Oh! B2Bマーケティング 第27回レポート
Webマーケティング実践編

2023年4月7日掲載

SoftBankのBtoBマーケティング担当者が語る「Oh! B2Bマーケティング」

今回は、先週の「 BtoBマーケティング メール実践編」に引き続き、「Webマーケティング実践編」をテーマに番組をお届けしました。

目次

第27回出演者紹介

山田泰志

山田 泰志

長年BtoBマーケティングを専門とし、ソフトバンクのBtoBマーケティングの戦略から実行まで広く行う役割を担う。世界レベルのBtoBマーケティングの仕組みや実践を知る専門家。

宮野 綾

宮野 綾

2019年からBtoBマーケティングに従事。2022年4月からソフトバンクにてWebマーケティングを担当。普段の放送ではブログ執筆を担当しているが、今回は司会として登壇。

そもそもSEOって?

SEOとはSearch Engine Optimizationの略です。SEOは、マーケティングの話をしていると随所に出てくるワードです。日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。

Optimizationとは、「今の状態よりもさらに良くしていきましょう」という意味合いで英語の言葉では表現されています。しかし、日本語に直訳したときの「最適化」。これは、具体的にどのようなことを考えなければならないでしょうか。

みなさんは、スマホやPCで何かを検索をするとき、Google検索やYahoo検索などを利用しているでしょう。検索した後は、表示されているものからページをクリックし閲覧するはずです。表示順位が高い程、多くの人に見てもらいやすくなります。

ページを公開している側からすれば、なるべく多くの人の目に触れてもらいたいため、ページ順位を上位に上げることが重要です。では、どのようにしたら、ページ順位を上げることができるのでしょうか。

検索エンジンのページ順位を上げるにはEEATを意識する

Google検索では、ページを評価する上での指標となる「4つの基準」があります。それが「EEAT」です。「EEAT」とは、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字を取ったもので、Googleの検索品質評価ガイドラインの基準となるものです。

Experience(経験)

経験に基づいて作成されたコンテンツであるかの指標です。空想で記述されたものではなく、誰かが経験したことが織り込まれているコンテンツの方が質が高いと判断されます。

Expertise(専門性)

コンテンツが専門的な内容かどうかを表す指標です。資格取得者や専門的な知識や技術を持った人が作成したコンテンツは評価が高まります。

Authoritativeness(権威性)

誰が作成したコンテンツなのかを重要視する指標です。コンテンツ作成者の肩書・知名度などで評価されます。

Trustworthiness(信頼性)

コンテンツが信頼できるものであるかの指標です。信頼性の評価にはコンテンツの正確性も含まれます。

初心者の場合、この難しい単語に振り回されてしまうことがあります。しかし、難しく考える必要はありません。ユーザーが求める情報が記載されているかが重要です。具体的にはどのように書いていけばよいのでしょうか。SEO対策でいわれる迷信を見てみましょう。

SEOのウソ?ホント?迷信をひも解く

コンテンツを作る際によく言われている迷信を取り上げました。

迷信①「文章は長く書く方がいい?」

小学校4年生の時の読書感想文は、長く書くと先生にはなまるをもらえました。しかし、SEOに関しては、長ければいいというものではありません。

例えば、今日の天気を知りたいときは、何千字もの説明は不要です。しかし、BtoBマーケティングについて知りたいときに、たった2行しか説明がないと、どうでしょうか。ユーザーの立場からすると、これだけでは説明が不十分です。

ユーザーの検索意図に合った質と量であるかが重要になってきます。

 

迷信②「検索キーワードはページの中にたくさん埋め込んだ方がいい?」

たくさんキーワードが埋め込まれている方が見つけてもらいやすいと思いませんか?しかし、これは落とし穴にはまってしまう考え方です。

山田さん:2000年代は、キーワードの数で順位の上下があったので、本文の見えないところ(HTMLの中)にキーワードをたくさん埋め込むというズルい方法もありました。しかし、今はキーワードの数だけで順位が動くことはありません。ただ、キーワードが全くないのはやめた方がいいでしょう。

迷信③「HTMLはきれいに書いた方がいい」

宮野さん:いいコンテンツなのに順位が低いものを見てみるとh1がなかったり、いきなりh3がでてきたり・・・構成が取り散らかっていてもったいないと感じるコンテンツがありました。HTMLを整理することで順位は大きくかわります。

きれいなHTMLを書くためには、正しいHTMLの文法を理解する必要があります。

山田さん:すべてのHTMLを理解する必要はありません。10個程の文法を学んでさえいれば、検索順位を上げることができるでしょう。

キーワードはどこに入れるべき?

どこにキーワードを入れるのが効果的でしょうか。

まずは、一番ユーザーの目に触れる「ページタイトル」です。ユーザーが「 自分が知りたいことが書かれているページだ」と一目でわかるように、タイトルには必ずキーワードを入れましょう。

その次は「h1、h2」にキーワードを入れることが重要です。hタグは「heading」の頭文字から取っていることから、「見出しタグ」と呼ばれており、h1からh6まで種類があります。

その中で、「h1」とは「大見出し」を指し、hタグの中で最も重要度が高く、ページ全体を象徴する場所です。ユーザーが求めているキーワードを含めたワードを選ぶのがよいでしょう。これはタイトルと同様の内容を入れているケースが多いです。

続いて、ページ内を具体的に章立てする見出しが「h2」です。ここでは、SEOを意識しすぎて無理やりキーワードを入れるのではなく、ページのテーマに沿ったワードを採用するのがよいでしょう。

hタグを正しく使用することは、SEO対策でとても有効な方法です。配置を誤ると、見え方が変わってきてしまうため、適切にhタグを使用し、ユーザーと検索エンジンにわかりやすいページを作りましょう。

SEO対策は普通に書けばよい

さまざまな対策方法を解説しましたが、「普通にかけばいいんですよ」と山田氏は言います。

山田さん:普通にユーザーが見た時に、キーワード、文章の長さ、文章の深さなど、探してたものと一致するかどうかなんです。自然に作ったものを、自然に評価してくれるっていうのは、昔からやってる身からするとありがたい時代になったなと感じます。

普通に書けるようになるには、まず4つのEEATのポイントを押さえて、最低限のHTMLを学ぶ必要があります。私も今回このブログを作成するために、初めて上記の知識を学びました。初心者マーケターさん、一緒に学習していきましょう。

Oh! BtoBマーケティング
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