Oh! B2Bマーケティング 第2回レポート
BtoBマーケティング業務に楽しく取り組むための勉強とは?

2022年08月29日掲載

SoftBankのBtoBマーケティング担当者が語る「Oh! B2Bマーケティング」

BtoBマーケティングを、実際にマーケティングを行うマーケターの立場から、実践的な話を取り上げて毎週木曜日にお送りするBtoBマーケティング番組『Oh! B2Bマーケティング』。

8月25日の第2回配信では、BtoBマーケティングの業務に取り組むにあたってどのような向き合い方が必要なのか、レギュラーメンバーの3人で紐解きました。

目次

第2回出演者紹介

山田泰志

山田 泰志

長年BtoBマーケティングを専門とし、ソフトバンクのBtoBマーケティングの戦略から実行まで広く行う役割を担う。世界レベルのBtoBマーケティングの仕組みや実践を知る専門家。

早川 真理奈

BtoBマーケティング経験は3年目。現在は主にマーケティングオートメーション(Marketo)を使ったメールによるマーケティング活動を主たる業務として行う。

竹之内 彩歌

2021年に、全く違う職業からBtoBマーケティング担当者に転身。日々BtoBマーケティングを学習中。現在は、早川さんと同じくメールによるマーケティング活動を主たる業務として行う。

 

BtoBマーケティング業務で必要なこと「勉強する」

BtoBマーケティングの業務をしっかり進めていくには、多岐にわたる知識や技術が求められます。これを聞くと、勉強するのは面倒くさいな、大変だな、と思う方もいるのではないでしょうか。しかし、特にBtoBマーケティングにおいて知識をつけて業務に臨む、ということは必須といっても過言ではありません。

竹之内さん
「どんな仕事でも目の前の業務をこなす、というのは共通していると思いますが、BtoBマーケティングは勉強して知識をつけないとそもそも業務ができない、というのが大きな違いですね。」

早川さん
「以前いた部署では業務に直結するような勉強をするという発想がなくて(笑)。マーケティングにきて、ようやく勉強すると業務が面白くなるんだと気づきました。」

業務を適切に進めるためだけでなく、楽しくBtoBマーケティング業務に取り組むには、まず自分から知識をつけにいくことがカギとなりそうです。では、実際どのような勉強をしていけばよいのでしょうか。

BtoBマーケティングにおける勉強とは?

一言に「勉強する」といっても、さまざまな方法があります。ソフトバンクでは「本を読む」ことが強く推奨されており、若手メンバー2人も月に数冊本を読んでいます。しかし、どのようなトピックの本を読めばよいのか迷う方は多いのではないでしょうか。

毎月15〜20冊ほど本を読む山田さんは、「今の自分が興味が向いていることに関するトピックを選ぶ」ことを大事にしているそうです。例えば、ミーティング内でメールマーケティングの話が挙がったらメールマーケティングの本を読んでみたり、その5日後に飲食業界にアプローチをしていく話が挙がれば飲食業界の動向について調べてみたり、ずっと同じトピックについて勉強を続ける必要はないのです。人の興味は移り変わるもので、興味の方向が変わったらその都度そのトピックの本を読んでみる、と考えれば、継続するのもそこまで難しくないのではと思います。

読みたいトピックが決まったら、次は実際に本を選ぶフェーズに入ります。大きな書店やオンラインで本を購入するときには、膨大な本の中から読むべき本を見つけなければいけません。本を選ぶ場合はどのようなことを気にすればよいのでしょうか?

山田さんに、本を選ぶときのコツをきいてみました。

《山田流》良い本、読むべき本の見分け方

①著者の名前

著者の名前がカタカナか漢字かを確認します。カタカナならば著者は外国の方で、海外で定評ある本が翻訳され日本でも出版されている可能性が高いということです。もちろん日本人が著者の本で良書もありますが、ビジネス、特にBtoBマーケティングの分野は海外の方が進んでいるので、まずは著者名がカタカナの本から探すことをお勧めします。

②著者のプロフィール

著者の経歴も重要な判断基準です。タイトルと著者のプロフィールから、どのような話が書かれているか推測をつけることができます。タイトルが魅力的でも、内容が本当に自分の期待と合っているかを見分けるときに役立ちます。

③『はじめに』に何が書かれているか

本の冒頭にある『はじめに』の文にざっと目を通すのもお勧めです。特に和書に多いですが、『はじめに』にはその本で伝えたいことや著者の思いが凝縮して書かれています。オンラインで購入する場合も、冒頭だけ試し読みができることもあります。

【視聴者からの質問】

最近、YouTube動画やマーケティング企業が出しているブログなどもよく見ています。本以外の情報源はどうでしょうか?

【回答】

マーケティング知識の習得という面では、海外のウェビナーやアーカイブ動画は良い情報源になります。やはりBtoBマーケティングにおいては海外と日本の情報量が各段に違うので、最新の情報を得られるという点でおすすめできると思います。
また、メンバーの中には自分が読んだ本の書評を見て、自分の理解を深めている人もいました。

メンバーが最近読んだ本

実際にソフトバンクのメンバーがどのような本を読んでいるのか、若手メンバー2人に最近読んだ本を紹介してもらいました。
2人とも業務で課題に感じている点を解決するために本を読んでいることが伺えます。

『即! ビジネスで使える 新聞記者式伝わる文章術』

竹之内さん
「普段メールマーケティングに携わっているので、メールの文章を書く上で組み立て方や注意点を整理するために読みました。」

(学び)

  • 基本的に文章は読まれない
  • 冒頭の3行がカギ
  • 長い文章は読まれない

『THE MODEL』

早川さん
「マーケティングに異動したての頃に読んだ本です。最近業務で行き詰まってしまうことがあり、ヒントを求めて改めて読んでみました。」

(学び)

  • 自分の業務(メールマーケティング)だけを考えてはいけない
  • 重要なのは、お客さまや組織にとって何が大事かを広い視野で考えること
若手メンバーが読んだ本

Oh! BtoBマーケティング
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