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ソフトバンク株式会社のエキスパートSE 藤田です。
現在は主に法人のお客さま向けにAzureをはじめとしたクラウドサービスの提案や導入を担当しています。
今回Tipsとして簡単ではありますが、Azure上に構築した仮想マシンのディスク拡張の手順をご紹介したいと思います。
クラウドサービスの大きな利点の一つであるリソース拡張の容易さを、皆さまに少しでも実感していただけますと幸いです。
なお、クラウドサービスのポータル画面や機能は適宜更新されますので、今回ご紹介する内容が最新の画面や機能とは異なる場合がございます。この点、ご了承のうえご覧いただければと思います。
また、本番環境などへ適用される際は必ず事前に検証環境での動作確認を実施してください。
クラウドサービスを利用するメリットの一つに拡張性、柔軟性が高いことがあげられるかと思います。
オンプレミスでサーバを構築する場合、CPUやメモリ、ディスクなどのリソース拡張が容易におこなえないことから、導入後のリソース不足によるサービス影響の発生リスク考慮し、ある程度の余裕を持ったサイジングをすることがよくありました。
クラウドサービスを利用すれば、想定外のリソース不足の発生に対して柔軟かつ即時に適切なスペック、サイズへの変更が可能であることから必要以上のスペックを用意するといった無駄を省くことが可能となります。
今回、Azure上に構築した仮想マシン(Windowsサーバ)のディスク拡張の手順をご紹介したいと思います。
クラウドサービスの導入を検討されている方にはクラウドサービスの柔軟性、拡張性を実感していただければと思います。
また、ディスク拡張の手順を模索している方々については、こちらの手順が参考になれば幸いです。
1.1. Azureポータルへログインします。
※以下、仮想マシンは構築済みの前提で記載します。
https://portal.azure.com/
1.2. 拡張対象の「仮想マシン」 > 「ディスク」の順に開きます。
1.3. 「新しいディスクを作成し接続する」を選択します。
1.4. 「新しいディスクを作成し接続する」で開いた画面で、追加するディスク容量を確定のうえ以下の通り項目を入力し保存します。※今回の例では「2048GiBのPremium SSGディスクを1本追加します(複数本のディスクの追加も可能です)
今回は以下で設定しました。※一部表示項目はマスクしています
1.5. 保存後の画面は以下となります。
ここまでで仮想マシンへのディスクの追加は完了です。リソースの追加がいかに容易であるかご覧いただけたのではないかと思います!
次項からはサーバ側でディスクの初期化や認識をさせる作業となります。
2.1. リモートデスクトップを利用し、対象サーバへログインします。
2.2. 作業前と作業後の比較ができるよう作業前に現行のディスクサイズを確認しておきましょう。本説明資料ではGドライブの拡張をおこないます。
2.3. サーバマネージャ > ツール > コンピュータの管理 > ディスクの管理 > 「ディスクの初期化」が開くので対象ディスクを選択 > 「GPT」でイニシャライズします。
2.4. 対象ディスクが「初期化されていません」から「オンライン」に変更されたことを確認します。
2.5. プール上へ物理ディスクの追加をおこないます。
サーバマネージャ > 記憶域プール > 記憶域プール内にある追加したいプールを右クリック > 物理ディスクの追加 > 対象ディスクを選択 > OKを押下
2.6. プールの容量が拡張されていることを確認します。
2.7. 仮想ディスクの拡張作業をおこないます。
サーバマネージャ > 記憶域プール > 仮想ディスクを右クリック > 仮想ディスクの拡張で「最大サイズ」を選択 > OKを押下
2.8. 仮想ディスクが拡張されていることを確認します。
2.9. 拡張した仮想ディスクをOSから認識させます。
サーバマネージャ > ツール > コンピュータの管理 > ディスクの管理 > 拡張したいディスクのラベルの付いている既存ディスクを右クリック > 次項へ続きます
2.10. 引き続き、拡張した仮想ディスクをOSから認識させる作業手順です。
前項からの続きです > ボリューム拡張 のウィザードが開くので「次へ」 > 選択されたディスクペインが追加するディスクのサイズとなっていることを確認し「次へ」 を押下
2.11. 拡張した仮想ディスクがOSから認識されていることを確認し、拡張作業は完了です。拡張したディスクに書き込みが可能なことなど必要に応じて確認作業を実施いただければと思います。
Microsoft Azureは、Microsoftが提供するパブリッククラウドプラットフォームです。コンピューティングからデータ保存、アプリケーションなどのリソースを、必要な時に必要な量だけ従量課金で利用することができます。
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