Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2022/11/21 ~VMのランタイムが設定できるようになりました~

2022年11月21日掲載

キービジュアル

皆さま、こんにちは。 ソフトバンクの結城です。

先週 (2022/11/11 - 2022/11/17) の主な Google Cloud(旧GCP)のアップデート情報を紹介します。

目次

今週の注目アップデート

Compute Engine

VMのランタイムが設定できるようになりました

限時間に達したときに VM を自動的に停止または削除することができます。VM ランタイムを制限すると、コストを最小限に抑えてクォータを解放することで、一時的なワークロードを最適化できます。詳細については、VM のランタイムを制限するをご参照ください。

AI と機械学習

Document AI

  • ドキュメントの有効性を予測できるように
    ID ドキュメント プルーフ プロセッサは、次の 4 つの異なるシグナルを使用して ID ドキュメントの有効性を予測できるようになりました。
  • ・is_identity_document detection: 画像に認識された身分証明書が含まれているかどうかを予測します。
    ・suspicious_words detection: ID に一般的ではない単語が存在するかどうかを予測します。
    ・image_manipulation detection: 画像編集ツールによって画像が変更または改ざんされたかどうかを予測します。
    ・online_duplicate detection: 画像がオンラインで見つかるかどうかを予測します。


Agent Assist

コンピューティング

Google Cloud VMware Engine

  • データセンター VM の移行を開始するプロセスが簡素化
    2022 年 11 月 17 日以降、新しく作成されたプライベート クラウドは、IP アドレス レイアウト (IP プラン) バージョン 2.0 サブネット割り当てを利用します。HCX アドレッシングが管理 CIDR 割り当てに含まれるようになり、データセンター VM の移行を開始するプロセスが簡素化されました。IP プラン バージョン 2.0 では、今後のリリースでパブリック クラウドに提供される追加のスケールと機能も有効になります。
     

Compute Engine

コンテナ

Anthos clusters on VMware

データ分析

BigQuery

  • Object tablesがプレビュー版で提供開始
    Object tablesは、Cloud Storage に保存されている非構造化データのメタデータを含む読み取り専用のテーブルです。これらのテーブルを 使用すると 、BigQuery ML と BigQuery リモート関数を使用して、画像、音声ファイル、ドキュメント、その他のファイル タイプを分析 し 、推論を実行できます。オブジェクト テーブルは、データ セキュリティやガバナンスのベスト プラクティスなどの構造化データ機能を非構造化データに拡張します。詳細については、Introduction to object tablesをご参照ください。

  • Metadata cachingがプレビュー版で提供開始
    キャッシュされたメタデータを使用 すると、クエリで Cloud Storage からのオブジェクトのリストを回避できるため、多数のオブジェクトを参照するBigLake テーブル と オブジェクト テーブルのクエリ パフォーマンスが向上する可能性が見込めます。詳細については、BigLake テーブルの概要をご参照ください

  • 文字列フィールドで JSON 型をサポートするようなりました
    BigQuery サブスクリプションは、dataとattributesを含む全ての文字列フィールドで JSON 型をサポートするようになりました。詳細については、BigQuery サブスクリプションのプロパティをご参照ください。

データベース

Cloud Bigtable

Cloud Spanner

  • Time to live (TTL)の一般提供開始
    Time to live (TTL)が PostgreSQL ダイアレクト データベースでサポートされるようになりました。TTL を使用すると、ユーザ定義のポリシーに基づいて不要なデータを自動的に削除することで、ストレージ コストを削減し、クエリのパフォーマンスを向上させ、データ保持を簡素化できます。

ネットワーキング

Virtual Private Cloud

運用

Cloud Composer

Cloud Monitoring

セキュリティとID

Security Command Center

Chronicle

  • UDM 検索ができるようになりました
    UDM 検索は、Chronicle インスタンス内で UDM イベントを検索できる新しい Chronicle 検索機能です。個々の UDM イベントと、共有検索語に関連付けられた UDM イベントのグループの両方を検索できます。UDM 検索には多くの検索機能が含まれており、UDM データをナビゲートできます。

    ・クイック フィルタ - 保存された検索と検索履歴にすばやくアクセスできます。
    ・イベント ビューア - イベントの生ログと UDM を表示します。
    ・検索マネージャ - 保存した検索と検索履歴の包括的なビュー。

    Chronicle Search APIで使用できる新しいUDM 検索 APIメソッドもあります。UDM 検索を使用して検索を行う場合は、 Google が推奨するベスト プラクティスを必ずご参照ください。

 

今回のアップデートは以上です。

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