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こんにちは、クラウドエンジニアリング本部の寺尾です。
本記事では Interop Tokyo 2022 初日(2022年6月15日)にソフトバンクブース (ブース番号 5U16 ) を訪問してきたので、その様子をお届けします。
Interopでの展示は、ソフトバンクが提供するNTN(非地上系ネットワーク)ソリューションのうち、低軌道衛星を使った大容量衛星通信サービス OneWebと、静止衛星を使った衛星電話 Thurayaです。
Day2、Day3とまだありますので、興味が有る方はぜひInteropまで足をお運びください!
今回のInteropでのブースはこんな感じになっています。ブース番号は 5U16 です。早速、ブースで展示している物を紹介して行きます。
OneWeb(ワンウェブ)は、1,200kmという低軌道衛星を使った大容量衛星通信サービスです。低軌道に648基の衛星(ペイロード)を地球上にまんべんなく飛ばして、理論上地球のほとんどどこでも通信ができるサービスです。
地球の低軌道に648基の衛星(ペイロード)を飛ばしたイメージ模型
利用するフラットパネルアンテナ(フェイズドアレイアンテナ)の実機も展示してあり、大きさが実感できます。
低軌道衛星を使っているためRTTは50msecと高速なレスポンスを実現し、30Mbpsのアップリンクも提供します。物理的な回線を使わないため、海上の船舶や、山間部の携帯電話が届きにくい地域、工事現場等のインフラが整っていないエリアでの利用が想定されているそうです。
工事現場等では、動画を送りたいケースも増えてきていますが、OneWebのアップリンク速度であれば動画をリアルタイムに送る事も可能です。それでも動画のデータ量は大きいため、OneWebの帯域を効率よく利用するための、動画を高品質にリアルタイムに圧縮することができるソリューションをも展示ししています。このデモンストレーション動画では14Mbpsの動画(右)を1Mbps以下に圧縮(左)しても画質がそれほど低下していないことが分かります。
OneWebは日本での利用開始は2023年度を予定しているそうです。
Thurayaは、「すらや」と呼びます。OneWebは1,200kmという低軌道衛星を使っていましたが、Thurayaは36,000kmという静止衛星を利用します。
データ通信も出来ますが低速で600msecというレイテンシーがあるため、通話での利用がメインとして設計されています。
展示している電話機は2タイプ、ハンディタイプと屋内の固定電話タイプです。
ハンディタイプはBCP目的でよく利用されており、衛星電話でありがちな国番号のダイヤル不要な設計や、SMSで日本語が利用でき、緊急電話もコールすることができるのが特長です。
ハンディタイプは通信するのに必ず南西にアンテナを向けて置かなければいけないため、発信するときはよいですが、着信するためには向きを固定しておく必要がありますがなかなか困難です。
着信が必要な場合は、室内向けの固定電話タイプが向いているそうです。
固定電話タイプでは、室外に固定のアンテナを設置しておくことができ、これによって安定した着信を実現しています。
2022年6月15日(水)から17日(金)まで開催しているInterop Tokyo 2022(幕張メッセ)ですが、ソフトバンクブース (ブース番号 5U16 ) を出展しています。
NTNソリューションのうち、データ通信メインのOneWebと、通話をメインとした衛星電話 Thurayaの展示があります。
ぜひ実物を見て体感ください!
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