組みます。県は、保有する施設の情報の公開や施設管理者とをつなぐ窓口を開設し、携帯電話事業者がこれらを積極的に活用できる環境を整備します。

3つ目は「行政やくらし・産業など、様々な分野のDX推進」です。「スマート兵庫」の推進に向け、県と携帯電話事業者が持つ知見を共有して、デジタル化に取り組みます。

携帯電話事業者ならではの強みを活用してスマートシティの推進に取り組む

携帯電話事業者ならではの強みを活用してスマートシティ推進に取り組む

スマートシティ・デジタルデバイド解消の取り組みに関する連携協定を、県が携帯電話事業者4社と同時に締結するのは全国初です。締結式には兵庫県知事の齋藤元彦氏と、ソフトバンク株式会社・株式会社 NTTドコモ・KDDI株式会社・楽天モバイル株式会社の代表者が出席しました。

兵庫県の齋藤知事

兵庫県の齋藤知事は「コロナ禍を経て、スマートシティの推進などのデジタル化のニーズは高まっている。一方で、県民『誰一人取り残されない』ために、ソフト・ハード両面での対策が必要。各社はさまざまな人材や技術を保有し、ソリューションを展開している。県は、各社の強みを活用しながら、取り組みを進めていきたい」とコメントしました。

ソフトバンクから出席した常務執行役員 法人事業副統括 三宅富男は「当社にはヤフーやLINEなどのグループ企業も含めてさまざまなソリューションがある。それらを活用して自治体のデジタル化を支援していきたい。住民や県庁の皆さまに寄り添って、必要なソリューションを一緒に考えていく」と意気込みを語りました。

常務執行役員 法人事業副統括 三宅富男

今回の連携協定に関する詳細は、以下のプレスリリースをご覧ください。

(掲載日:2022年9月1日)
文:ソフトバンクニュース編集部