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こんにちは!AIプラットフォーム開発本部の岡田裕希です。
私は2025年8月5-6日に開催された「Google Cloud Next Tokyo 2025」に参加してきました。このイベントでは、Google Cloudにおける生成AIやデータ分析など、様々な分野に直接触れることができます。
この記事では、当日のスケジュール・注意点や、Google Cloudに初めて触れた私の特に印象に残ったセッションを中心に紹介します。
Google Cloud Next Tokyo 2025は東京ビッグサイトで開催されました。開催当日はかなりの暑さでしたが、多くの参加者が足を運んでいました。Google Cloud Next Tokyo 2025では、無料で参加できるイベントとなっています。アカウントを作成し、聴きたいセッションを登録することで、ハンズオンや体験会など、200種類を超える様々なセッションに参加することができます。
セッションは事前予約していなくても、空席があれば当日に聞くことは可能ですが、予約をすれば優先的に入場できますし、特に人気セッションは早めに枠が埋まってしまうので、確実に聞きたい場合は事前予約をしておくことを強くおすすめします。
クラウド初心者からエキスパートまで、幅広い方が参加できる内容になっています。さらに、業種を問わずGoogle Cloudの導入や活用を検討している企業も対象です。
生成AI、データ分析、セキュリティ、インフラ最適化といった幅広いテーマのセッションが用意されており、課題解決に役立つ具体的な知見を得ることができます。また、ハンズオンも実施されるため、Google Cloudを直接体験することもできます。
参考まで、以下に大まかな流れを記載しました。8/5の参加スケジュールを書いています。
基調講演は先着順で席に座れますが、かなりの行列ができていました。到着時間が早いかなと思いましたが、結果的に早めに着いて正解でした。また、11:30〜13:30の間に展示会に参加しましたが、ある程度全体の展示を見ることはできました。しかし、担当者にお話を聞きたい方や、体験型ブースを行いたい方は時間が足りないと思うので、2日間に分けて見学すると良いと思います。
Day1 8/5 当日参加の流れ
私が実際にGoogle Cloud Next Tokyo 2025に参加して気づいた注意点を3点ご紹介します。今後参加される方の参考になれば幸いです。
事前に届いていた案内メールには「混雑緩和のため、受講票は印刷してご持参ください」と明記されていました。しかし私はそれを見落としてしまい、当日はスマートフォンの画面で提示すれば問題ないだろうと考えていました。ところが会場に到着すると、紙で印刷してきた方々が優先的に案内されており、私は少し列で待つことになってしまいました。「基調講演をできるだけ前の席で聞きたい」「配布されるグッズを確実に受け取りたい」と考える方は、必ず受講票を印刷して持参されることをおすすめします。
会場(東京ビッグサイト)の周りにたくさんコンビニがあるので、私はお昼になったら買いに行けば良いと考えていました。しかし、お昼になると周りのコンビニでは、食べ物がほとんど売り切れており、私は仕方なく少し離れた飲食店を利用しました。コンビニでご飯を済まそうとされている方は、早めに会場に着き、事前に購入しておくことをおすすめします。飲み物が売り切れることはありませんでした。
当日に気になるセッションを見つけたので、当日待機列に並びました。各セッションはRoomで行われますが、特に大きな会場(Room 1, 2, 3)ではイヤホンとレシーバーを使って聴講する形式となっています。しかし、基本的にレシーバーは予約者分しか用意されていないため、案内こそされたものの、スライドを眺めるだけになってしまいました。ですので、事前にプログラムを確認し、興味のあるセッションを予約しておくことが大切です。特に人気セッションは早めに枠が埋まってしまうので、確実に聞きたい場合は事前予約をしておくことを強くおすすめします。
2日間参加したセッションの中から、特に印象に残った3つをご紹介します。
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
CE事業部 スペシャリスト
玉置 絢氏
Google Cloud
カスタマー エンジニア(Data & AI)
吉田 望氏
Geminiによる動画検索機能と、その機能の導入背景及び導入効果の説明
動画検索機能では、自分の知りたいシーンの情報を入力することで、対象シーンをタイムスタンプレベルで表示できるそうです。私もYouTubeなどの動画サイトで、このシーンはどこの動画だっけと悩むことが結構あるので、かなり便利な機能だと感じました。また、仕事のAI化が進んでいく中で、全ての仕事をAIに任せるのではなく、自身の成長の実感が持てない苦痛な作業をAIでこなしていくという、玉置 絢氏のお考えには非常に納得させられました。導入の背景から効果、及びAIに対する考えがコンパクトにまとまっていて、非常にわかりやすいセッションでした。
株式会社ZOZO
技術戦略部 Developer Engagementブロック
長澤 佳穂梨氏
株式会社NTTドコモ
NTT コノキューへ出向
佐々木 祐理氏
株式会社AbemaTV
Software Engineer
上田 菖平氏
Google Cloud
デジタル ネイティブ ビジネス事業部 シニア アカウント エグゼクティブ
アンドリューズ かなえ氏
登壇者がどのようなキャリアを築いてきたのかや、キャリア形成において個人が思う重要な点など、登壇者の様々な意見を聞ける。
クラウド系のイベントでは、クラウドのサービス紹介や事例紹介が多いので、こういったキャリアプランをお伺いできる機会は珍しく、自分の今後を考える上で非常に貴重な時間となりました。特に佐々木氏がおっしゃっていた、「PDCAサイクルのは謝るのA」というお話は、失敗しても謝れば良いという心がけて挑戦しようという大事な心構えだなと思いました。また、上田さんの「最新技術は枯れた基板の上に成り立っている」というお話は、エンジニアとして勉強するために、基礎をしっかり磨いたほうが良いということに気付かされました。非常に良い学びでした。
ニンテンドーシステムズ株式会社
システム開発部・チーフ
灘友 良太氏
ニンテンドーシステムズ株式会社
システム開発部
相馬 啓佑氏
Nintendo Musicというスマホアプリの裏側で動いているクラウドの構成について
自分も使用しているアプリだったので、裏側がどうなっているか気になり、参加しました。ユーザーに遅延なく音楽を聞いてもらえるような仕組みであったり、アクセス急増の性能評価など、面白いクラウドの仕組みを知ることができました。特に、自身で再生時間を設定できる「ながさチェンジ」の仕組みでは、AndroidとiOSで異なる構成となっていたのが学びでした。アプリを実装する際のそれぞれのOSの特徴を理解することが大事なのだと学びになりました。
AIを用いたバスケットボールコーチなどの体験型ブースや各企業のシステムの説明など、数多くのブースがありました。私は時間の都合上、あまり多く見ることはできませんでした。時間に余裕のある方は、担当者に直接お話を聞くチャンスだと思うので、ぜひ色々参加してみてください。
これまで私は主にAzureとAWSを触ってきたため、Google Cloudに実際に触れる機会はほとんどありませんでした。しかし、今回のイベントでは、初めてGoogle Cloudの世界に触れることができ、自分の知見を広げるきっかけになりました。また、初めて目にするサービスや構成も多かったのですが、これまで資格勉強や業務を通して得てきたクラウドの基礎知識のおかげで、「このサービスはおそらくAWSの◯◯に近いのでは」「Azureの△△と似た役割かもしれない」といった予想を立てることができたので、成長できていると感じました。
今後はGoogle Cloudについても継続的に学び、業務や資格取得に活かしていきたいです!
Google サービスを支える、信頼性に富んだクラウドサービスです。お客さまのニーズにあわせて利用可能なコンピューティングサービスに始まり、データから価値を導き出す情報分析や、最先端の機械学習技術が搭載されています。
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