リベンジ!CCNA合格体験記

2025年12月2日掲載

Linux認定資格

こんにちは、クラウドエンジニアの前田です。

この記事は、ソフトバンク アドベントカレンダー2025の 2日目の記事です。

私はもともとエンジニア未経験で、リスキリングとしてITエンジニア職に挑戦しています。まずはサーバー系の知識を身につけるため、Linux系の資格を取得しました。

(Linux資格取得の体験談は「エンジニア初心者が『LPIC1』と『LinuC1』に挑戦してみた」をぜひご覧ください。)

次のステップとして「ネットワークを体系的に理解したい」と思い、今回CCNAの勉強に取り組みました。ところが、すんなり合格とはいかず、、、不合格を経験。しかし諦めずに再受験した結果、無事に合格することができました。

本記事では、CCNAの勉強方法や試験の難しさ、そして一度失敗したからこそ得られた学びについて、体験談を交えてお伝えしていきます。

目次

CCNAとは

CCNAは、Cisco Systems社が提供する世界的に認知されたネットワーク資格で、ネットワークエンジニアを目指す人の登竜門といわれています。

Ciscoは世界でも有名な大手ネットワーク機器ベンダーであり、ルーターやスイッチなど、企業のインフラを支える製品を数多く提供しています。そのため、CCNAは「Cisco製品を扱うための資格」という枠を超えて、ネットワーク全般の標準的な知識を持っていることを証明できる資格として認知されています。

CCNAの学習範囲は広く、たとえば次のような力が身につきます。

  • ネットワークの仕組みを理解できる(IPアドレスの役割、データがどのように送受信されるか)
  • ルーターやスイッチの基本操作ができる(VLANの構築、ルーティングの設定など)
  • セキュリティの基礎が身につく(アクセス制御リストやVPNの考え方)
  • 最近のトレンドにも触れられる(クラウドやネットワーク自動化の基礎)

「ネットワークってどう動いているの?」を体系的に理解できる最初の一歩になる資格です。

出題範囲

出題範囲を紹介します。

CCNAの試験は、ネットワーク基礎からスイッチング、ルーティング、セキュリティ、自動化まで幅広く出題され、幅広い領域を体系的に学ぶことで、ネットワークエンジニアとしての基盤を確実に築ける内容となっています。

最新の出題範囲は、Ciscoの公式サイトをご確認ください。

 

出題範囲(2025年12月時点)

分野出題比率出題内容
ネットワーク基礎20%OSI/TCP-IPモデル、IPv4・IPv6、サブネット、LAN/WAN、無線LANなど
ネットワークアクセス20%VLAN、trunk、STP、スイッチ設定、ARP、Ethernetの仕組みなど
IPコネクティビティ25%スタティックルート、デフォルトルート、OSPF設定、ルーティング確認コマンド
IPサービス10%NAT/PAT、DHCP、DNS、NTP、Syslog、QoSなどネットワーク運用関連
セキュリティ基礎15%ACL、VPNの概念、パスワード設定、ポートセキュリティ、セキュリティベストプラクティス
自動化とプログラマビリティ10%API、JSON、SDN(Software Defined Networking)、ネットワーク自動化の基本

 

試験概要(2025年12月時点)

項目内容
1試験時間120分
2問題数

100問前後

3出題形式選択問題・ドラッグ&ドロップ・シミュレーション問題 など
4合格点合格点は非公開(60~70%程度が合格範囲)
5受験方法Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
6合否結果試験終了後にスクリーン画面に結果が表示
7受験料46,800円(税込)※為替により変動する場合があります
8有意性の期限資格取得から3年以内に再度同試験を合格するか、上位認定資格に合格

勉強方法

ここからは、私の勉強方法についてご紹介しますが、その前に、私は2回CCNAに挑戦し、なぜ1回目は不合格となったのか結論を申し上げます。

「初回は『コマンド問題』関係は勉強しませんでした」

言い訳になりますが、時間が足りなかったこともありコマンド問題は捨てて、勉強しなかったため、ネットワークエンジニアにはおなじみの「enable」コマンドや「Configure terminal (略して conf t)」などまったく理解せずに試験に挑み、コマンド問題はすべて回答できませんでした。

1回目の失敗を通して学んだことは、「『コマンド問題』もしっかりと取り組みましょう」ということです。私が実際に行なったコマンド問題への取り組み方法もご紹介します。

 

1.シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301

通称「白本」と呼ばれる教材で、CCNAを勉強しようと思ったことがある方は、目にしたことがある書籍ではないかと思います。CCNAを勉強するなら所持しておきたい1冊です。内容もネットワーク基礎から自動化まで幅広くカバーしており、ページ数も900ページ前後とそれなりにボリュームがあります。

私は、この書籍を1ページ目から読んで勉強してましたがボリュームが多く、途中からは、次に紹介しているPing-tやUdemyで勉強しているなかでもう少し理解したいと思った時にこの書籍を使いました。

 

2.Ping-t

CCNAやLPIC、LinuCなどが学べるIT試験学習サイトです。

エンジニア初心者が「LPIC1」と「LinuC1」に挑戦してみた」の記事でも紹介しましたが、CCNAを勉強するのにも最適な学習サイトです。コマンド問題対策ができる「コマンドシミュレータ」も2025年8月に使いやすくアップデートされたので、取り組みやすくなりました。一通り問題をやり終えることをおすすめします。

 

3.Cisco Packet Tracer

パケットトレーサは「パケトレ」とも略され、Cisco Systemsが提供するネットワーク機器の操作・構築を仮想環境で無料で体験できるシミュレーターです。最初の受験時にコマンド問題を勉強しなかったので、落ちたあとはこのパケトレで実際に手を動かしながらコマンド系を勉強しました。

実際に、サーバやルータを配置しPCと接続してpingが通るか、tracerouteでどの経路を通るのかなどを体感することができます。

気になる方は無料で利用可能なので「パケトレ ダウンロード」でダウンロード方法を紹介しているサイトをお調べいただき、お試しください。

 

4.【超絶入門】CCNA対策 Packet Tracerで学ぶ ハンズオン講座

Udemyの講座になります。パケトレをインストールしたものの何を行えばよいかわからず、色々と調べていく中でこちらの講座を見つけました。

結論としては、パケトレを触ったことがない方は、ぜひこちらの講座を使い、ハンズオン形式でパケトレに慣れていきましょうと伝えたいです。こちらの講座のおかげで、パケトレの操作方法から、ネットワーク機器構築について学ぶことができました。【超絶入門】と記載がありますが、文字通り初心者の方にはおすすめ講座でした。

 

5.【ウズカレ式】1週間で「ネットワークの基本知識」が全て学べる講座<CCNA試験最短合格講座>

こちらもUdemyの講座になります。白本同様にCCNAの内容が網羅されている講座で、通勤中やジムでの運動中などに視聴しました。パケトレの練習も含まれているので、手を動かしながら受講することも可能です。内容について詳しく説明されていますが、もうすこし詳しく理解したいというときは、白本を使うという形で勉強しました。

 

これらの教材を使いながら、CCNAの勉強を行いました。CCNAの勉強時間を調べると、IT未経験者や初心者は約200〜300時間(約3〜6か月)の勉強時間が必要とありました。私は勉強をはじめて2か月で受験し1回落ち、その後3か月ほど勉強して2回目の受験で合格となったので、勉強期間は約5か月となります。また、勉強時間も200〜250時間くらいでした。

結果

1回目の受験結果

1回目の受験ではスイッチングやVLAN、STPなどの「ネットワークアクセス」分野が正答率15%と壊滅的でした。この分野は「2.出題範囲」でも記載しましたが、出題比率が20%と高いため、正答率15%だと全体的な得点にも大きな影響を与えてしまうことが想像できます。1回目はコマンド問題関連の勉強不足がこの項目に大きな影響与えたのではないかと推測しています。

2回目の受験結果

こちらが2回目の受験結果です。1回目とあまりかわらないようにも見えます。NAT/PAT、DHCPなどが出題される「IPサービス」分野の正答率が20%と低いですが、この分野は出題比率が10%なので、他の分野での得点で、「IPサービス」分野がカバーできたのではないかなと思います。

 

手ごたえとしては、2回目は1回目よりもしっかりと勉強して試験に挑みましたが、難しかったなという印象でした。回答の選択肢の中に、見慣れない用語が出てくると悩みましたし、うろ覚えの用語も多々あったので、選択肢が4つのうち2つに絞れたけど、どちらだったかなという場面にも多々出合いました。絞った後は、どちらの選択肢がより見たことがあるか、変なところがないかという観点で考えながら回答していきました。

時間については、1回目はコマンド問題を捨てて挑んだので、30分くらい残りました。2回目は、試験の雰囲気などを覚えており、しっかりと試験に挑んで結果20分時間が残りました。試験は前の問題に戻ることができないので見直しができず、見直しの時間がない分、時間が残って終了という形でした。

試験を終えての感想

1回目のCCNA試験では不合格となりました。再チャレンジするかは、正直悩みましたが、せっかく2か月ほど勉強したのにここで終わるのはもったいないと思い、2回目の再受験を決意しました。

また、受験料が46,800円(税込)といい値段で、何回も受験するのはためらわれるため、2回目の受験では準備万端といえるくらいの意気込みで挑みました。(とはいえ、IPサービスの分野は正答率20%でしたし、ACL系もまだまだ不完全でしたが。。。)

ソフトバンクという通信会社で働いているのに、今までマーケティング業務などを行っていたので、ネットワークに関しては苦手意識がありました。今回のCCNAの勉強を経て、少しはネットワークについて理解することができたと感じています。ただ、ネットワークはまだまだ奥が深いので続きは、仕事でより知識を深めていければなと思います。

 

CCNAの試験を受けてみようと思っている方々に、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

ソフトバンク アドベントカレンダー2025 3日目の記事にバトンを渡します。

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