関東信越から中国までのエリアでトラックによる輸配送業務を行っているトナミ運輸は、倉庫機能を持たせた物流センターの事業所も構えており、「輸送」と「倉庫」と「データ」の総合的な物流サービスをお客さまに提案しています。
「弊社は物流領域における輸送とその他流通加工、また、トラックだけでなく船舶や鉄道など、お客さまのあらゆるニーズに対応できる幅広いモードを持ちあわせているので、『物流に関しては何でも対応できます』というスタンスでお客さまの課題に向き合っております」(小西氏)
しかし、物流業界においては2024年問題やそれに伴うさまざまな課題が存在しており、人手不足やトラックドライバーの労働規制など、喫緊の対応策が必要とされていました。そこで同社は、目の前に立ちはだかる人手不足問題や労働時間の短縮といった課題に対し、まずは現場の従業員の声を拾い上げることから始めたと言います。
「5年ほど前に、業務改善をしていかなければとの想いで、現場で困っていることを全部洗い出すことにしました。現場の声をくまなく聞いてみると、システム化できそうなことが結構多いことに気づきました。そこで、システムの力を借りて業務の見える化や標準化、簡素化を進めることによって、人手不足解消や労働時間短縮化といった課題を解決していきたいと思いました。それが我が社のDXへの取り組みの契機になったと思っています」(小西氏)
現場の従業員にとっての課題を把握してデジタルで解決していく、それが社内の業務効率化や生産性向上につながり、さらにはお客さまへのサービス向上へとなり、企業品質の向上にもなると小西氏は語ります。
「システムの稼働やインフラの構築に必要となるサーバやネットワーク機器などは、これまでは自社で保有し運営してきたのですが、今後導入していくサービスについてはどうしてもインターネット経由で利用できるSaaSを活用していかなければならないと感じています。そのためにはセキュリティが盤石でないと、昨今多発しているランサムウェアを防げないのではないかと思いました」(小西氏)
セキュリティ対策の必要性を強く感じたという小西氏に、セキュリティレベルを高めるために実際にどのように情報を集めて対策を行ったのかを伺いました。
エンドポイントのログを収集し、侵入したマルウェアのサイバー攻撃の兆候をリアルタイムに検知するクラウド型のデータ解析プラットフォームでお客さまのデータを守ります。
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