アミューズメント施設の企画・運営業務などを行う株式会社タイトーは、資料の校閲や多言語取引、ゲーム機のデザイン作成に時間や労力とコストがかかるという課題を抱えていました。クラウド基盤である Microsoft Azure を導入し、Azure OpenAI Service などの生成AIサービスを構築しました。画像生成AIの活用では、ゲーム機筐体のパース絵作成にかかる時間を大幅に短縮し、コスト削減に成功しています。
「校閲や翻訳、アイデア出しといったファーストステップを、さらに広く浸透させていき、セカンドステップとして業務プロセスへの組み込みを強化していく考えです。当社業務の特色としてパソコンなどの電子機器を使わない、いわゆるフィジカルな業務が大半を占めるため、音声認識の実装を視野に入れて検討を進めていきたいです」
株式会社タイトー 経営企画部 担当者さま
株式会社タイトー(以下:タイトー)では、業務の中で発生する校閲作業や多言語での取引対応、さらにゲーム機のパース絵作成において、時間とコストの負担が課題となっていました。特にパース絵に関しては専門業者を経由する必要があり、1枚あたり1週間以上の工数と十数万円のコストが発生していました。このような業務課題を解決し、効率化とクリエイティブな成果の両立を図るため、生成AIの導入を決断しました。
生成AIの導入にあたり、ソフトバンクの提案が選ばれたのは、サービス検討時の事前説明がポイントだったといいます。これにより生成AIの具体的な活用イメージを持つことができ、今後のサポートにも期待ができると感じたそうです。また、ポータルが一本化されており、最適なソリューションを選定できる点も、導入の決め手となりました。
生成AIの導入により、業務効率は劇的に改善されました。校閲作業ではA4書類一枚につき15分もの時間が削減されたほか、多言語取引では英語や中国語での取引における工数が、メール1通あたり15分、企画書では2時間と大幅に削減されました。
また、画像生成AIの活用により、これまで1週間かかっていたパース絵の作成が1時間で100枚可能となり、コストも大幅に削減。これにより、高額なゲーム機の受注にもつながり、ビジネスチャンスの拡大に貢献しました。
AIの活用が従業員の満足度が向上しただけでなく、ゲームの背景やキャラクター作成など、クリエイティブな業務全体に大きな効果をもたらしています。
ビジネスの用途にあわせて柔軟にリソースを利用することができるMicrosoft Azure。さまざまなサービスも組み合わせることができるため、コストを節約しよりビジネスを向上させることができます。
本事例のサービスに関する導入へのご相談やお見積りなどについては、下記よりお気軽にお問い合わせください。
条件に該当するページがございません