Oh! B2Bマーケティング 第3回レポート
BtoBマーケターが顧客の業界知識を勉強するワケ

2022年09月06日掲載

SoftBankのBtoBマーケティング担当者が語る「Oh! B2Bマーケティング」

BtoBマーケティングを、実際にマーケティングを行うマーケターの立場から、実践的な話を取り上げて毎週木曜日にお送りするBtoBマーケティング番組『Oh! B2Bマーケティング』。前回はBtoBマーケティングの勉強をテーマに、どのようなインプットが必要なのかを3人で話しました。

今回は、マーケティング以外の分野でメンバーが勉強していることについて聞いていきます。

目次

第3回出演者紹介

山田泰志

山田 泰志

長年BtoBマーケティングを専門とし、ソフトバンクのBtoBマーケティングの戦略から実行まで広く行う役割を担う。世界レベルのBtoBマーケティングの仕組みや実践を知る専門家。

早川 真理奈

BtoBマーケティング経験は3年目。現在は主にマーケティングオートメーション(Marketo)を使ったメールによるマーケティング活動を主たる業務として行う。

竹之内 彩歌

2021年に、全く違う職業からBtoBマーケティング担当者に転身。日々BtoBマーケティングを学習中。現在は、早川さんと同じくメールによるマーケティング活動を主たる業務として行う。

 

ソフトバンクのマーケターが学ぶ業界知識

マーケティングの業務を行う中では、マーケティング以外の知識・勉強が必要になることが多々あります。代表されるものがマーケティングを行っている業界の知識です。ソフトバンクでは通信事業を始めとしてIT商材を広く扱っているため、ソフトバンクのマーケターはITの知識が必須です。

そんな中、メンバーの2人が挑戦しているのが「基本情報技術者試験」です。この試験は国がITエンジニアの基礎として定めた内容を問うもので、コンピュータなどIT技術全般の基本的なIT知識が身についているかを知ることができます。

マーケティング活動をする中で、接するお客さまとコミュニケーションが取れるような商材や業界の知識を持っておくことが、マーケティング担当者としてレベルを高める一つのカギとなります。

BtoBマーケティングで業界知識が必須な理由

BtoBマーケティングの特徴の1つが、取り扱う製品を自分のプライベートな生活で使うことがない、ということです。つまり、日常生活でその製品や業界に関わらないので、意図して学ばないと想像ができません。マーケティングするには、製品やその利用者のことを、よく調べて学ぶ必要があります。

 

メンバーの早川さんは、マーケティング活動の一環としてのヒアリングや他業種の方々との交流機会を通じて、今実際にその業界にいる方がどういった部分でお困りなのか、情報収集をしています。

また、基本情報技術者試験の勉強をしている竹之内さんは、IT知識の習得によるマーケティング活動への効果を実感していました。お客さまとメールコミュニケーションを行う際に、知識を基にしたキーワード選定を行ったほうが的を得たキーワードになりやすいと言います。さらに、お届けするコンテンツの中からキーワードをピックアップしてただ並べただけのメールよりも、知識を基にコンテンツの内容や背景を正しく理解して自分の言葉で説明したメールのほうが、数字として成果が出ていました。

【視聴者からの質問】

IT業界で通用するBtoBマーケティングの手法やテクニックは他の業界でも通用するのでしょうか?

【回答】

BtoBマーケティングの基本的な考え方や手法自体は、業界に依存するものではありません。
しかし、その業界によって顧客の状況やニーズは多様です。マーケター自身がお客さまを理解して、どのようなコミュニケーションが適切なのか、最適な方法を自分たちで考えていくべきです。

マーケターは、マーケティング”だけ”勉強すればいい、というわけにはいきません。

お客さまの業界・仕事を理解して、いかにお客さまと同じ方向を向いて話ができるか、という点が非常に重要です。

Oh! BtoBマーケティング
BtoBマーケターのためのオンライン番組

BtoBマーケティングを実践的に深く取り組みたい人が集まり、BtoBマーケティングを探求する仲間が増えることを目指したオンライン番組。
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