Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2024/5/9 ~Vertex AI:回答生成モデルgemini-1.0-pro-002/answer_gen/v1 が利用可能に~

 

2024年5月9日掲載

Weekly Google Cloud アップデート情報

皆さま、こんにちは。

Weekly Google Cloud では Google Cloud(旧GCP)の最新のアップデート情報を日本語でお届けします。
今回は、先週 (2024/4/19 - 2024/5/2) の主なアップデート情報を紹介します。

 

* 本記事の引用元:Google Cloud リリースノート

目次

今週の注目のアップデート

Vertex AI

AI と機械学習

Vertex AI

  • Vertex AI Search and Conversation がVertex AI Agent Builder へ名称変更
    Google Cloud のコンソールおよびcloud.google.com のドキュメントが更新され、Vertex AI Agent Builder の現在の製品名が表示されるようになりました。コンソール上で「Agent Builder」を探してください。
    ビデオなどの一部の場所では、古い名前 (Vertex AI Search and Conversation) が表示される場合があります。

Dialogflow

Contact Center AI

コンピューティング

Compute Engine

  • Zonal Metadataの利点と設定方法
    ゾーンメタデータ(以前はプロジェクト ゾーンメタデータとして知られていました)は、プロジェクト内のゾーンスコープで定義するカスタムメタデータであり、その特定のゾーン内のVMに関する情報を提供するようになりました。ゾーンメタデータは障害の分離に役立ち、信頼性を高めます。カスタムゾーンメタデータを設定することで、プロジェクト内のVMのメタデータをより詳細に制御し、特定のゾーン内のVMに対するメタデータの誤った更新の影響を制限することができます。

    ゾーンメタデータの使用を開始するには、「カスタム プロジェクトのゾーン メタデータを設定する」をご参照ください。

コンテナ

Google Kubernetes Engine

  • NVIDIAのGPU をPublic Preview として使用可能に
    GKE Sandbox は、GKE バージョン1.29.2-gke.1108000 以降で、StandardクラスターとAutopilot クラスターの両方において、NVIDIA のGPU(H100、A100、L4、T4)の使用をサポートするようになりました。この機能はパブリックプレビューで提供されています。GKE Sandbox は、クラスターノード上のホストカーネルに影響を与える信頼できないコードから防御するための追加のセキュリティ層を提供します。GPUに関しては、GKE Sandbox ですべてのNVIDIA ドライバの脆弱性が軽減されるわけではありませんが、Linux カーネルの脆弱性からは保護されます。
    詳細については、「GKE Sandbox の GPU」をご参照ください。

  • VPCスコープがプレビューで利用可能に
    Cloud DNS additive VPC スコープがプレビューで利用可能になりました。これにより、GKE クラスタを設定し、VPC ネットワークから表示可能なCloud DNS プライベートゾーンにGKE headless Service のエントリを追加することができるようになりました。これは、GKE のDNS プロバイダーとしてCloud DNS(クラスタスコープ)を使用する上での追加機能です。

    詳細については、「DNS scopes」をご参照ください。

  • Kubernetes 1.30 の新機能の追加
    以下の機能がKubernetes 1.30で新しく追加されました。

    ValidatingAdmissionPolicy が一般提供が開始され、デフォルトで有効になりました。
    Validation Ratcheting がベータ版でデフォルトで有効になり、CustomResourceDefinitions をさらに安全かつ簡単に管理できるようになりました。

データ分析

BigQuery

データベース

AlloyDB for PostgreSQL

ネットワーキング

Virtual Private Cloud

  • Private Service Connect のドキュメント更新
    Private Service Connect インターフェースのドキュメントが更新されました。Google は、複数の利用者が同じPrivate Service Connect インターフェースのVMに接続するマルチテナントアーキテクチャの使用を避けることを推奨しています。マルチテナントアーキテクチャでは、ある利用者がPrivate Service Connect インターフェースの接続を終了すると、同じVMに接続している他の利用者も接続を失う可能性があります。
    詳細については、「制限事項」をご参照ください。

Cloud Interconnect

セキュリティと ID

Sensitive Data Protection

  • 新しい検出モデルが利用可能に
    新しい検出モデルが、STREET_ADDRESS infoType 検出器で使用可能になりました。新しいモデルでは、検出品質が向上しています。 InspectConfig にSTREET_ADDRESS infoType を含めるときに InfoType.version をlatest に設定することで、これを試すことができます。

    InfoType.version をstable に設定するか、STREET_ADDRESS infoType を使用するときに未設定のままにすることで、古いモデルを引き続き使用できます。 30 日以内に、新しいモデルはstable に昇格します。

サーバレスコンピューティング

Cloud Run

 

今週のアップデートは以上です。

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