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こんにちは。クラウドテクノロジーブログ事務局の北野です。
ソフトバンク社内で「エンジニアがもっと自由に技術をアウトプットできる場をつくりたい」という想いから生まれた有志コミュニティ「SoftBank Tech Night」。
第13回目となる今回は、2023年10月4日に開催される「SoftBank World 2023」の会場内で実施することになりました。
さらに今回は、Tech Night 史上初めてのハッカソンを開催します。本記事では、イベントの概要や見どころ、予選会の様子や参加者の意気込みなどを徹底解説します!
決勝プレゼンは 10月4日 18:10〜「SoftBank World 2023」会場内で行われます。
どなたでも臨場・オンライン参加可能ですので、こちらから事前登録の上「SoftBank Tech Night #13」のセッションを予約ください。
まず初めに、今回イベント運営メインバーにお話を伺いました。
法人事業統括 デジタルエンジニアリング本部 パートナー推進室 寺尾 英作さん
IT統括 IT&アーキテクト本部 松尾 千治さん
テクノロジーユニット統括 Chief Scientist室 松﨑 将大さん
テクノロジーユニット統括 ネットワーク運用本部 北崎 恵凡さん
予選会後の集合写真
SoftBank Tech Night は、ソフトバンクのエンジニアによる情報発信イベントです。
ソフトバンクのエンジニアが、技術アウトプットを自由に出来る場所・輝ける場所を作りたいという思いではじめました。業務・業務外問わず、興味ある分野について発表できるイベントです。
2021年4月にスタートし、2023年10月の開催で第13回目を迎えます。
今回のハッカソンのテーマは「笑顔×生成AIハッカソン:笑顔を届けるAIプロジェクトの祭典」です。
生成AIを活用して「笑顔にする」作品を企画・開発・発表するイベントにしたいと考え、「おもろくだらないユーモアやジョーク」「癒し系ほのぼの」「感動体験創出」など、とにかく笑顔を生み出す作品を生み出してもらうことにしました。
SoftBank Tech Night #13 ハッカソン概要
参加者は、ソフトバンクのグループ各社の正社員、嘱託社員の方が対象です。
ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合同チームなど、会社を超えたグループ企業の交流があることが特長の一つです。
さらに、職種もエンジニアの方に限らず、デザイナーやプランナーなど、ハッカソン経験のない初心者の方も参加OKです!
SoftBank Tech Night 13回目の開催となる今回は、SoftBank World 2023 で開催ができる!ということで、運営メンバーでどんなことができるか考えました。
新型コロナウイルスの影響が落ち着き、徐々にオフラインの勉強会はできるようになってきましたが、対面でものづくりをする機会は減っていると感じていました。さらに、ソフトバンクグループだからこそできるイベントにしたいという想いもあり、グループ企業の垣根を超えたハッカソンの企画に至りました。
ソフトバンクでは、すでに生成AIを業務に取り入れ、様々な取り組みに挑戦しています。
生成AI(ジェネレーティブAI)とは?ビジネスを革新する新たな可能性
今回のハッカソンでは、普段の業務の中では思いつかないような発想ができる場を提供し、生成AIのさらなる可能性を見出す機会にしたいと思いました。
「情報革命で人々を幸せに」というソフトバンクの経営理念に立ち返った際に、技術の力で人を「笑顔」にするというのが、私たちが目指すものだと思い、このテーマに設定しました。
予選プレゼンでは笑顔がたくさん生まれました
運営メンバーは全員専任ではなく、通常業務がある中で、隙間の時間を使って企画を進める必要があり、時間の捻出が大変でした。お昼休憩時に、Zoomで打ち合わせをするなどして進めました。
また、今回は、ソフトバンクグループのアセットを有効活用するということで、PepperやGoogle Colaboratory Pro+、OpenAI API、LINE APIなど、様々な開発ツールを提供できるよう準備をするのも苦労しました。
予選会の様子はオンライン配信も行いました
松尾さん:
今回参加しているソフトバンク、ヤフーメンバーの作品・アイディアの幅広さを純粋に楽しんで頂けると嬉しいです。一つ一つは参加者が「人を笑顔にする」ために楽しんで作られた作品ですが、全部並べてみると何かそこには、自由でクリエイティブな、ソフトバンクグループらしさが見て頂けるかなと思います!
寺尾さん:
今回の参加者は、とても若い世代が多く参加してくれました。普段思いつかないような斬新なアイデアや、工夫が随所にちりばめられているので、そんなアイデアや工夫に是非注目してください。
松﨑さん:
Pepperを活用したアイディアがいくつかあるので、生成AI×Pepperにどんな可能性があるのかぜひ注目してみてください。
北崎さん:
生成AIは、著作権の侵害や、人の仕事を奪うなど、ネガティブな話題も多くあります。しかし、もっと「人をハッピーにする」という面が注目されてほしいという想いがあります。そのような「人を笑顔にする」アイディアやプロトタイプが生まれたことは、非常に素晴らしいと思っています。ぜひ決勝戦をご覧ください。
運営の皆さん、ありがとうございました!
予選プレゼンの様子
予選プレゼンの様子
続いて、9月23日〜24日に開催された予選会で、見事上位に入選した5チームの皆さんにインタビューを行いました。
ヤフー株式会社
早乙女琉真さん、杉本 一彦さん、小池 亮太朗さん、宇野 航平さん、林 勇我さん
まず本当に嬉しいです。
データベース連携(林)、プロンプト設計・生成AI関連全般(宇野)、笑顔を検知するための表情の座標作成(小池)、UIの設計・全体フォロー(杉本)、全体統括(早乙女)という形で、それぞれ得意領域があり、それぞれの強みを活かすことができたからこそ、このような結果に繋がったと思います。
全員同期で、元々交流があるメンバーでした。
以前より「5人で開発をしたい」という想いがあったので、ハッカソンに応募しました。
タイトルは「笑☆顔☆王」です。
笑顔のスコアを検知するシステムを導入し、スコアで勝負をするゲームを開発しました。さらに、他の参加ユーザーの笑顔画像や、生成AIで作られた面白いテキストをみることで、さらに笑顔になれると思います。
笑顔のスコアでランキングを作る際のデータベース連携に苦労しました。全員が今までに使ったことのない初めての技術を使ったので、皆で勉強しながら開発を進めました。
早乙女さん:決勝も1位でこのままの勢いで走り抜けたいです。
杉本さん:人生で2回目のハッカソンでしたが、なんとか試行錯誤しながら1位を取れました。このまま決勝も1位をとりたいです。
小池さん:休日を2日返上したので、絶対1位をとって、賞金で美味しいものを食べたいです。
宇野さん:ブラッシュアップをして、決勝でも1位をとりたいです。
林さん:5人で力を合わせて、笑顔を忘れずに、決勝に挑みたいです。
ソフトバンク株式会社
橋本 智久さん
とりあえず冷たいビールを飲んで、クールダウンしたいです(笑)
元々表に出るタイプではなかったのですが、上司から「出ないか?」と声をかけてもらいました。参加するか悩み、妻に相談したところ「楽しんでおいで」と背中を押されたので、出る決断ができました。
まさに戦場に赴く気分で、あとはどうにかなるだろう、という心境でした。
タイトルは「癒し系 元気絵葉書メール屋さん」です。
デジタル時代になっても、まだ葉書や手紙の文化は残っています。SNSだと怪しまれることもある中、アナログの感覚をデジタルに乗せることで、笑顔を届ける仕組みを考えました。
TwilioとOpenAIのデータ連動の接続コントロールに苦労しました。
Twilioはコールをして10秒超えるとタイムアウトになってしまう。OpenAIは出す時間を制御できないので、10秒という制約にどうプロンプトを抑えて生成させるか、が大変でした。
また、生成AIは決定判断ができないので、結果を出すための処理を入れたプロンプトの工夫にも苦労しました。
いつものようにやります!!(老眼ですが・・・)
チーム名の由縁であるアードベック(英国ウイスキー)の作り手のように、こだわりと熱意を持って取り組みたいと思います。
ソフトバンク株式会社
北崎 恵凡 さん
運営をやりながらだったので、もうちょっと開発に専念したかったという想いはありますが、両方を一緒に行う経験はなかなか無いので、良い経験になりました。
ハッカソンでは、ヤフー株式会社のHack Dayが有名ですが、ソフトバンクでもハック文化を作っていきたい、という想いで企画を進めました。
タイトルは「人力 生成AI」です。
災害時の電力不足という社会問題に対して、人力で電気を起こせる仕組みを作れないか、という課題を持っていました。
災害などの避難所でゲームをやっていると白い目で見られる、という自身の経験もあり、そのゲームが役に立つものであり、かつゲーム性も高く災害時でも楽しく時間を過ごせるものを開発できないか、という想いがありました。
そこで、ゲーミフィケーション要素を発電に活かし、電気のありがたさを体験できる機会を笑顔と共に仕組みとして作ることにチャレンジしました。
大舞台での発表を楽しみにしています!
ソフトバンク株式会社
牧野 颯太さん
ヤフー株式会社
二葉 知泰さん、寺尾 萌夢さん
私たちは、全員個人参加申し込みをして、ハッカソンのチームアップ会を通してチームを組みました。
全員結構ノリで参加した感じがあったのですが、4位になれて嬉しいです。決勝でも、Pepperくんの可愛い姿をみて、笑顔になってもらいたいです。
私たちは、ソフトバンクとヤフーの合同チームですが、今までお互いの会社との交流があまりありませんでした。
今回はグループ横断のハッカソンということで、自社以外のグループ会社の方と交流できたらいいなと思い、参加しました。
タイトルは「Pepperくんに人格与えてみた」です。
Pepperくんが普段言わないようなことを喋ることで、そのギャップから(見た人に)笑顔になってもらえるよう、開発を進めました。
Pepperくんを動かすことが一番大変でした。7〜8割程度は、Pepperの開発に時間を使いました。
ソフトバンクとヤフーの合同チームなので、決勝までにどれだけブラッシュアップできるか分かりませんが、1位をとって優勝したいと思います!
ソフトバンク株式会社
梶谷 優貴さん、野田 彩夏さん、長村 弥さん、太田 彩さん、森本 舜さん
決勝には進みたいと話していたので、無事進めることになって嬉しいです。
普段の業務で、生成AIの企画を考えることはあっても、なかなか実際に開発して形にする機会はないので、形にするところまで挑戦したいと思い、ハッカソンに参加しようと思いました。
タイトルは「誹謗中傷とめるくん」です。
誹謗中傷で傷ついている人を笑顔にできないかと思い、SNSを利用する人全員をターゲットに想定して開発しました。
社歴が浅い若手メンバーも多く、また今回のように複数名で開発を進めるにあたり、初めてのことも多かったので大変でした。その分、普段の業務では感じられない楽しさも感じられました。
梶谷さん:せっかく貴重な場に立てるので、サービスのよさを伝えつつ、経験も楽しみたいです。
太田さん:自分の作ったものを発表できるのは貴重な機会なので、恥ずかしくないものを作れるように、頑張りたいです。
長村さん:1年目の企画職で、若手でも、こういう場に立てることを証明できたと思います。堂々とした姿をみてほしいです。
野田さん:二日間という短い時間でも、ここまで作り上げることができました。サービスの良さを伝えつつ、みている人が参加したいと思える楽しい発表をしたいです。
参加者の皆さん、インタビューへのご協力ありがとうございました。
開発の様子
イベント最後の総評では、野田 真 常務より、順位はついたが全チームの発表も素晴らしかったので、全チーム決勝プレゼンでプレゼンしてみないか?と呼びかけがあり、急遽!全チームが決勝に上がることになりました!
本記事では紹介できなかったチームもいますので、ぜひ 2023年10月4日(水)18:10 〜 おこなわれる決勝プレゼン大会へ参加をお待ちしています!
ザ・プリンス パークタワー東京での現地視聴 または オンライン配信でご視聴いただけます。
※参加には、必ず事前登録が必要となります。SoftBank World 2023 公式サイト より登録後「SoftBank Tech Night #13」のセッション予約をお願いします。⇒イベントは終了いたしました。
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