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初めまして!新卒でAIプラットフォーム開発本部に配属されました岡田裕希です。
私は2025年5月に「Microsoft Certified: Azure Fundamentals(AZ-900)」の資格試験に合格しました。
この記事では、クラウド未経験の私がどのようにAZ-900を学び、合格に至ったのか、実体験に基づく学習のコツを具体的に解説します。これから受験を考えている方の参考になれば幸いです。
過去のAZ-900の対策記事も参考にしてください。
私は2025年4月にソフトバンクへ新卒入社しました。大学院では電気工学を専攻しており、クラウドの知識は全くありませんでした。配属された時は、そもそもAzureは何なのか、仮想マシンとは何かすら理解していない状態だったので、すごく不安を感じていました。
AZ-900の勉強を始めたのは2025年5月12日。そこから約2週間、合計40時間ほど学習し、5月28日に受験・合格しました(スコア:889点/1000点満点)。
学習期間は以下のようなスケジュールでした。
AZ-900の正式名称は「Microsoft Certified: Azure Fundamentals」で、AZ-900は認定試験の番号を指します。AZ-900は、Microsoftが提供するクラウドプラットフォーム「Azure」に関する基礎知識を問う資格試験です。Azure認定試験の中では入門レベルで、初学者向けの立ち位置となっています。
以下がAZ-900の基本情報です。
受験料 | 13,200円 ※会社のサポート等により金額が変わるので、所属先の会社に確認して下さい。 |
|---|---|
| 受験場所 | テストセンター、または、オンライン |
| 持ち物 | 身分証明書(運転免許証やパスポート等) |
| 試験時間 | 45分 |
| 問題数 | 35~40問程度 |
| 合格点 | 700/1000点満点 |
上記以外にもたくさんAzure認定資格はあります。その中でもAZ-900は、クラウドの基本概念、Azureサービスの概要、料金体系、セキュリティやコンプライアンスといった幅広い分野から出題されます。エンジニア職に限らず、営業や企画職など、Azureを業務で扱うすべての職種におすすめの入門資格です。
1. Microsoft 認定資格試験テキスト AZ-900(電子書籍)(3,580円)
良かった点:
・試験範囲のAzureサービスが広く網羅されている
・図やイラスト付きで理解しやすい
気になった点:
・内容が簡素化されている
初心者向けの教材だったのでこちらを購入しました。この本は、AZ-900の試験範囲が広く網羅されています。しかし網羅的に記載されている分、内容は簡素化している印象を持ちました。AZ-900に合格するなら、この本+問題演習も取り入れた方が良いと思います。
(私は電子書籍を利用したのですが、個人的には紙媒体の方がページを行き来しやすく、頭に勉強した内容が入りやすいと感じました。個人のやり易さに合わせるのが良いかと思います。)
2.【9万人が受講】AZ-900 Microsoft Azure Fundamentals模擬試験問題集(Udemy)(7,600円)
良かった点:
・とにかく問題数が豊富(490問・7回分)で演習量を確保できる
・実際の出題形式に近く、本番への慣れが身につく
・各問題に丁寧な解説が付いており、復習しやすい
気になった点:
・本番試験よりやや難易度が高い
問題量がとても豊富なので、解いていく中で様々なサービスを広く深く理解することが出来ます。そのため、この模擬試験集1つだけでも十分に合格できると思います。しかし、実際の試験の難易度と比較すると、こちらの問題集の方がやや高いと感じました。
3. 最短で合格!Azure Fundamentals AZ-900 試験対策問題集(Udemy)(4,800円)
良かった点:
・試験で頻出のポイントがかなりまとめられている
・実際の出題形式に近く、本番への慣れが身につく
・各問題に丁寧な解説が付いており、復習しやすい
気になった点:
・本番試験よりやや難易度が低い
模擬試験は5回分しかないのですが、その分頻出ポイントがかなりまとめられているので、試験に合格する力はかなり付くと思います。しかし、実際の試験の難易度と比較すると、こちらの問題集の方がやや難易度は低いと感じました。
結論
・確実に合格・AZ-900以降も受験予定の方
→1番+2番(+3番)
・AZ-900に早く合格したい方
→1番+3番
だと個人的には思います!
※Udemyの教材はセール時に大幅割引(通常の80〜90%OFF)されることが多く、コストを抑えて学習を始めたい方は、セール時に購入するのがおすすめです。
まず最初のステップとして、参考書を1冊しっかりと読み切ることから始めました。この段階では全てを完璧に理解しようとは思わず、「Azureにはこんなサービスがあるんだな」「こういう機能が付いているんだな」と、ざっくりとした印象を持つ程度で読み進めました。
インプットを終えたら次はアウトプットとして、Udemyの模擬試験を繰り返し取り組みました。最初は5割程度しか点数が取れなかったのですが、安定して8~9割の得点が取れるまで何周も繰り返しました。また、忘却曲線を意識し、1~2日程間隔をあけて再度解くようにしていました。そうすることで、より記憶が定着しやすくなったと感じています。さらに、間違えた問題は必ずノートにまとめて、参考書やインターネットで調べ直して理解を深めました。正解の選択肢だけでなく、誤りの選択肢についてもなぜ間違っているのかを説明できるようにするとなお良いと思います。
受験時の感想
受験当日は試験時間よりも早めに会場に到着しました。すると、申し込んだ時間よりも早く受験することが出来ました(会場によっては難しい場合もあるかもしれません)。実際の試験では、Udemyの模擬試験の内容とよく似た問題が多く出題されました。そのため、過去問演習をしっかりやっていれば合格できると感じました。また、試験が終了するとすぐに画面に結果が表示されます(その瞬間が一番緊張しました…)。結果としては889点だったので、余裕をもって合格することが出来ました。
AZ-900取得後の変化
AZ-900を取得して最も良かったと感じたことは、業務の中で出てくるクラウド関連の用語や概念が、格段に理解しやすくなったことです。例えば、社内MTGや資料の中で「仮想マシン(VM)」や「リソースグループ」などの言葉が頻繁に出てきますが、資格取得前は何を意味しているのかわからない状態でした。AZ-900で学んだ知識を通して、そういった単語の意味が少しずつ理解できるようになり、会議中の内容がスムーズに頭の中に入ってくるようになりました。クラウド未経験の方だけでなく、IT用語や考え方を身につける上でも、とても有益な資格だと思います。今後は、AZ-900の一つ上に位置するAZ-104に挑戦し、いずれは全完のクラウドエンジニアとして仕事をしていきたいです。
クラウド未経験の私でも、約2週間・40時間の学習でAZ-900に合格することができました。
「参考書で全体像をつかみ」「模擬試験で理解を深める」この2ステップをしっかりとこなせば合格できると思います。これから受験を考えている方は、ぜひ参考書とUdemyの模擬試験を活用してみてください。
私の体験が、少しでも皆さんの学習のヒントになれば嬉しいです!
過去のAZ-900の記事も参照してください。
Microsoft Azureは、Microsoftが提供するパブリッククラウドプラットフォームです。コンピューティングからデータ保存、アプリケーションなどのリソースを、必要な時に必要な量だけ従量課金で利用することができます。
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