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2023年2月20日掲載
皆さま、こんにちは。
先週 (2023/2/10 - 2023/2/16) の主な Google Cloud(旧GCP)のアップデート情報を紹介します。
Workforce identity federation の機能により、外部の ID プロバイダーを使用して、サポートされる Google Cloud 製品へのアクセスにおけるユーザの認証と認可を行うことができます。
Vertex AI featurestore および entityType リソースに対するリソースレベルの IAM ポリシーのサポートは一般利用が可能になりました。詳細については、「Vertex AI Feature Store リソースへのアクセスを制御する」を参照してください。
PyTorch モデルからの予測を提供するためのビルド済みPyTorchコンテナが一般提供されました。
Vertex AI Matching Engine は、Private Service Connect をサポートするようになりました。こちらの機能についてはプレビュー版です。Private Service Connect インスタンスのセットアップ方法については、「Vertex AI Matching Engine Private Service Connect 」を参照してください。
GPU 対応 Ops Agent を使用して、GPU が接続されている Linux 仮想マシンインスタンスの GPU 利用率と GPU メモリ使用率を追跡できるようになりました。
また、NVIDIA の Data Center GPU Manager (DCGM) との統合により、Streaming Multiprocessor (SM) ブロック利用率、SM占有率、SMパイプ利用率、PCIeトラフィック率、NVLinkトラフィック率などのメトリクスも追跡できるようになりました。
詳細については、「Linux VM での GPU パフォーマンスのモニタリング」を参照してください。
Artifact Registryのリモートリポジトリと仮想リポジトリがプレビュー版で利用可能になりました。これらの機能は、ビルドとデプロイのワークフローを最適化するのに役立ちます。
・リモートリポジトリは、Docker Hub、Maven Central、PyPI、npm registryなどの外部ソースからアーティファクトをキャッシュします。
・仮想リポジトリは、複数のリモートリポジトリまたは標準リポジトリからアーティファクトをダウンロードするための単一のアクセスポイントを提供します。各アップストリームリポジトリには優先順位が設定されており、依存関係の混乱による問題から保護されます。
レガシー内部クエリ API を使用するレガシー機能を無効にすると、Explorer、Looks、および SQL Runner は、クエリの実行にアップグレードされた内部 API を使用します。内部クエリ API のアップグレードは、外部で利用可能な Looker API を使用するアプリケーションには影響を与えません。
Looker の管理者がインスタンスの Can use Legacy Dashboards legacy flag をオンにしない限り、ユーザはレガシーダッシュボードを表示することができなくなります。これは、Looker 23.6 でレガシーダッシュボードを完全に廃止するための準備です。
Cloud Storage に保存されている構造化データの参照が可能に (プレビュー版)
BigLake のメタデータキャッシュ対応テーブルに対してマテリアライズドビューを作成し、Cloud Storage に保存されている構造化データを参照できるようになりました。本機能はプレビュー版です。
・データセットの作成時やデータセットの変更時に、データセットとそのデータセット内のテーブルの大文字と小文字を区別しないようにすることができるようになりました。
・サービスアカウントを使用して bq コマンドを実行できるようになりました。
・エクスプローラーペインで、フォーカスしているタブに対応するリソースが選択されるようになりました。
・エクスプローラーペインで、[Shoe more]をクリックすると、検索したリソースのレベルにある全てのリソースを見ることができるようになりました。
継続的なバックアップとリカバリが利用可能に(プレビュー版)
継続的なバックアップとリカバリが出来るようになりました。こちらの機能はプレビュー版です。また、この機能は、設定可能なウィンドウ内の任意の瞬間からデータを回復することにより、データ損失イベントからクラスタを保護します。
ユーザ定義の content-type ヘッダを含むようにアップタイムチェックを設定することができるようになりました。詳細については、「HttpCheckのFields」を参照してください。
Ops Agent のバージョン2.25.1では、ヘルスチェックが導入されています。Ops Agent の起動時に、エージェントが正しく実行できない状態について一連のチェックを実行します。エージェントが条件の1つを検出した場合、そのヘルスチェック・ログにメッセージを書き込み、終了します。詳細については、「Find Ops Agent troubleshooting information」を参照してください。
NVIDIA GPU メトリクスがサポート提供開始(プレビュー版)
Ops Agentは、NVIDIA Management Library(NVML)と Data Center GPU Manager(DCGM)から報告されるメトリクスを含む、NVIDIA GPUメトリクスのプレビュー版とサポートを提供するようになりました。
Ops Agent の GPU 対応バージョンをインストールすると、NVML メトリクスが自動的に収集されます。DGCM メトリクスは、サードパーティの統合として利用できます。統合の構成については、「NVIDIA Data Center GPU Manager」を参照してください。Ops Agent のメトリクスに関するリファレンス・ドキュメントには、NVML メトリクスと DCGM メトリクスの表が含まれています。
以下のインテグレーションが新しく追加されました。こちらのインテグレーションはプレビュー版です。
reCAPTCHA Enterprise account defender を利用することで、アカウントに関連する不正行為を検知・防止することができます。
reCAPTCHA Enterprise Fraud Prevention を使用すると、カーディング、盗難機器詐欺、アカウント乗っ取り型支払い詐欺などの攻撃から支払いトランザクションを保護することができます。詳細については、「支払いワークフローの保護」を参照してください。
reCAPTCHA Enterpriseアカウントディフェンダーは、セキュリティ管理者がフィッシングやインサイダー攻撃によるデータの流出を防止するのに役立ちます。また、組織の制限機能は、許可された Google Cloud 組織のリソースへのアクセスのみを制限します。詳細については、「組織内アクセス制限の概要」を参照してください。
Access Approval は、プレビュー段階の Cloud NAT に対応しています。対応サービスの一覧は、「サポート対象のサービス」を参照してください。
Access Approval で Artifact Registry の一般サポートが開始になりました。
エージェントのインストールと運用を簡素化し、かつ新しい製品へのアクセスを可能にするため、Google Cloud の Agent for SAP v1.0は、Google CloudのSAP NetWeaver 用モニタリングエージェントに、新しいプロセスモニタリングとワークロードマネージャ検証の機能を組み合わせています。
SAP が必要とする情報を収集し、Linux 上の SAP Host Agent に送信することに加え、他の機能をオプションで有効にすることができ、全て同じエージェントに組み込まれています。新しいオプション機能には、高可用性クラスタの状態や情報などのプロセス監視メトリックの収集と、ワークロードをベストプラクティスに照らして自動的に評価する方法であるワークロードマネージャ検証メトリックの収集が含まれています。
詳細については、「What's new with Google Cloud's Agent for SAP」をご覧ください。
今週のアップデートは以上です。
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